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整理できない自分の心をととのえる②
心をととのえるということ
心を整える方法は人それぞれ違うものだ。しかし、共通して大切なのは、自分の心にきちんと向き合うことだ。まずは、自分の感情を把握し、それを認識することが第一歩となるのではないだろうか。今、自分がどんな感情を抱いているのか、また、それはどこから生まれてきたのか。こうした問いを通じて心情を理解することで、心を整理するための出発点が見えてくるだろう。
感情を把握できたら、次に自分なりの表現手段を見つけることが効果的だ。日記やメモに感情を書き出すのも良いし、音楽や芸術を通じて自分を表現するのも効果的だ。運動で発散する人もいる。これらの表現手段は、心のモヤモヤを外に出して整理するための有効なツールとなる。
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私自身、かつては走ることで心のバランスを取っていた。泳ぐこともあった。最近はサウナに入ることが大きな心の支えとなっている。さらに言えば、このnoteを書くことも私の自己表現のひとつだ。
リラクゼーションや自己ケアも、心を整えるためには欠かせない。深呼吸や瞑想、ヨガといった方法は、心と体のバランスを整える効果があると言われている。例えば、マインドフルネス瞑想は心理的な健康やストレス軽減に役立つとされている。瞑想は「注意のコントロール」「身体感覚への気づき」「感情の調整」「自己認識の変化」といった要素を通じて心の柔軟性を高めるそうだ¹。これによりストレスや不安が和らぎ、心が穏やかになる。実際、脳の神経可塑性(脳梗塞や脳出血などの損傷後に機能を回復する現象)に変化をもたらすことが、脳画像研究でも示唆されているという。これらの効果が相乗的に働き、自己をより良くコントロールできるようになるのだ。
私もサウナの中で目を閉じ、よく瞑想をする。そういったこともあり、可能であればサウナ室にはテレビが無い方が好きだ。静かに自分の内側に耳を傾け、向き合いたいのだ。
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ただ、一人で心を整えるのが難しいと感じることもあるだろう。そんな時は、専門家の助けを借りるのも一つの方法である。カウンセラーや心理療法士の先生方は、心の整理を手助けし、自己理解を深めるための技術を提供してくれる。ちなみに、私の親友である精神科医、kagshun先生のvoicyやnoteは、そうした心のケアについて多くの示唆を与えてくれるので、個人的にぜひおすすめしたい。
心の整理は、ただ一度やれば終わりというものではない。自分に素直になり、日々小さな一歩を積み重ねることで、少しずつ少しずつ変わっていくものだ。その積み重ねは、時に大変に感じることもある。自分の心を整えることは、自分だけではなく、家族にとっても幸せの一歩になるだろう。その小さな一歩が、「未来の自分と家族を大きく変えていくはずだ」と信じて、いま私は過ごしている。
参考文献
Hölzel BK., et al. How Does Mindfulness Meditation Work? Proposing Mechanisms of Action From a Conceptual and Neural Perspective. Perspect Psychol Sci. 2011; 6(6): 537-559.
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