『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』 セミファイナル 第1試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku戦について
1. はじめに
『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』teamレジャーランド所属 アドバイザー べあーです。
今シーズンも、レジャーランド各試合の戦略についてnoteを公開していきます。
今回の記事では、本日10/12(水)に配信された「セミファイナル 第1試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku戦」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。
配信直後に本記事は公開しているので、関連選手のツイートなどは適宜 追記していきます。
<注目ポイント>
『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』公式サイトより引用
2. 対戦テーマについて
クォーターファイナルからは対戦テーマは抽選ではなく、対戦チーム間で交互に選ぶPICK形式となっています。(レギュラーステージ上位チームが先行)
そのため、先鋒戦~大将戦のテーマをどうしていくか戦略的にかなり重要です。
又、クォーターファイナルとセミファイナルの日程はほとんど空いていないため、この対戦テーマ決めは「クォーターファイナルの結果が出る前」に実施しています。
分かりやすく書くと、レギュラーステージ終了後に、クォーターファイナルでGAME PANICとSUPERNOVA Tohokuそれぞれが勝利した場合を想定して、「レジャーランド VS GAME PANIC」「レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku」の対戦テーマ決めを実施しています。
そのため、レジャーランドもセミファイナルに進出しているものの、「GAME PANIC」と「SUPERNOVA Tohoku」どちらが勝利しても対応できるように試合に向けて準備していました。
セミファイナルはレジャーランド VS SUPERNOVA Tohokuで実施しましたが、この記事では「レジャーランド VS GAME PANIC」の対戦テーマ決めの戦略についても書いていきます。
3.1 対戦テーマ決めの戦略(VS GAME PANIC戦)
<レジャーランドの選出について>
セミファイナルは5試合で1人の選手が2回出場となります。
GAME PANIC戦については、エースである1-PIN選手を2回出すことにしました。
同じ選手は連続で出場できないこと、中堅戦以降が獲得ポイントの比重が大きいため、中堅戦と大将戦を1-PIN選手・副将戦はDINASO選手とする方針でした。
先鋒戦と次鋒戦についてはテーマによってU76NER選手か、G*選手どちらかにするか決める予定でした。
纏めると、以下の選手選出のつもりでテーマ決め会に臨みました。
<GAME PANICの選出予想について>
MIKAMO選手か、PEACE選手のどちらかが2回出場で、大将戦に1-PIN選手を出場することを考えるとMIKAMO選手を2回出場させる可能性が高いと考えていました。
テーマにもよるが、以下の選出を想定していました。
<他に考えていた選出パターン>
・PEACE選手が中堅戦と大将戦、MIKAMO選手が副将戦に出るパターン
・次鋒戦と副将戦にPEACE選手が2回、中堅戦にMIKAMO選手が出るパターン
又、クォーターファイナルで「GAME PANIC」と「SUPERNOVA Tohoku」はどちらもEXストラテジーカードを使用すると考えており、レジャーランドは大将戦か副将戦にEXストラテジーカードを使用するつもりでした。
<テーマ決めについて>
まず結果から書くと、以下の順番で決まりました。
1:レジャーランド 中堅戦 NOTES
2:GAME PANIC 副将戦 SOF-LAN
3:レジャーランド 先鋒戦 SCRATCH
4:GAME PANIC 次鋒戦 PEAK
5:大将戦は残った2テーマ
レジャーランドが中堅戦NOTESを真っ先に狙った理由は、中堅戦に出る1-PIN選手がMIKAMO選手・PEACE選手どちらが中堅戦に出てきても一番勝てる可能性があるテーマだからです。
又、「1:レジャーランド 中堅戦 NOTES」を選んだ後に、GAME PANICが何を選ぶかは2パターン想定していました。(大将戦は2つテーマが決められるため優先度は低く、基本的には獲得ポイントの比重が多い副将戦を選ぶ想定です。)
■GAME PANIC 選択肢1:副将 SCRATCH
理由:PEACE選手の絶対的な武器曲である「IDC feat.REVERBEE (Mo'Cuts Ver)」があるため
こうなった場合、レジャーランドは次に 次鋒戦 SOF-LANを取る予定でした。次鋒戦 SOF-LANでU76NER選手を出場させることで、自選曲を確実にとること、次鋒戦と副将戦にPEACE選手を出させるのを防ぐことが目的です。
この後はGAME PANICが先鋒戦を残りのテーマから選んで、大将は残りで終了を想定
■GAME PANIC 選択肢2:副将 SOF-LAN
理由:PEACE選手の絶対的な武器曲であるnostosがあるため
こうなった場合、レジャーランドは次に 先鋒戦 SCRATCHを取る予定でした。先鋒戦にU76NER選手が得意なテーマを持ってくることで、2タテを狙うことが目的です。
この後はGAME PANICが次鋒戦を残りのテーマから選んで、大将は残りで終了を想定
結果として「選択肢2」となり、以下の通り決まっていきました。
1:レジャーランド 中堅戦 NOTES
2:GAME PANIC 副将戦 SOF-LAN
3:レジャーランド 先鋒戦 SCRATCH
4:GAME PANIC 次鋒戦 PEAK
5:大将戦は残った2テーマ
副将戦がSOF-LANになったことで、「PEACE選手が副将戦、MIKAMO選手が中堅戦と大将戦に2回出場の選出パターンで間違いない」と思い、レギュラーステージの出場している試合の傾向から以下のオーダーを予想し、実際にその通りとなりました。
セミファイナルは引き分けの場合がレギュラーステージの順位が勝利となるため、自選曲を守りきれば勝利となります。
そのため、GAME PANICとセミファイナルで試合をしていた場合、自選曲を守るのが一番厳しいのは副将戦だと考え、EXストラテジーカードは副将戦 SOF-LANからPEAKに変える予定でした。(EXストラテジーカードをGAME PANICが温存となる可能性も考えて、DINASO選手は中堅戦 SOF-LANも勿論、仕上げていました。)
SUPERNOVA Tohoku戦ではEXストラテジーカードでSOF-LANからPEAKに変更し「Farewell to Marrakech」にしましたが、PEACE選手も「Farewell to Marrakech」が上手なため別の武器曲を用意していました。
3.2 対戦テーマ決めの戦略(VS SUPERNOVA Tohoku戦)
<レジャーランドの選出について>
セミファイナルは5試合で1人の選手が2回出場となります。
SUPERNOVA Tohoku戦については、DINASO選手を2回出すことにしました。
その理由は「WELLOW選手が間違いなく2回出場で、大将戦でWELLOW選手と戦った際に、DINASO選手の方が1-PIN選手よりも自選曲を通せる」と考えたためです。
同じ選手は連続で出場できないこと、中堅戦以降が獲得ポイントの比重が大きいため、中堅戦と大将戦をDINASO選手・副将戦は1-PIN選手とする方針でした。
先鋒戦と次鋒戦についてはテーマによってU76NER選手か、G*選手どちらかにするか決める予定でした。
纏めると、以下の選手選出のつもりでテーマ決め会に臨みました。
<SUPERNOVA Tohokuの選出予想について>
WELLOW選手が間違いなく2回出場で、中堅戦と大将戦に出てくる。
副将戦はVELVET選手か、8S.選手を想定。
又、クォーターファイナルで「GAME PANIC」と「SUPERNOVA Tohoku」はどちらもEXストラテジーカードを使用すると考えており、レジャーランドは中堅戦~副将戦にEXストラテジーカードを使用するつもりでした。
<テーマ決めについて>
まず結果から書くと、以下の順番で決まりました。
1:レジャーランド 先鋒戦 SCRATCH
2:SUPERNOVA Tohoku 中堅戦 SOF-LAN
3:レジャーランド 副将戦 NOTES
4:SUPERNOVA Tohoku 次鋒戦 CHORD
5:大将戦は残った2テーマ
レジャーランドが先鋒戦SCRATCHを真っ先に狙った理由は、「VELVET選手に副将戦~大将戦でSCRATCHをやらせたくないこと、獲得ポイントの低い先鋒戦にVELVET選手を出場させたい」と思ったためです。
先鋒戦 SCRATCHにVELVET選手が出てこない場合は、U76NER選手が2タテを狙える可能性が上がるので、それはそれであり。
又、「1:レジャーランド 先鋒戦 SCRATCH」を選んだ後に、SUPERNOVA Tohoku が何を選ぶかは2パターン想定していました。(大将戦は2つテーマが決められるため優先度は低く、基本的には獲得ポイントの比重が多い副将戦を選ぶ想定です。)
■SUPERNOVA Tohoku 選択肢1:中堅 SOF-LANを選んだ場合
理由:中堅 SOF-LANはWELLOW選手が得意なテーマのため
こうなった場合、レジャーランドは次に 副将戦 NOTESを取る予定でした。
副将戦は1-PIN選手を出すつもりで、1-PIN選手はレギュラーステージでもLEVEL11 NOTESを経験しており武器曲があること、GAME PANIC戦でも真っ先にLEVEL11 NOTESを選ぶことから、同じテーマになれば練習量の負担が減ることを目的としています。
この後はSUPERNOVA Tohokuが次鋒戦を残りのテーマから選んで、大将は残りで終了を想定
■SUPERNOVA Tohoku 選択肢2:中堅 SOF-LAN以外を選んだ場合
こうなった場合、レジャーランドは次に 副将戦 SOF-LANを取る予定でした。
副将戦は1-PIN選手を出すつもりで、1-PIN選手はレギュラーステージでもLEVEL11 SOF-LANを経験しており武器曲があることから、こうなったら最高だと考えていました。
この後はSUPERNOVA Tohokuが次鋒戦を残りのテーマから選んで、大将は残りで終了を想定
■選択肢3:副将に何か入れた場合
こうなった場合、レジャーランドは次に 中堅戦に PEAKかCHORDの余ってた方を取る予定でした。
中堅戦はDINASO選手を出すつもりで、DINASO選手はレギュラーステージでもLEVEL11 PEAK , CHORDを経験しており武器曲があるためです。
この後はSUPERNOVA Tohokuが次鋒戦を残りのテーマから選んで、大将は残りで終了を想定
結果として「選択肢1」となり、以下の通り決まっていきました。
1:レジャーランド 先鋒戦 SCRATCH
2:SUPERNOVA Tohoku 中堅戦 SOF-LAN
3:レジャーランド 副将戦 NOTES
4:SUPERNOVA Tohoku 次鋒戦 CHORD
5:大将戦は残った2テーマ
先鋒戦SCRATCH、中堅戦がSOF-LAN、副将戦NOTESになったことで、以下のオーダーで間違いないと思い、実際にその通りとなりました。
最終的にセミファイルは以下のテーマ・オーダーとなり、先鋒戦~副将戦のテーマについては1-PIN選手・DINASO選手・U76NER選手は「GAME PANIC」「SUPERNOVA Tohoku」どちらが相手でも同じテーマなので効率よく練習することができることになりました。
G*選手については次鋒戦CHORDとPEAKで、PEAKはレギュラーステージで出場していなかったこともあり、練習がかなり大変になりましたが、試合に向けて仕上げてくれていました。
次に試合についてですが、セミファイナルは引き分けの場合がレギュラーステージの順位が勝利となるため、全員が自選曲を守りきれば勝利となります。
レジャーランドがSUPERNOVA Tohokuに勝つための戦略としては、「自選曲を確実にとって引き分け以上にする」が最優先で、「できれば副将戦で勝利を決めたい(大将戦で自選曲は勝てるとは思っていたものの、プレッシャーにより普段の実力が出せない可能性もありえる)」と思っていました。
そのため、自選曲を守るのが一番厳しく、カードを使えば2タテできる可能性もあることから、基本的にEXストラテジーカードは中堅戦 SOF-LANからPEAKに変える方針でした。
EXストラテジーカードをSUPERNOVA Tohokuが温存となる可能性も考えて、DINASO選手は中堅戦 SOF-LANも勿論、仕上げていました。
大将戦については獲得ポイント3点と大きいですが、WELLOW選手相手にLEVEL12で課題曲を変えても分が悪いと考えていたため、使用するつもりはありませんでした。
又、自選曲を守りきれば勝利を考えた時に、どの試合も重要なのですが、試合前の時点で、特に先鋒戦と次鋒戦が大事だと思っていました。
先鋒戦:1巡目のVELVET選手相手にテーマSCRATCHで自選曲を通すことは容易ではない
次鋒戦:次鋒戦で2タテできたら勝利に大きく近づく
先鋒戦で2タテされた場合、次鋒戦で2タテすれば逆転できるため。
又、「先鋒戦で1勝した場合、次鋒戦で2タテできれば獲得ポイント5となり、副将戦で勝負を決めることができる可能性が出てくること」、「中堅戦と副将戦のどちらかで2タテされても、大将戦で自選曲を勝利できれば引き分けにもっていけるため」重要な試合でした。
3. 先鋒戦 U76NER選手 vs. VELVET選手 [テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]
<試合結果>
お互いが自選曲を勝利し、引き分けとなりました。
#自選曲、他選曲予想など
<U76NER選手 自選曲について>
レギュラーステージで[テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]をやり込んだU76NER選手ですが、元々得意である[テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]の出場となりました。
セミファイナルに向けて[テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]課題曲全てをやり込み、その中で自信のある楽曲が、「Close my Eyes for Me (固定オプションでMAX-24)」「Somebody Like You (固定オプションでMAX-19)」でした。
「Close my Eyes for Me」は1クレジット目で、1868(MAX-28)がでるくらいにまで仕上げており、絶対に勝利できる自信があったため、自選曲となりました。
<VELVET選手 選曲予想について>
[テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]はVELVET選手のフィールドということもあり、自己ベストではVELVET選手の方が勝利している曲の方が多かったです。
自己ベストの点差と、VELVET選手が得意な楽曲を考えた時に、本命が「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」、次点で「bass 2 bass」を予想していました。
「bass 2 bass」については投げられたいレベルまでU76NER選手も練習をしていました。
# U76NER選手 自選曲 「Close my Eyes for Me」
<楽曲について>
beatmania IIDX 11 IIDX REDの楽曲 (2004年AC稼働開始作品)
NOTES数;948
スコア理論値;1896
BPM;132-145
<試合結果について>
U76NER vs. VELVET
☆1841 - 1824
U76NER選手は正規譜面、VELVET選手はRANDOMでプレイしています。
この楽曲は中盤でBPM132→145に変わりますが、その時点でU76NER選手が15点以上リードしていました。
そこからも完璧なプレイで、U76NER選手はリードを守り勝利しました。
[テーマ: SCRATCH LEVEL8-10]でドラフト1巡目指名のVELVET選手相手に自選曲を勝利した姿は本当にカッコよかったです。
自選曲を守ることが重要な試合だったため、U76NER選手のおかげで最高のスタートを切ることができました!
<先鋒戦 出場選手のツイート>
# VELVET選手 自選曲 「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」
<楽曲について>
beatmania IIDX 27 HEROIC VERSEの楽曲 (2019年AC稼働開始作品)
NOTES数;933
スコア理論値;1866
BPM;150
<試合結果について>
U76NER vs. VELVET
1785 - 1827☆
VELVET選手が持ち前のSCRATCH 力を活かして、勝利しました。
VELVET選手はレギュラーステージのGiGO戦でも「灼熱Beach Side Bunny (Masayoshi Iimori Remix)」を選曲していますが、その時のスコアは1830で、今回も1827と安定してこの水準のスコアを出せるのは本当に凄いと思います。
レジャーランドとしては、特に先鋒戦については自選曲を守るのが重要だったので、この敗北を引きずることがありませんでした。
<先鋒戦 出場選手のツイート>
4. 次鋒戦 G* vs. FRIP [テーマ: CHORD LEVEL8-10]
<試合結果>
G*選手が2タテしました。
#自選曲、他選曲予想など
<G*選手 自選曲について>
固定オプションでMAX-3のスコアが出ているということで、「LUV CAN SAVE U 」ですぐに決定しました。
試合前日の練習でも、一発でMAX-6のスコアを出していたので、本番もいつも通りのプレイができれば絶対に勝てると思っていました。
<FRIP選手 選曲予想について>
予想していた選曲としては、レギュラーステージでもSILKHAT戦に選曲していた「Calvados Queen」、全国TOP-2のスコアを出していた「犬に雨傘」、自己ベストの点差が大きかった「共犯へヴンズコード」辺りを予想していました。
Claiomh Solaisについては候補として考えておらず、G*選手は未プレイでした。
# G*選手 自選曲 「LUV CAN SAVE U」
<楽曲について>
beatmania IIDX 20 tricoroの楽曲です。(2012年AC稼働開始作品)
NOTES数;1409
スコア理論値;2818
BPM;140
<試合結果について>
G* vs. FRIP
☆2798 - 2767
G*選手はMIRROR、FRIP選手はRANDOMでプレイしています。
G*選手が要所要所で点差を広げ、中盤のCHARGE地帯の時点で14点リードしていました。
その後の連打地帯が怖いのですが完璧なプレイで20点以上リードし、終盤は安心してみることができました。
まずは自選曲を守ることができ、レジャーランド一同盛り上がっていました!
<次鋒戦 出場選手のツイート>
# FRIP選手 自選曲 「Claiomh Solais」
<楽曲について>
beatmania IIDX 21 SPADA の楽曲です。(2013年AC稼働開始作品)
NOTES数;1052
スコア理論値;2104
BPM;165
<試合結果について>
G* vs. FRIP
☆2091 - 2090
G*選手はRANDOM、FRIP選手は正規でプレイしています。
予想していなかった楽曲ということもあり最適なオプションが誰も分からず、ストラテジータイムの時点でRANDOMでいくことにチームで決めました。
試合が始まり、RANDOMのトリルの配置がそこまで悪くなかったことと、ジャリ地帯がG*選手が上手で、終盤までほぼ同点の推移でした。
最後のアウトロで1点差で負けており、レジャーランド一同、譜面を知っておらず最後は単発しかないと思っていたので、逆転は難しいと考えていました。
そんな中、最後にジャリ地帯でG*選手が1点差で逆転勝利し、レジャーランド一同湧きました!!
今作未プレイの中、劇的な勝利をしたG*選手が本当にカッコよかったです。
レジャーランドは20点中10点以上取れば勝利できる試合ですが、G*選手が2タテしたことで、5-1と大きくリードすることができました。
又、この劇的な勝利のおかげで、流れを完全に掴むことができたのも大きかったです。
<次鋒戦 関連ツイート>
5. 中堅戦 DINASO vs. WELLOW [テーマ: SOF-LAN LEVEL11] ➡[テーマ: PEAK LEVEL11]
<試合結果>
DINASO選手が2タテしました。
#自選曲、他選曲予想など
<DINASO選手 自選曲について>
WELLOW選手は レギュラーステージで[テーマ: SOF-LAN LEVEL11]に出場していることもあり、どの曲もかなり仕上がっていました。
そのため、クオーターファイナルが始まる前から、[テーマ: SOF-LAN LEVEL11]の中堅戦が自選曲を守るのが一番厳しく、カードを使えば自選曲で勝つだけでなく、2タテできる可能性もあることから、どんな試合展開でもEXストラテジーカードは中堅戦 SOF-LANからPEAKに変える方針でした。
EXストラテジーカードをSUPERNOVA Tohokuが温存となる可能性も考えて、DINASO選手は中堅戦 SOF-LANも勿論、仕上げており、一番自信のある楽曲として「Linus」を選曲しました。
EXストラテジーカードでPEAKにした理由は自選曲「Farewell to Marrakech」であれば確実にWELLOW選手に勝利できる自信があったことと、ストラテジーでRANDOMで楽曲が出た際にWELLOW選手に一番勝利できる曲が多いテーマだと考えたためです。
又、試合前日にWELLOW選手の選曲情報を確認し、[テーマ: CHARGE LEVEL11]の曲を詰めており、WELLOW選手は「[テーマ: SOF-LAN LEVEL11]から[テーマ: CHARGE LEVEL11]に変更する」と予想していると思われました。
直前練習ではDINASO選手は[テーマ: SOF-LAN LEVEL11]の楽曲を練習しておらず、PEAKの課題曲をプレイしていたので、「間違いなく中堅戦でEXストラテジーカードを使用する」と読まれていたと思います。
上記の通り、WELLOW選手は[テーマ: CHARGE LEVEL11]読みなので、ブラフとして[テーマ: CHARGE LEVEL11]の楽曲を直前練習でやるようにDINASO選手に言ったのですが、プレイする曲を見つけるのに手間取っていたので、ブラフになりませんでした 笑
<WELLOW選手 選曲予想について>
WELLOW選手はレギュラーステージで、自選曲「four pieces of heaven」を選んでいますが、DINASO選手相手には選曲してこないと思っていました。
WELLOW選手の自己ベストの高さから、本命は「Theory」、次点で「FUTURE is Dead」だと考えていました。
# DINASO選手 自選曲 「Linus」→EXストラテジー「Farewell to Marrakech」
<楽曲について>
beatmania IIDX 28 BISTROVER の楽曲です。(2020年AC稼働開始作品)
NOTES数;1162
スコア理論値;2324
BPM;144
<試合結果について>
DINASO vs. WELLOW
☆2260 - 2229
Farewell to Marrakechはノーツがズレて降ってくる箇所が多くスコアを出すのが難しい楽曲なのですが、DINASO選手はズレ譜面を得意しています。
DINASO選手は正規、WELLOW選手はMIRRORでプレイしており、前半のトリル地帯でDINASO選手が18点リードを奪うことができました。
ズレ譜面の箇所でDINASO選手がどんどんリードを広げていき、終盤のトリル地帯でミスが出なければ勝利できると思っていました。
終盤のトリル地帯で20点以上のリードを保っていたので、安心して試合を見ることができました!!
中堅戦も自選曲を守り、7-1と大きくリードしました。
<中堅戦 関連ツイート>
# WELLOW選手 自選曲 「Theory」→EXストラテジー「Harmony and Lovely」
<楽曲について>
beatmania IIDX 13 DistorteD の楽曲です。(2006年AC稼働開始作品)
NOTES数;1127
スコア理論値;2254
BPM;135
<試合結果について>
DINASO vs. WELLOW
☆2240 - 2234
レジャーランドは中堅戦でEXストラテジーカードを使用しました。
Harmony and Lovelyが出た瞬間、「自己ベストで15点近く負けていたことが記憶にあったこと」、「WELLOW選手が得意な方の楽曲である」と思っていたため、引きが悪いと思っていました。(試合後にDINASO選手に聞いたところ、実際はちょうど真ん中くらいの曲だったようです)
DINASO選手、WELLOW選手ともにS-RANDOMでプレイしています。
この楽曲はどちらかというと精度系の楽曲なので、接戦の試合になると思っていました。
終盤まででDINASO選手が7点リードしていましたが、S-RANDOMだと配置が難しくなる可能性もあるため、最後まで気を抜けない試合でした。
この楽曲で勝利できれば9-1となり、副将戦の自選曲で試合を決めることができるので、終盤は何とか逃げ切れるように祈るような気持ちで見守っていました。
ラストの配置がかなり難しかったのですが、最終的に6点差で勝利することができました!!
G*選手に続いて、DINASO選手が2タテしたことで9-1と大きくリードすることができ、レジャーランドのムード・勢いは最高潮でした。
<中堅戦 関連ツイート>
6. 副将戦 1-PIN vs. 8S. [テーマ: NOTES LEVEL11]
<試合結果>
お互いが自選曲を勝利し、引き分けとなりました。
自選曲、他選曲予想など
<1-PIN選手 自選曲について>
レギュラーステージの最終試合で1-PIN選手と8S.選手は[テーマ: NOTES LEVEL11]で一度試合を行っています。
その際、1-PIN選手は「Be a Hero!」を選曲しましたが、もう一つ武器曲を磨いていました。
その楽曲ことが「Castle on the Moon」で、この楽曲であれば絶対に勝てると思っていました。
8S.選手も1-PIN選手が「Castle on the Moon」が上手なことは知っていたので、選曲発表の時に「知ってるー」と言っていました。
<8S.選手 選曲予想について>
レギュラーステージで8S.選手が勝利した「Crazy Jackpot」おかわり、又は、全国TOPの付近のスコアである「Danza Aestas」「Arabian Rave Night」「Change Yourself」「ハイテックトキオ」、第2回べあー杯で選曲していた「Battle Train -IIDX Edition-」、全国TOPのスコアである「うさ☆かめ 大戦争!」等を予想していました。
このテーマで8S.選手は非常に高いスコアが多く、選曲を絞ることが困難でした。
# 1-PIN選手 自選曲 「Castle on the Moon」
<楽曲について>
beatmania IIDX 19 Lincleの楽曲です。(2011年AC稼働開始作品)
NOTES数;1231
スコア理論値;2462
BPM;191
<試合結果について>
1-PIN vs. 8S.
☆ 2419 - 2395
1-PIN選手は「ここで試合を決める!」と言って、筐体に向かっていきました。
1-PIN選手、8S.選手ともにMIRRORでプレイしています。
中盤のブレイクの時点で数点差の接戦でしたが、終盤に1-PIN選手が15点以上リードを奪うことができました。
最後まで油断はできない状態なのですが、試合を見守りながらレギュラーステージの最終試合と同様に自然と涙がこぼれていました。
1-PIN選手が勝利した瞬間、レジャーランドの勝利・ファイナルステージ進出が確定となりました!
昨シーズン悔しい想いをした選手のみんながファイナルステージに行けたことが心の底から嬉しく、この時の喜びは忘れられません。
テーマ決めやEXストラテジーカードの使用方法など、狙いが完全にハマった形で、副将戦で勝負を決めることができました。
# 8S.選手 自選曲 「ハイテックトキオ」
<楽曲について>
beatmania IIDX 29 CASTHOURで収録された楽曲です。(2021年AC稼働開始作品)
NOTES数;1429
スコア理論値;2858
BPM;170
<試合結果について>
1-PIN vs. 8S.
2687 - 2694 ☆
1-PIN選手は固定オプション、8S.選手はRANDOMでプレイしています。
終始 数点差の試合展開で、どちらかが勝つか分からない試合でしたが、最終的に7点差で8S.選手が勝利となりました。
RANDOMの配置がそんなに良くなかったと思うのですが、そんな中1-PIN選手に勝利した8S.選手は流石のプレイでした。
<副将戦 関連ツイート>
7. 大将戦 DINASO vs. WELLOW [テーマ: PEAK CHARGE LEVEL12]
<試合結果>
お互いが自選曲を勝利し、引き分けとなりました。
#自選曲、他選曲予想など
<DINASO選手 自選曲について>
WELLOW選手が相手ということで、DINASO選手が課題曲の中で自信のある楽曲「Mächö Mönky」となりました。
「Mächö Mönky」は5月に実施した公開練習試合でも、1-PIN選手相手に選曲し、勝利しています。
<WELLOW選手 選曲予想について>
間違いなく、鍵盤が難しい高難易度の楽曲でくると思っており、「Confiserie」「Feel The Beat †」「KAMAITACHI †」等を予想していました。
大将戦についてはWELLOW選手の自選曲に勝利するのは基本的に難しいと考えており、中堅戦や大将戦 自選曲の練習を重視していました。
# DINASO選手 自選曲 「Mächö Mönky」
<楽曲について>
beatmania IIDX 26 Rootageの楽曲です。(2018年AC稼働開始作品)
NOTES数;1588
スコア理論値;3176
BPM;150
<試合結果について>
DIANSO vs. WELLOW
☆ 3049 - 3040
DINASO選手はRANDOM、WELLOW選手はMIRRORオプションでプレイしています。
Mächö Mönkyは中盤から特に難しくなる楽曲ということもあり、中盤に入る時点では一桁点差でリードしている状況でした。
中盤のズレている箇所でDINASO選手がリードを広げるのが狙いでしたが、WELLOW選手も非常にうまく思った以上に点差はつきませんでした。
終盤もSCRATCHが絡む箇所やラストも難しい楽曲のため、点差がいつ入れ替わってもおかしくないと思いながら試合を見守りました。
最終的にDINASO選手が9点差で勝利することができました!
WELLOW選手相手にキッチリ自選曲を勝利をおさめ、大将戦にDINASO選手とした布陣は正解だったと思います!
<大将戦 出場選手のツイート>
# WELLOW選手 自選曲 「KAMAITACHI †」
<楽曲について>
beatmania IIDX 14 GOLDの楽曲 (2007年AC稼働開始作品)
NOTES数;2000
スコア理論値;4000
BPM;165
<試合結果について>
DIANSO vs. WELLOW
3544 - 3833 ☆
DINASO選手はRANDOM , WELLOW選手はMIRRORでプレイしています。
RANDOMの配置についてですが、開幕で外れていることが分かり、この勝負は厳しいと感じていました。
普段は小指でSCRATCHをとるDINASO選手が手首皿を使っていることからも、配置の厳しさが伝わると思います。
試合前からWELLOW選手の自選曲を勝利するのは難しいと考えていたものの、WELLOW選手の仕上がりが本当にすごく、289点差で敗北となりました。
最終的に14-6でレジャーランドは勝利となり、ファイナルステージ進出となりました!!
ファイナルステージにみんなで行けることが嬉しく、喜びを爆発させました!
ファイナル進出を決めて喜んでいる様子は、試合後の映像からも伝わると思います。
<大将戦 関連ツイート>
6.最終試合結果
レジャーランドは14-6で勝利し、ファイナルステージ進出となりました!
2022/10/15(土) にファイナルステージが行われます!!
この記事を書いてて改めて思いますが、昨シーズンから一緒にやってきたレジャーランド選手のみんなが大舞台で試合できることが心の底から嬉しいです。
ファイナルステージの対戦相手はROUND1さんで、昨シーズンからこれまで1回も勝利できていない相手となります。
「チームの総合力ではレジャーランドの方が強い」と思っているので、全身全霊をかけて試合に臨み、優勝を勝ち取りたいと思います。
<レジャーランド選手のツイート>
<勝利チーム インタビュー>
7. チームの振り返り配信や、記事等
セミファイナル 第1試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku戦について、振り返り配信を今後行う予定です。
今まで振り返り配信は毎回 試合直後に実施してきましたが、ファイナルステージが目前に控えているため、練習に集中させて頂きます。
又、セミファイナルの様子は、チームサポーターのSYU Xさんが四コマ漫画「うらレジャ」で書いてくれています!
8. 最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
次の試合は10/15(土) のファイナルステージで、レジャーランドはROUND1さんとの試合になります。
4月のドラフト会議から始まった『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』beatmania IIDX部門も残すところ、とうとう最後の1試合となりました。
ファイナルステージにくるまでに、他チームの涙を沢山見てきました。
ファイナルステージの場にチームレジャーランドが立てることに感謝しつつ、他チームの想いも背負ってROUND1さんとの試合に臨みたいと思います。
優勝して笑顔で終わりたいと思っているので、チームレジャーランドへの応援をよろしくお願いします!!!
ファイナルのお供に応援うちわも是非!!