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術後2週間

お腹でスクスク育った大きな子宮筋腫。
子宮全摘手術を受けるまでと、その後の日々の徒然を記録しています。

~第25話~ 

明日で手術してから2週間が経つ。
今の様子を記録しておきたい。

お腹の傷

お腹の傷の痛みは、もうだいぶ良い。

体をねじったりも、以前と同じにまではまだまだだが、だいぶできるようになってきた。

背筋をピンと完全に伸ばすのはまだ不安。
お腹を庇って、何となく背中が曲がりがち。
なにげに腰に負担がかかっていると思うので、意識して、なるべく背中をそ~っと伸ばしてみたりしてる。

寝ていて姿勢を変える時や、横向きになるのは、お腹が張る感じがして、しづらい。

傷自体はもうくっついているように思える。
傷を指でなぞると、カサブタなのか、ちょっと固くてざらつく部分もある。

実は、傷跡をきれいにするケアテープを貼りたくて、もう買って使えるように準備してある。
でもそのテープの使用開始は傷がしっかりくっついて、滲出液等なくなってから、とメーカー記載がある。しかし、なるべく早めに使い始めた方が良くて、早ければ早いほどきれいになる、ともあり…
いつから貼ろうか、これは結構悩みどころ。
悩んだ結果、私は、退院後の初受診で問題なかったら、その後から貼ろうと決めた。

傷は全体的にきれいなのだが、下の方のお腹が出っ張る辺りは皮膚がつれるのか、少しだけ「縫った感」がある。
でも娘に見せたら
「ぬいぐるみみたいで可愛い」
と言われたので、まぁ良いか。

お腹の中のこと

お腹の中は大変だ。
あんな大きな存在が突然消えたわけで、お腹の中では今、居場所争いが起こっているのを感じる。
腸がどこにどう居たら落ち着くのか、試行錯誤してる感が伝わってくる。
特に食後にそれが顕著で、食後は腸が激しく動き、つらいと感じることが多い。

術後は腸閉塞が怖いから、便秘をしないように!と言われているが、便秘どころか、食べたらお腹が痛くなり、すぐ出てしまう感じ。
しかし、腸が激しく動きすぎて、ねじれて腸捻転等起こさないかは心配だ。自分ではどうしようもないが…。

また、その腸が、中で縫った膣の先端に触れるのか、その辺りが痛いと感じることも多い。これはお腹の表面の傷が痛い時には気づかなかった。鎮痛剤を定時で継続して飲んでいたせいだろう。
生理痛のような痛みだけれど、それとも少し違う。
お腹の傷のために鎮痛剤を飲むことはなくなったが、そのお腹の中の縫った部分の痛みのせいで、鎮痛剤はまだ1日1回くらい飲んでいる。

体型

今まで大きな子宮で、逆に支えられていたのかもしれない胃やその周辺が、全部すと~んと下に落ちてしまったらしい。
胃の辺りはペチャンコでほっそりしたのだが、下腹はポコーンと出ている。
まるで餓鬼のようだ。
ずっと起き上がっていると、内臓の重さが全部股間にかかってしまうのか?
股間が痛くなってくる。
なので、股間が痛くなると、すぐ横になるようにしている。

腹筋も切ってしまっているからか?
お腹に力が入らず、そのポコーンを凹ますこともできない。
内容量的には摘出したものの分は減ったはずなのだが、お腹のポコーンが目立つから、かえって太ったようにも見える。
まぁそのうち落ち着くのだろうなと思うことにする。
傷跡ケアテープを貼って、傷の擦れや伸びを防げるようになったら、徐々に腹筋も修復すべく、鍛え直そう。
今はまだできない。

生活のこと

家庭内の日常生活はほぼできるようになってきた。
料理も退院翌日から少しはできた。
体力は落ちていて、手術での出血後の回復もまだだと思うので、すぐ疲れてしまう。
休みながら、かなり手抜きしながら、ゆるゆると家事をしている状態。

車に乗るのはまだやめている。
退院時に車に乗ったら、道の微妙な凸凹で揺れて、お腹の中の方に響いて痛かったからだ。
でも、そろそろ大丈夫か?
今週後半あたりにまた乗せてもらって試してみたい。
運転はまだしないように担当医から言われている。退院後の外来診察時にOKがもらえたら、なのだろう。

退院後の1週間くらいは家の中で過ごすように言われている。
その後、家の周りの散歩などを、とのことなので、明日以降、近所の散歩から徐々に外に出てみたい。

お風呂

シャワーは浴びられるけれど、入浴はまだできない。
これも退院後の外来診察時にOKが出てから、とのこと。
この点は産後と似てる、と思う。
今は冬だから、シャワーだけだと寒いな、と思う日もあるけれど、足湯をしてみたり…で乗り切りたい。

体重

体重は入院前と比べると3kg減った。
あれだけ大きな臓器を摘出し、出血もし、入院生活で筋肉量も落ちたのだから、そのくらいは減るのだろう。

精神面

気持ちの面ではとても落ち着いている。
婦人科系の手術、特に子宮摘出後は喪失感から精神が不安定になることもあるとのことだが、今のところ大丈夫そうだ。

卵巣が残っているので、ホルモンは引き続き出せているため、ホルモンバランスの乱れによる精神的な影響は少なくて済んでいると思う。

また、子供の頃から、いつかはこうなるかもしれないと、何となく考えて生きてきたから、なるようになった、やっとその時が来た、という安心感すらある。
これは前例を見せてくれた母に感謝。

あとは、このように、書いてあれこれ発散できていることが大きいのかもしれない。
しかも自分だけのメモではなく、誰かが読む、という適度な緊張感。
ある程度読みやすく書こうと頭で考えをまとめたり、それを表現する言葉を考えたり…
それら全てが気持ちの安定に役立っていると感じている。

まだもうしばらく続く自宅療養。
このあとも経過等、記録していきたい。