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【書評】持ち合わせていなかった思考法 『幸せなお金持ちになる すごいお金。 - 和田裕美』

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お金持ちになれない理由
和田裕美さんのビジネス書シリーズ第三弾は「お金」について。
冒頭に記載があるのですが、びっくり?することに、和田さんの必殺技・陽転思考ですら「お金持ちになる」という人の思考法としては解決できないぐらいお金に関わる捉え方は別にあり、とのこと。

私も本書を手にするぐらいですから、興味津津に読むわけですが、お金を持ちの思考とそうでない人の違いには明確かつ、ねじれているかのような差があるようです。
その差は何かというと「お金に対する不安」を抱えているかどうか。

禅問答のような問いになっては元も子もないのですが、不安を抱えながら、お金に関わる選択を取り続けていると、結果的にお金はいつまでたっても集まらないよというわけですね。

「メンタルブロック」という言葉に置き換えると、もう一段階腹落ちしやすいかもしれません。
「お金を欲しい」と思う一方で「本気で欲しくはない」というメンタルが心のどこかで働いていると、行動心理と行動選択に影響出ているはず。

また、「お金じゃないよね」という言葉は「死んでも言うな」と本書にあるくらいメンタルブロックにつながるパワーワードであるということを心に留め置く必要がありそうです。

天国貯金は信用貯金に近い思想?
今月は●円節約するぞ、とか今日はランチ代を●円節約した、というような思考方法もジリ貧思考=お金持ちにはならない手法になっているようです。

ほんの数百円の選択で思いとどまることで得た利益よりも、本来得られるはずであった体験と感動の機会損失、そしてその機会損失を招いた行動心理による損失の大きさを私達は理解する必要があるかもしれません。

堀江貴文さんも有り金はすべて使う、と仰っている通り、お金を使い続けることでワクワクの感覚を生み続け、新たな体験による感動や学びを得ることが大切であると本書でも説かれていると思います。

また、その体験の中にはすぐに金銭的なメリットにつながらないものもあります。
すぐにお金にならない=価値がない、ではありませんよね?
実態のお金としてフィードバックされなくとも、金銭対価に同等の価値を生み出す機会は間違いなくあります。

その機会を「お金じゃないから」といって受け入れるのではなく、「実態通貨と同等、いやそれ以上の価値がある」と捉えて行動出来る人は、さらなるワクワクやチャンスを得ることが出来るのではないでしょうか?

オンラインサロンのような信用経済のコミュニティに所属する身としては、そのような価値観もあると捉えております。

臨時収入に対する意識の差
お金持ちになる上で、敏感にアンテナを張り続けるポイントとして感じる点が「臨時収入」に対する感度です。
数百円だろうと、数千円だろうと、収入につながる機会があるということは軽視すべきではありません。

利益が発生しているということは、対価を支払っている人たちの中に付加価値を提供出来ている可能性が高いと言えるでしょう。

偶然なのか、再現性があることなのか?

いつどこにチャンスが眠っているか分かりませんので、臨時収入が発生したら、次の機会に向けて、内省とネクストアクションを考え、行動するPDCAが重要なんじゃないかと、私は捉えています。

付加価値を出し続ける
価値のないところにお金は発生しません。
価値がなければお金も紙切れ同様だと思います。

お金として転換した何かがあるとすれば、それは誰かにとって立派な「付加価値」として提供出来ているはずなので、提供出来た人は「自信」や「自尊心」につながるはず。

その感覚を再現し続けることで、本書のテーマに帰結するのではないか、という期待と仮説をもとに行動し続けるのみです。

『幸せなお金持ちになる すごいお金。 - 和田裕美』


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