コロナが迫る企業の変革
新型コロナウイルスの感染拡大は、企業に経営理念の変革を迫っている。これまでの株主を最重視する経営から、従業員や社会への貢献を重視する経営への転換である。
「米航空大手のデルタ航空は、手元の現預金が約1カ月半で干上がってしまうほどの苦境に耐えかね、14日に54億ドルの政府支援の受け入れを決めた。アメリカン航空とユナイテッド航空もそれぞれ58億ドルと50億ドルの支援を求め、米政府が航空業界のために用意した250億ドルは瞬く間に使い切られようとしている」(日本経済新聞4月29日