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あびあと#02 「なつあそびDAYで見たかった遊び場」

「あびあと」では、あびら教育プランのスタッフが日々、安平町の子どもたちやまちの方々と活動する中で、考えていることや感じていることをありのままお伝えします。

「あびあと」前回投稿はこちら。



こんにちは。スタッフのれみれみです。
今年度引っ越してきたので初の北海道の冬の寒さに震えつつ(笑)、夏の終わりに開催した遊育イベント「なつあそびDAY」を振り返ってみます。

遊育とは?

「好きを見つける、好きを深める」を大切に、遊び場の運営やイベントの実施をしています。好きなものに気づけ好きを認められ、「ちょっとやってみたい」に挑戦していけるような場と時間を提供しています。


道路を使った遊び場

 「夏をまちごと楽しむ」をテーマに子どもから大人まで、夏らしい遊びを楽しむイベントでした。まち全体を巻き込み、地域の方々が一緒に遊ぶ場を作りたいという想いを込めて企画しました。

 イベント企画段階では、夏休み終わりのタイミングに、子どもから大人まで巻き込んで楽しめる何かをやりたいと思っていました。そのタイミングで、冒険遊び場作り協会さんからフォーラムへのお誘いを受け、「みち遊び」について学ぶ機会がありました。「安平町でもやってみたい!」と思い、企画を進めていきました。

イベントの実施にあたっては、地域の方々や、「みち遊び」を実施していた一般社団法人TOKYO PLAYさんに協力していただきながら、道路使用申請をし、遊育イベント初の歩行者天国を実現しました。当日スタート時は、道路を使って遊ぶという感覚に少し戸惑いもありましたが、終わる頃には自由に楽しめる空間になり、子どもから大人まで思い切り遊ぶ姿が見られました。地域の方々からも、「子どもたちが楽しんでいる声が聞こえて嬉しかった」「来年はぜひうちの駐車場も使ってほしい」という温かい声をいただき、まさにまちごと楽しんでいたなと思っています。


まちの人のやってみたいの場

 イベントで実施したコンテンツについて紹介します。わたしたちだけでなく、地域の方々にも協力していただきたくさんの遊びをできる環境になりました。

【水鉄砲大作戦】
 自然体験やアウトドアコンテンツを提供しているNorth OUTDOOR Connect野窓さんと一緒に、全員がびしょ濡れになるまで遊べる方法を考えました。どうしたら、全員が濡れにいけるか、どんなルールにするか、水風船など秘密兵器があったら面白いのではないか、と本気でバカになって遊びを考えられる大人たちがいる安平町、素敵だなと思いました。
子どもたちはずぶ濡れになりながら走り回っていて、大人もびしょ濡れに。終わる時には「もっとやりたい!」という声がたくさん聞こえていました。時間終了後も、水遊びしたいと、プールに水を張って遊んでいる子もいました。

【出張ぷれいば】
 遊育事業で毎週行っているぷれいばを外で実施しました。いろんな遊びがカオスに存在している遊び場になりました。
中でも盛り上がりを見せたのが「棒パン作り」と「スイカ割り」です。
棒パン作りは、おいわけ遊び場O!en隊の方の「やってみたい」から実施が決定しました。大好評だったため、9月のガンケ山イベントでも実施しました。
 スイカ割りは、保護者の方から「地域の八百屋さんに立派なスイカあったのでぜひ!」と持ってきてくださいました。程よい叩き棒がなく、お菓子作りの綿棒や木の棒で試したのですが、無事割ることができ美味しくいただけました。自分たちでルールを考え、学年ごとに回る回数を変えたり、案内も本当のことを言ったり嘘を言ってみたりと、それぞれが楽しめる方法をみんなでやっていました。八百屋さん・農家さんも子どもたちが楽しそうにしている様子をとても嬉しいとご感想をいただきました。

【線香花火大会】
 子どもだけでなく、大人もしっぽり遊べたらいいなと思っていたコンテンツです。私たちスタッフも保護者の方とゆっくりお話しする機会が少なかったので、お話しすることができ、素敵な時間を過ごさせていただきました。


「水鉄砲大戦争」で遊ぶ子どもと大人

見たかった遊び場

 今回、子どもたちだけでなく、保護者や地域の方々も関わり、それぞれが「遊び」に没頭していました。子どもが遊んでいる様子はもちろん、大人もキラキラ楽しんで、それをみた人も温かい気持ちになって、遊びを通じていろんな人が繋がれたイベントになりました。
 来年も、みんなで楽しめるイベントを実施できたらいいなと思っています。


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