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ハードワークの大切さ
うまくなりたいと考えるならばハードワークをまずしよう
U15クラブチームを指導している中で、練習や試合でハードワークすることを求めています。
ハードワークとは、ただしんどいことをすることやただ一生懸命頑張るということではありません。
バスケをする上で上手くなりたい、勝ちたいと本気で考えているのであれば、
努力することは当たり前で、人と同じことをやっていても突き抜けることは出来ません。
その人に合った練習方法があり、自分に合った武器があります。
日々の練習の中で、自分は何が良いのか、自分の武器を活かすには、どうすればもっと上手くなるのか、ということを真剣に考えることが必要です。
自分で考えて行動することができるかどうかです。
要は、マインドセットとして「ハードワーク」が必要です。
またプレー中のハードワークとは、ウイングであればコーナーまでスプリントして走ること、DF時にコミュニケーションをとりながらプレッシャーをかけたり相手のしたいことを簡単にさせないようにしたり、ボックスアウトで相手が取りに行くのをやめるくらいガチッとヒットしたりすることです。
例えば、チームのスタイルがDFに重きを置いているとします。
勝つためには、シュートが入っても入らなくてもDFに集中してやり続けること、
DFから良い流れを作ってトランジションでイージーシュートのチャンスを作り出すこと、という目標を立てます。
目標達成のためにベンチもプレイヤーも全員が達成するために全力で取り組むことがまさにハードワークということです。
何に取り組むかは、各チームの戦略や戦術によって変わります。
そのチームのルールやシステムに沿って完全に遂行することです。
チームのために完全に遂行する中で、個人が活きるにはどうすれば良いかを自分で真剣に考えて、自分の持ち味を出し、プレータイムを勝ち取っていくのです。
今回のジュニアウインターというU15の全国大会で勝ったチームは、ほぼ例外なくハードワークしているチームばかりでした。
また、個人としてみても自主練を積極的に行ったり、県外のスキルコーチの元へ個人指導を受けにいったり、スキルキャンプに参加して刺激を受けたりしている選手もいます。
一方で、練習を70%くらいの力で参加している選手が多いのも事実です。
バスケはそこそこで楽しくやりたい、別に勝たなくて良いから何かスポーツしたいというのであれば、ハードワークする必要はありません。
しかしながら、目標が全国大会に出て勝ちたい、上手くなって高校に推薦で行きたいと掲げているチームや選手であれば、ハードワークすることは当たり前なことです。
ですが、「自主練習をしない」「言われたことだけをやっていて自分の頭で考えていない」「練習を100%で取り組まない」と目標に対して相応の努力が出来ていない選手が大半です。
上手くなりたいと口で言うのは簡単ですが、行動に移して継続し続けることが難しいです。
全ての選択はつまるところ「自分」です。
誰かがあなたを上手くしてくれる訳ではありません。
誰かが導いてくれるわけではありません。
指導者は、キッカケを作ることやその頑張りを発揮する環境を作ることはできます。
また指導者のみならず、いろんな方からのアドバイスをもらって正しい答えを導き出すのではなく、沢山のやり方や考え方があり、それを自分で取捨選択して試してみて、改善していくことが選手に必要なことです。
あなたが選択したことが、最終的に結果となって返ってきます。
その過程に真剣に取り組むこともハードワークするということです。
ハードワークできる選手が増え、エネルギーいっぱいの燃えている選手が多いチームは、強くなることでしょう。
そういった選手は目が輝いていて、良い表情をしています。
本当の「楽しい」「夢中になる」ことができているのです。
今一度、自分の取り組みを見直してみませんか?
あなたの未来につながるキッカケになれば幸いです。
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