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物心ついた頃から死にたいと思ってたがどうやら普通じゃないらしい話


体が辛い。

月経なので体が辛いのです。

どうも、イベントでは体調不良を起こしまくることで有名な阿部です。

そもそも体が現世に向いてない。

このまえニーチェを読んでたら体は一番理性的だと言っていてかくありなん、とも思いました。けどその意味を本当に理解できたかはわかりません。


今日は一日中寝てましたが、全身が痛いです。顔も腰も頭も痛い。

月経のせいでメンタルもやられまくりで、些細な昔のことを思い出しては死にたくなる。

ピルを飲み始めたのですが、何ヶ月かしないと効果は出ないので早く効果が出て欲しいです。


そんな私ですが、最近びっくりしたことがありました。

それは何を隠そう、

どうやら他の人は死にたいとあまり思っていない

らしいのです。


えー嘘やろ。

これにはまじでびっくりした。

心療内科はいつも予約がいっぱいでこれだけ周りも死にたい死にたい言ってる人が多いのになんでや?

死にたいと思うことがあまりにナチャラルな感情すぎて気づかなかったが、どうやら他の人はあまりそう思わないらしい。

しかしよくよく聞いてみると、死にたいと思うことは一過性のものが多く、またなんらかのストレッサーがあることが多い。


が、


私の場合はちょっと違う。


そもそも物心ついた時から死にたいと思うのが普通だった


し、

誰かに褒められたり、綺麗な花や空を見ても死にたいと思ったり

する。


この感情は私の中であまりに普通なこと、自然なことすぎて他の人もそうだと思っていたが、どうやら違うらしい。


というのも最近「希死念慮」という言葉を知り、ああわたしの感情はこれだ、と思ったのです。

が、

検索して出てくる事象としては、何かしらのストレッサーがあって死にたくなるパターンが多く、私のように昔からナチュラルにうっすら死にたい人は(たまにいるけど)あんまりいなかったのです。

もしかして私みたいな人は、この感情があまりにナチュラルすぎて、それが普通じゃないと思えてないのかも。

私もそうだったし。


私自身この感情は自分でも不思議だと思います。なぜそう思うのかは自分でもわかりません。


でも今日みたいに月経で辛い日はよりそう思うことが多いので、

やはりこれは精神の問題というより

体の異常、体の不調からくるもの

なのかなあって思います。


 私は小さい頃から何か物語を読むのが好きで、それ以外のこと、例えば食べるとか寝るとかが嫌いでした。

食べるとか寝るのが楽しいなんて、漫画だけの世界(ドラえもんとかの)の話だと思ってました。


今もそれほど好きじゃないですし、なんなら全部点滴で栄養を取れる体になれれば楽なのになあ、くらいに思ってます。


先日韓国作家であるハン•ガンの『菜食主義者』を読みました。

主人公はベジタリアンになり、木になりたいからといきなり病院で倒立したり、ブラジャーを着なくなったりして、挙げ句の果てには「なんで死んじゃダメなの?」って言い出すんですけど、なんとなく気持ちはわからんでもないなあ、と思いました。

でも、わたしはそこまで変じゃないし(たぶん)野菜好きだけど肉も好きです。

基本的に嫌いな食べ物はないですし、料理は嫌いですがお母さんの料理は世界一好きです。


というわけでマザコンかつ重度の実家スキーなので、

家族が健康で目の黒いうちは、わたしも死ぬつもりはありません。



私は小学校の時、ハリーポッターを読み終えたら別に死んでも構わないと思ってました。

実際に読み終わった後の虚しさ切なさ感動とかはもうそれこそ言葉にすらできなかったのですが、一種の諦めというか、また生きていかなきゃならんのだなあ、みたいな悟りがあったのを覚えています。

それからは何を糧に生きていたのかはわかりませんが、『戦争と平和』とか、とにかく長ったらしいのを読んでは、わざと大好きな物語が終わらないようにして生きていたような気がします。

というわけで『戦争と平和』と『失われた時を求めて』はまだ精読できてません。

今年中にできたらいいなとは思いますが。


とはいえそれらが読み終わっても死ぬつもりはありません。

私の大好きな漫画『キングダム』も『ジョジョ』も『ワンパンマン』もまだ終わる気配がないので(2020年7月1日時点)。

ワンパンマンのハリウッド映画が出て、新海誠監督も新作を出し、クッツェーが生きてるうちは、まだ死なないと思います。

クッツェーの新作を読めないで死ぬのだけは嫌ですね

(本当に2020年に生きれて良かったと思ってます)。



最近、実学ってなんだろう、と思います。

芸術ってなんだろう、って思います。

生きる上で芸術って必要ないのかな、って思ってた時期もあります。

でも少なくともわたしの場合、芸術は紛れもなく生きる意味みたいです。


とりあえずあの映画が始まるまで、あの漫画が終わるまで、あの作家が死ぬまでは私も死ねねえなあ、

そんなふうに思って一日一日、生きてます。


側から見たら鈍臭いし陰気だなあと思われるかもしれませんが、そういう風にして生きてる奴もいるよーってことを知ってくれたらなあと思います。


そういうわけで、全てのクリエイターさんは胸を張って生きてほしいです。

誰かの寿命を知らない所で伸ばしてるかもしれないので。



何が言いたいのかわからなくなってきました。

とにかくまだ書きたいこともあるし、読みたいものもあるし、死なないよって話です。


風呂に入ります。


明日もはなまる、元気になあ〜れ。












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