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【書評】お前はもうブレている 『メモの魔力 - 前田裕二』

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メモを取ることは知的生産である。
名言です。
この一文を読むだけでも、本書を読む価値はあると言いたい。
普段私たちはどれほどメモるでしょうか。
デジタルデバイスが普及した世の中では、スマホでメモる人もいれば、ググっておしまいの人もいるでしょうし、PCで記録を取る人もいるやもしれません。
しかし、本書で伝えている内容は『記録』ではなく『知的生産』をする行為について述べているのです。まずここが最重要っす。

ペンを手に取り、手を動かそう。
デジタルデバイスを使って記録を取ることと、ノートにメモする違いは『知的生産』という行為において、大きな差が出ます。
まず、最初の違いは、手を使い書く行為そのものが脳機能に与える影響が大きいということです。
多くの論文や書籍で触れられている有名な話かと思いますが、手を使うことで脳に対する刺激が入る。
そして、【メモの魔力】に習う構造化したフォーマットに沿って書き連ねていくことで、”事実”を”抽象化”した表現に置き換え、新たな発想転換へ”転用”するというステップを踏むことで新たな気づきに結びつけることが出来るのです。

ブレてない?何がしたいの?
人生で一度は言われたことがあるかもしれません。
私はおそらく100回以上言われたことがあるでしょう(笑)
では、どうすれば良いのか?真摯に色んな人の意見を聞けば良いのか、はたまた意見を無視して自分の信じた道を進めば良いのか。
答えは、そんなもん知らん!です(爆)
結論、人それぞれ、人生色々、です。これが答えだ!なんて押し付けがましいことは無責任過ぎて言えません。
しかしながら、これだけは間違いなく言えます。
自分と向き合い続けているか?目をそらしていないか?
メモを取ることは生きることです。がむしゃらに生きるときだってあります。あれもこれもやりたいときだってあります。
にんげんだもの。
だけど、ノートに取り続けることで、どんなことがきっかけであなたの心に着火させるきっかけがあったのかを振り返ることが出来れば、今までの経験が点と点から線としてつながり、いつか面になって花開くと思いまっせ。

どんなに嫌でもまた明日は来る。
楽しいときがあれば、苦々しい日々も出てくるでしょう。
目を背けたくなる日々もあるでしょう。
やけ酒したくなったり、暴飲暴食が止まらなかったり、ともだちに愚痴りたくなったり、とにかくストレス発散したいというときもあるでしょう。
でも一番いい解決方法があります。メモを取ってください。
メンタリストDaiGoさんが言ってました。
ノートを取ることで気持ちを落ち着ける作用があります。客観的に振り返ることが出来るようになります。
そして、本書にある通り、自分と向き合うことで新たな行動に結びつくきっかけが生まれるチャンスが出来ます。
なにより振返ることが出来るので、じぶん日記的な感じでも役立てることが出来るのです。

さぁ、メモの魔力にハマりましょう。

『メモの魔力 - 前田裕二』



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