育休と有給で3ヶ月休み、シフト制育児を実践した話

2024年10月に子供が産まれまして、12月末までお休みをいただいています。夫の立場として、シフト制育児に挑戦したのですが、その様子などをシェアします。

妊娠がわかってから

市販の検査薬で確認し、一定期間後に産婦人科を受診。妊娠がわかりました。一定期間を空けないと病院での妊娠判断はできません。

妊娠判断をした病院とは長い付き合いになることから、どこの病院に行くかはよく考えたほうが良いようです。私たちは、無痛分娩に対応している自宅近くの病院を選びました。

病院への付き添いはコロナ対策の一環で出産までできませんでした。最初の頃は半休を取得し、病院のエントランスまで付き添い、近くのファーストフード店で待機していました。

妻のリクエストでトツキトオカというアプリをインストールしました。妊娠何日目かや赤ちゃんの状態、お母さんの状態がわかるアプリです。赤ちゃんの臓器がだいたいできてきたんだなーとか、つわりがはじまる時期であることを教えてくれます。出産後も生後何日かやその時期の特徴を教えてくれます。

私は料理が好きなので、つわり中でも妻に食べられそうなものを聞きつつ、少量で様々なものを作るようにしていました。いちごをよく食べていました。

さっぱりしたものをということだったので、そうめんやうどんを茹でて醤油を垂らしたものを出したりしました。ざる蕎麦を作った時はそばつゆの出汁の香りがダメであまり食べられませんでした。

妻と市町村が開催するファミリー学級に参加しました。自治体によっては両親学級、母親学級など言い方に違いがあるようです。これから親になる方に向けて、妊娠期間や出産後のあれこれについて教えてくれたり、参加者同士でディスカッションする場です。

里帰り出産にするのか、自宅周辺で産むのか

妻の希望で自宅近くの病院で出産にすることにしました。自宅と実家の行き帰りが大変なのが理由です。また、お義母さんが2週間手伝いに来てくれることになりました。

父親に育児参加して欲しいために自宅周辺の病院で出産することもあるようです。私は能天気に考えていましたが、妻からすると私がどの程度、育児に関わってくれるのかが不安だったそうです。

出産の準備

赤ちゃんを家に迎え入れるためには、様々な準備が必要です。YouTubeを見るなどしてイメージを膨らませました。

特に役に立ったのが、アカチャンホンポの店頭に置いてある買い物チェックリストです。必ず必要なもの、あったらいいものがわかりやすく書いてあります。バースディや西松屋など赤ちゃん用品を扱っているお店であれば、配っています。なんだかんだで紙が便利でした。

時期が来ないと必要か判断できない物があります。母乳関連のもの、帝王切開時に必要になるものなどです。紙に不要な理由やいつ頃必要になるかなどをメモしました。

妊娠を会社に伝えてから、同僚にやっておいたほうが良いことなどを聞き回りました。特にありがたかったアドバイスを紹介します。

出産直後にかける言葉は「産んでくれてありがとう」

余計なことを言わないように気をつけました。

出産は大変なのだから、何かプレゼントをする

お金を出すぐらいしかできないよ!とのアドバイスをもらい、プレゼントすることにしました。安定期の間に、一緒にTiffanyに行き、ピアスを購入しました。店員さんの接客が素晴らしく、何かあったらまたTiffanyに行くと思います。

一緒に起きているのが無駄に感じたので、シフト制にした

シフト制で育児をしている話を教えてもらいました。その時は流してしまったのですが、実際どのようにするのだろう。と疑問に思っていたところ、シフト制育児のコミックエッセイを見つけました。

夫婦での2オペを8時間。夫のワンオペを8時間。妻のワンオペを8時間で回すという内容です。夫がワンオペをしている時は妻の睡眠時間になります。新生児の育児は3時間おきにミルクをあげなければなりません。まとまった睡眠を取るのが難しいわけですが、シフト制にすれば8時間睡眠が可能というわけです。

育休を取得する期間について

産後パパ育休制度を使い、20営業日の休みを取ることにしました。勤務先では20営業日までは100%の給与支給をしてくれます(ありがたい!)
有給が30日以上あること、勤務先は年末の休みが早いことから妻の退院日から年内まで休み、年明け復帰することにしました。
12月上旬に子が9時間ほど寝てくれるようになったので、約3ヶ月のお休みはちょうどよかったかなと思っています。

休みに入る前に普段行っている業務を書き出し、手順化したり、思考を書き起こし引き継ぎをお願いしました。

出産直前の準備

逆子のため帝王切開による出産になりました。よっぽどなことが起きない限りは日程が変わらない予定日が決まりました。妻は予定日の前日に入院し、私は1人家に残ることになります。

妻が入院してからより具体的な赤ちゃんを迎えいれるイメージを膨らませることにしました。例えば、おむつ替えは部屋のどこで行うのか、おむつはどこに置くのか。といった形です。

妻がInstagramでIKEAの移動式ラックによく使うベビー用品をまとめる使い方を見たとのことで真似することにしたのですが、ラック中のカゴを100均に買いにいったり、リビングのソファーの位置を移動させました。

子育て世代のYouTubeやSNSを見たり、子育て漫画を読みました。

産まれた直後にやったこと

出産日当日は指定の時間に病院に向かい、待機しました。産まれた直後の様子はビデオで記録しました。帝王切開ではお腹を切るため、7日程度の入院になります。入院中、私は働いていましたが、業後に妻と子に会いに行っていきました。事前にYouTubeを見てから、おむつ替えやミルクの作り方、あげ方を実践を通じて学習しました。

退院し病院から家への移動は、キッズタクシーを利用しました。8000円ほどしましたが、赤ちゃんの扱いに慣れた運転士さんが来てくれ、新生児用のチャイドシートに乗せてくれます。

シフト制の詳細

バージョン1

試行錯誤していたのですが、概ねこんな形になりました。妻からお義母さんにシフト制のことを説明してもらい、シフトに入ってもらいました。

  • 10:00〜18:00 2オペ(私と妻が起きている時間)

    • 15:00 私のお風呂

    • 15:30 妻のお風呂

    • 16:00 赤ちゃんのお風呂

    • 16:30 赤ちゃん就寝

    • 16:30 夕ご飯

    • 17:30 お義母さんのお風呂

  • 18:00〜2:00 夫(私)ワンオペ

  • 2:00〜10:00 妻ワンオペ ※お義母さんがいる期間は2オペ

生後2週間までは赤ちゃんがよく寝てくれたため、楽でした。3時間おきにミルクをあげないといけないのは大変なのですが、泣くこともなくすぐに寝てくれる点が助かっていました。私は最初、育児が簡単だと思っていましたが、現実は甘くありませんでした。

3週目にかかると、寝かしつけが必要になってきました。「魔の3週目」という言葉がありますが、お腹が張っているのか苦しいようでした。よく泣き夜も寝てくれず、家族みんなで大変でした。育児はまるで毎日、正解があったりなかったりするパズルを解くようなものだと感じました。

生後1ヶ月もすぎると日中は抱っこしていないと中々寝てくれないことが増え、家でも抱っこ紐をつけることが多くなりました。お腹が苦しい期間は3〜4週間程度で終わりました。

生後1.5ヶ月がたった頃、母のアドバイスで夜はミルクを飲んでゲップを出したらベットにおいてしまい、お腹を優しくさすってあげると良いとのアドバイスをもらいました。このアドバイスは的中し、夜の寝かしつけが楽になりました。

バージョン2

18:00〜01:00頃までは安定して寝てくれるようになったので、家族3人で寝る時間を作りました。

  • 8:00〜19:00 2オペ

    • 15:30 私のお風呂

    • 16:00 妻のお風呂

    • 16:30 夫婦でご飯

    • 18:00 赤ちゃんのお風呂

    • 18:30 赤ちゃん就寝

  • 19:00 家族で就寝

  • 1:00 私起床

  • 3:00 妻起床、私就寝

  • 8:00 私起床

現行バージョン

生後2ヶ月と1週間程で、赤ちゃんが9時間ほど寝てくれるようになりました。長い時間家族3人で寝られるようになりました。

  • 8:30〜21:00 2オペ

    • 19:00 子と私のお風呂

    • 19:40 妻のお風呂

    • 20:00 子の就寝

    • 21:00 妻は子と同じ部屋で就寝。私は別室

  • 4:00〜5:30ぐらいの間

    • 子の泣き声と共に妻起床

    • ミルクをあげたのち、私と入れ替わりで私の部屋で寝る

  • 5:00〜6:30 私起床

    • 子を寝かしつけたのち、子と同じ部屋で二度寝

    • 頭を撫でてあげると10分〜15分程度で寝てくれる

  • 7:00〜7:30 子と共に私起床

    • 隙を見て、洗顔/着替え/ゴミ捨て/朝ごはん

  • 8:30 妻起床

生後2ヶ月頃から、目で私を追ってくるようになりました。また、絵本の読み聞かせをすると嬉しそうにしてくれ、心がほっこりしました。

やってよかったこと

シフト制

お互いの睡眠時間を確保できることと、ワンオペ時間をこなすことで、相手のやって欲しいことや大変なことがわかる点がよかったです。例えば、妻がミルクをあげようとしていたら、ミルクをあげる前のおむつ替えは自分でやったり、ミルクをあげる際に使うガーゼを用意しておくなどしています。

子供の動画をたくさん撮っておく

動画を撮り、mac標準のiMovieで簡単に編集しYouTubeに妻や両親にのみ公開しています。

知っておきたかったこと/やっておけばよかったこと

シフト制においてお互いの担当時間の様子をシェアする

産まれたばかりの赤ちゃんは3時間おきにミルクを飲み、オムツを変えます。だんだんと赤ちゃんの中でリズムができ、よく寝てくれる時間帯やよく泣く時間帯ができます。

参考にしたコミックエッセイの場合は、18:00からのシフトが夕泣きにあたり大変だったようですが、我が家では04:00頃から赤ちゃんが騒ぎ出し大変でした。

パートナーのワンオペの時間帯の様子を知ることで、シフトを組み替えたり、シフトに関係なく手助けをすることができます。もう少しお互いのシフトの様子をシェアできているとよかったです。

ミルク缶に記載の量はあくまで目安

ミルク缶には月齢と目安のミルク量が記載されており、記載の通りにあげていたのですが、我が子には多すぎたようです。

1ヶ月健診で教えてもらいましたが、体重が順調に増えていることが大事とのことです。赤ちゃんは満腹中枢が育っておらず、与えられたミルクを飲んでしまいます。吐き戻しが多かったり、ブヒブヒ泣いている場合は、体重の増加量を見つつ、ミルクの頻度や量を調整します。

両親が来たら動画を撮っておく

最低限の動画は撮っておいたのですが、すべての様子を記録しておいてもよかったかなと思います。子供が大きくなったら若い時のおじいちゃん、おばあちゃんはこんな人だったよと教えてあげたいです。

おまけ:特に購入/使って良かったもの

CuboAi スマートベビーモニター

見守りカメラです。ベビーベットにセットし、スマートフォンやipadで赤ちゃんの状況を見れます。温湿度計の役割もあります。特に0ヶ月〜1ヶ月の期間は必須でした。


哺乳びんスチーム除菌・乾燥器 POCHItto(ポチット)

哺乳瓶は消毒が必要なのですが、簡単に消毒と乾燥できる製品です。1日に8回など何度も対応が必要でして、乾燥までやってくれるポチットは最高です。

エルゴポーチ

赤ちゃんが手足を動かしてしまうモロー反射で、寝ていても起きてしまうことが多発しました。おくるみでモロー反射を抑えようとしたのですが、巻き方が悪いのか、動きが激しいのかおくるみが取れてしまうことが多かったです。エルゴポーチはジッパーのついた寝袋のようなものでして、ポーチに入るとよく寝てくれました。

おしゃぶり

おしゃぶりはマストアイテムではありませんが、どうしても泣き止まない時に使っています。我が子の場合は、あまり依存せずにうまく向き合えているようです。

みてね(スマホアプリ) ※無料で利用可能

親族に子の写真をシェアするために使っています。mixiが運営しているので、安心して使っています。

ぴよログ(スマホアプリ) ※無料で利用可能

子が何時におしっこをした。何時にミルクを何ミリ飲んだなどを記録します。

最後に

これからシフト制育児に挑戦する方には、ぜひ参考にしてほしいです。皆で頑張りましょう!

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