それはきっとこんなことから始まった
私が彼に不穏を感じ始めたのはこんなことだった。
彼が最初に家に招待してくれた時。
彼は小さな花瓶にきれいな花を用意してくれた。
なんでも花瓶を花屋さんにもっていって
「どんなお花が良いですか?」と聞いたのだそうだ。
わぁ。なんて優しい人なんだろうと。
感激して。
私は嬉しくてその花の写真を収めて
しばらく自宅パソコンの壁紙にしていた。
彼と付き合いが2か月くらいたったころだろうか。
私はパソコンを開くとその写真が目に付くたびに
何とも言えない気持ちになっていったのだ。
毎回毎回・・
なんでだろうと思って
思い切って私はその写真を差し替えた。
すると何事もなかったかのようにほっとしたのだ。
今にして思えば。
彼と付き合ってそうだな。2か月?位したとき。
彼と洗車場に行って車を洗っていた時に
私の立ち位置が邪魔だったようで
彼が大きな声で
「出来ないんだったらそこにいないで!」といって
怒ったのだ。
わたしはびっくりして、ついでに思い切り不貞腐れた。
これが最初の事件だったと思う。
私は、男の人に怒られたことがなかった。
父親にさえもだ。
不貞腐れた私を見て彼は
その態度が気に食わないと怒り出した。
私は言い返す。
「そんな大きな声で言われたら
不機嫌にもなるよ」とすると
「いやあれは自分に対しての怒りで
君に対してではない。けど
君はものすごい怖い顔で不貞腐れてた」
完全に論点がずれていた・・
そんなことがあってから・・
例の彼が不倫をしてた時の話になって
その小料理屋の店に通い続けるつもりだ事件があったのだ。
これがまぁ致命傷だと思っている。
この話を聞いたときに
大企業の役職に就いてるのに
案外馬鹿なんだなと思った。
もしかして、人の気持ちがわからないとか?
と思ったが
その通りであった。
そして、寝ている際に私の顔に
スマホを落とした時も大丈夫?痛い?の
1分くらいでまた動画を見だした。
もう怪我をさせたところで
何も感じない時点で完全に私は彼のターゲットになり下がったんだと思う。
1週間くらいして
「まだ痛いんだよ」と言ったら
あれだけ謝ったのにまだいうのか?と言われる始末であった。
質の悪い人に引っかかったなと思った。
私はこのNOTEでDVやモラハラの被害にあった人の
ブログを読んでいる。
そして最近、DVというのは単に暴力をふるう人のことではなく
言葉だけで精神的に相手を支配する人のことも含まれると知った。
そして、加害者である側は全く自分が正しくて
相手が間違ってるので正してあげているのだと
信じて疑わないのだという。
そして、解決法は
逃げるか
戦うか・・
なのだ。
戦うといっても喧嘩するのではなく
このDV気質というのはある種
病気ではないのだけど
本人がその気にさえなれば
向かい合うことで改善できるのだという。
そのためには本人が自覚しなければならないのだ。
猫の首に鈴をつけなければならないのだ。
私はこのブログに
つらつらと書いている時点でもう
彼に対する信用もないし
愛情もなくなってきているのだろうと思う。
しかしせっかく出会ったのだから
可能であれば改善してほしいと思う気持ちもある。
もちろん、加害者、被害者という立場において
私にも原因があるのであろうと思う。
彼がターゲットにしやすい私を選んだのだから。
彼が電話をしないと宣告してから
かろうじてラインでは連絡しているが
(私からは連絡しないが)
お母さんが病気になったとかで家に戻っている。
どちらにしても
私は彼の家を訪れるつもりはない。
彼の家にある荷物。
家の鍵を返さないといけないなと思う。
この間ドライブしてた時に
「もうすぐ一年になるね」と話したら彼が
「よく持ったな」と言っていた。
それは、もう終わることがわかっていて言ったのか
単にそう言ったのかわからないけれど
私は前者でないかと思う。