『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』 レギュラーステージ 第25試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku戦について
1. はじめに
『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』teamレジャーランド所属 アドバイザー べあーです。
今シーズンも、レジャーランド各試合の戦略についてnoteを公開していきます。
今回の記事では、9/21(水)に配信された「第25試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku」の戦略、感想、舞台裏などを書いていきます。
<注目ポイント>
『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』公式サイトより引用
2. 対戦テーマの印象
「第25試合 レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku」のテーマは以下の通りです。
■ 先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]
■ 中堅戦 [テーマ: PEAK LEVEL10]
■ 大将戦 [テーマ: NOTES LEVEL11]
<対戦テーマの第一印象>
先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10] 4つ目はヤバいだろってなってました。
先鋒戦[テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]は4つしかなく、4つ全てがレジャーランドになりました
この瞬間、U76NERさんに「4試合全てを先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]に出てほしい(ソフランマシーンになって欲しい)」と冗談交じりにお願いしました。
1人が専任となった場合、各試合で負けた楽曲を連続して選曲されるリスクもあります。(=U76NERさんは昨シーズン先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]に出場していたものの、ドラフト会議直後の時点では苦手な曲がいくつかありました。選曲は各試合終了後に次回試合の楽曲提出となるため、苦手な曲がバレるとその曲を各試合で選曲されることになりかねない)
そのため、U76NER選手とDINASO選手で分担することも最初は考えていたのですが、U76NER選手だったら試合までに全曲仕上げてくれると信じて、先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]を任せる方針としました。
レギュラーステージ敗退となったら「U76NERさんは先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]だけやって終わってしまう。絶対にレギュラーステージ突破しなければいけない」と心に思いました。
「レジャーランドは先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]多くて引きがいい」という意見を見たことがありますが、レジャーランドとしては先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]の同じテーマが多くて、嫌だと思っていました。理由は前述の通りです。
最終的には、U76NER選手が試合までの期間で猛練習したことで課題曲全てを仕上げ、レジャーランド選手の中でほぼ全曲で一番強い選手となり、先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]が多い嫌な状況を打破してくれました。
又、中堅戦・大将戦については無難なテーマだと思いました。
2.1 オーダーについて~ドラフト会議(全試合テーマ発表)直後のタイミング~
ドラフト会議の直後にレギュラーステージ全試合のテーマは抽選で決定しています。
テーマ発表直後のタイミングで全7試合にどの選手を出すか一度検討しました。
『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』のレギュラーステージは全7試合中4勝すればクオーターファイナル進出は確実ですが、引き分けなども発生する可能性があるためクオーターファイナル進出には3勝すれば十分と思い、抑えるべき試合は確実に勝利して勝ち点を積み上げていくことが重要だと考えていました。
そのため、レジャーランドの初期の方針として、「指定A (大将 LEVEL11) 最強クラスの強さである GAME PANIC 戦」「指定B (大将 LEVEL12) で最強クラスの強さである ROUND1戦」については勝利することは難しいので、優先度を下げコストを温存しつつも勝てる可能性残した選出する予定でした。(=上記2試合以外で勝利できるように強い選手を配置し、残ったコストで2試合の選出を決める。)
レジャーランドは「指定A (大将 LEVEL11)」 の方が強いチームなので、3勝は「GiGO戦」・「SILKHAT戦」・「TAITO STATION Tradz or SUPERNOVA Tohoku戦」で狙いたいと思っていました。
GiGO戦については指定Bですが、これまでの記事で書いているとおり、最初の2試合で1勝もできないと狙い打ちされる可能性が高いためです。初戦のAPINA VRAMeS戦は大将戦のテーマが厳しかったので、GiGO戦は勝利必須だと考えていました。
場合によっては昨シーズンのセカンドステージのようにSUPERNOVA Tohoku戦でクォーターファイナル進出かどうか決まる勝負になることになると思っていたため、SUPERNOVA TohokuのKOMEアドバイザーと「お互いがクォーターファイナル進出が決まっている状態で試合したいですね」と話していました。
次にSUPERNOVA Tohoku戦のオーダー予想ですが、この試合は終盤戦のため、ある程度試合が進んで残りコストから選手選出を予想すればよいと思い考えていません。ただ先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10] については、VELVET選手で間違いないと思っていました。
次にレジャーランドの選出についてですが、先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10] U76NER選手以外は決めていませんでした。
全7試合のオーダーをこの時点でキッチリ決めているチームもあると思いますが、レジャーランドは大将戦に誰でも対応でき、柔軟にオーダーが変えられる点が強みのチームのため、最終的には第8試合までの結果を見た上で、再度オーダーを検討する方針としました。
2.2 オーダーについて~第8試合終了時点(6月の収録終了時点)~
この時点でレジャーランド、SUPERNOVA Tohoku戦の成績は以下の通りです。
【レジャーランド】
勝ち点:6 (2勝)
<残りコスト>
1-PIN選手:100
DINASO選手:100
G*選手:100
U76NER選手:140
<ストラテジーカード残数>
どこでも使えるFREE 1枚
【SUPERNOVA Tohoku】
勝ち点:3 (1勝1敗)
<残りコスト>
VELVET 選手:100
WELLOW 選手:110
8S. 選手:100
FRIP選手:130
<ストラテジーカード残数>
中堅戦、大将戦1枚ずつ
どこでも使えるFREE 1枚
又、各チーム第9試合~第20試合(レジャーランドはVS GAME PANIC 、SILKHAT、ROUND1戦の3試合分)のオーダーを纏めて提出する必要がありました。ここが戦略的にかなり重要で、相手チームの選手選出を予想しながら、各チーム3試合の中でどこの試合で勝利を狙っていくかがポイントとなります。
上記の状況下で、SUPERNOVA Tohokuの選出予想、レジャーランドの選出を検討しました。
【第8試合終了時点のSUPERNOVA Tohokuの印象】
・SUPERNOVA Tohokuは「APINA VRAMeS →ROUND1 →SILKHAT」と強い対戦相手との試合が続く。ここの3試合で1勝もできないとクォーターファイナル進出が厳しくなるため、ストラテジーカードを使って勝利を狙いにいくべき(レジャーランド戦までにはストラテジーカードは残らなそう)
SUPERNOVA Tohokuは全選手のコストがバランスよく残っているのでレジャーランド戦に誰が出場するのかまだ読めないが、1~3巡目の選手で固めてくると想定しておくべき。
以下がこの時点で予想していたオーダーでした。
<SUPERNOVA Tohoku レジャーランド戦のオーダー予想>
先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]:VELVET選手
中堅戦 [テーマ: PEAK LEVEL10]:VELVET選手以外の誰か
大将戦 [テーマ: NOTES LEVEL11]:WELLOW選手, 8S. 選手
【レジャーランドの選出について】
第8試合終了時点のタイミングで、各チームの残りコストと勝利数から、全チームの第9試合以降のオーダー予想をした上で、残り5試合についてレジャーランドの選手選出をおおよそ決めています。
レジャーランドはこの時点で2連勝していますが、初期の方針通り「SILKHAT戦」、「TAITO STATION Tradz戦」 、「SUPERNOVA Tohoku戦」を最優先でオーダーを検討しました。
「SUPERNOVA Tohokuは1~3巡目の選手を選出の想定」+「絶対に勝利したい試合」ということで、中堅戦・大将戦は1~2巡目の選手でかためる方針とし、大将戦はエースである1-PIN選手としました。
<レジャーランドのオーダー>
先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]:U76NER選手
中堅戦 [テーマ: PEAK LEVEL10]:DINASO選手
大将戦 [テーマ: NOTES LEVEL11]:1-PIN選手
2.3 オーダーについて~第20試合終了時点(7月の収録終了時点)~
この時点でレジャーランド、SUPERNOVA Tohokuの成績は以下の通りです。
【レジャーランド】
勝ち点:12 (4勝1敗)
<残りコスト>
1-PIN選手:40
DINASO選手:50
G*選手:60
U76NER選手:110
<ストラテジーカード残数>
なし
【SUPERNOVA Tohoku】
勝ち点:6 (2勝3敗)
<残りコスト>
VELVET選手:80
WELLOW選手:30
8S.選手:30
FRIP選手:120
<ストラテジーカード残数>
どこでも使えるFREE 1枚
又、各チーム第21試合~第28試合(レジャーランドはVS TAITO STATION Tradz 、SUPERNOVA Tohoku戦の2試合分)のオーダーを纏めて提出する必要がありました。ここが戦略的にかなり重要で、相手チームの選手選出を予想しながら、各チーム2試合の中でどこの試合で勝利を狙っていくかがポイントとなります。
上記の状況下で、SUPERNOVA Tohokuの選出予想、レジャーランドの選出を検討しました。
【第20試合終了時点のSUPERNOVA Tohokuの印象】
・勝点6で6位。残り2試合GiGO戦、レジャーランド戦のどちらかで1勝しないと、レギュラーステージ落ちの可能性がある(第21試合のGiGO戦で3勝目を目指す同士の戦いになるため、最後のストラテジーカードはGiGO戦で使うべき)
・FRIP選手が第20試合までで、2試合しか出場していないため、GiGO戦・レジャーランド戦に出場が確定。
・GiGO戦、レジャーランド戦のテーマから、GiGO戦の大将戦に間違いなくWELLOW選手が出場し、コストがなくなる。
・レジャーランドの 先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]には間違いなくVELVET選手が出場してくる
上記の状況から、SUPERNOVA Tohokuのオーダーが以下で間違いないと考えていました。
<SUPERNOVA Tohoku レジャーランド戦のオーダー予想>
先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]:VELVET選手
中堅戦 [テーマ: PEAK LEVEL10]:FRIP選手
大将戦 [テーマ: NOTES LEVEL11]:8S.選手
【レジャーランドの選出について】
レジャーランドは4勝で1位の状況ですが、あと1勝すれば2位以上が確定できる状況です。
ROUND1戦以外で勝利できていることから、元々考えていた以下のオーダーでいくことにしました。
<レジャーランドのオーダー>
先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]:U76NER選手
中堅戦 [テーマ: PEAK LEVEL10]:DINASO選手
大将戦 [テーマ: NOTES LEVEL11]:1-PIN選手
最終的に対戦相手は予想通り、先鋒戦; VELVET選手、中堅戦;FRIP選手、大将戦 ;8S.選手となりました。
レジャーランドの勝ち筋としては「先鋒戦2タテ+中堅戦引き分け+大将戦引き分け」「先鋒戦1勝+中堅戦2タテ+大将戦1勝」「先鋒戦~中堅戦のどこかで1勝+大将戦2タテ」でした。
2.4 試合直前~第24試合終了時点(全チーム6試合終了時点)~
全チーム6試合終了時点で1位は勝点13のROUND1、2位は勝点12のレジャーランド、3位は勝点10のAPINA VRAMeSです。
■上位3チーム 最終試合
レジャーランド VS SUPERNOVA Tohoku
APINA VRAMeS VS SILKHAT
GAME PANIC VS ROUND1
レジャーランドは最後 SUPERNOVA Tohoku 戦に敗北し、APINA VRAMeS がSILKHAT勝利すると3位になってしまいます。
又、レジャーランド がSUPERNOVA Tohoku 戦に引き分けた場合は、APINA VRAMeS がSILKHATに勝利しても勝点13で並び、レジャーランドは獲得ポイントで2位になることができます。
引き分け以上であればよい状況で、両者ストラテジーカードも残っていないので、自選曲をきちっと守っていくことを大事にしようと考えていました。
この試合で負けた場合、セミファイナル進出にできない可能性が高くなると思っていたので、かなり緊張感がある試合でした。
3. 先鋒戦 U76NER選手 vs. VELVET選手 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]
<試合結果>
それぞれの選手が自選曲を勝利し、引き分けとなりました。
#自選曲、他選曲予想など
<U76NER選手 自選曲について>
GAME PANIC戦、SILKHAT戦、ROUND1戦、SUPERNOVA Tohoku戦で、先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]に出場することが4月の時点で決まっており、U76NER選手は全部の試合で2タテをするために、課題曲全てを徹底的にやりこんでいました。
U76NER選手の1番の武器である「op.31 叙情」についてですが、今までの記事で使用しない理由をやんわり誤魔化していましたが、一番大事な試合で使いたいと考えていました。
レジャーランドは初期の方針で、「指定A (大将 LEVEL11)」 の方が強いチームなので、3勝は「GiGO戦」・「SILKHAT戦」・「TAITO STATION Tradz or SUPERNOVA Tohoku戦」で狙いたいと思っていました。
この中で、先鋒戦 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]があるのは、「SILKHAT戦」と「SUPERNOVA Tohoku戦」で、終盤 大事な試合になりそうな「SUPERNOVA Tohoku戦」に「op.31 叙情」に使用することにしました。
GAME PANIC戦、ROUND1戦については勝利が難しい試合なので、「op.31 叙情」を使用するのが勿体ないという判断です。
<U76NER選手練習時のリザルト>
先鋒戦[テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]の課題曲をやり込んでました。
U76NER選手はSOF-LANが非常に上手なVELVET選手が相手ということで、op.31 叙情の安定感を伸ばしており、1600点以上がほぼ安定して出せるレベルまで仕上げていました。
<VELVET選手 選曲予想について>
U76NER選手は『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』の選手の中で1番 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]をやり込んだ選手です。
これまでの対戦相手については課題曲全てで自己ベストを勝利していましたが、VELVET選手には「era (step mix)」「era (nostalmix) 」で負けていました。
VELVET選手はeraを得意にしているイメージだったこともあり、選曲「era (step mix) (歴代スコアを保持)」が本命、次点で「era (nostalmix) 」と予想していました。
又、これまでのU76NER選手の試合結果から「Agnus Dei」もありそうでしたが、3試合連続で投げられるのは嫌だったので、投げられなくて良かったです。
『BEMANI PRO LEAGUE - SEASON2-』 の先鋒戦[テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]で一番レベルの高い、頂上決戦になることを覚悟して、試合に臨みました。
# U76NER選手 自選曲 「op.31 叙情」
<楽曲について>
beatmaniaIIDX 14 GOLDの楽曲 (2007年AC稼働開始作品)
NOTES数;836
スコア理論値;1672
BPM;100-350
<試合結果について>
U76NER vs. VELVET
☆1615 - 1573
U76NER選手は大台の1600点を安定して出せる状態にしており、本番一発勝負でもU76NER選手が素晴らしいプレイで中盤までに大きくリードすることができました。
ただop.31 叙情は速度変化が多い楽曲のため、大事な部分の速度変更ミスが命取りになります。加速前の速度変更でミスがなければ間違いなく勝てると思い、ミスがないことを祈るような気持ちで見守っていました。
加速前の速度変更のミスもなく、U76NER選手は最後まで完璧なプレイで42点差で勝利しました!!
U76NER選手のスコア1615は『BEMANI PRO LEAGUE』で2番目高いスコア(1位はDOLCE.選手)で、1600の大台を超えた選手はこの2人しかいません。(ちなみに、昨シーズンのSILKHAT戦でNORI選手 自選曲 で「op.31 叙情」をU76NER選手はプレイしていますが、その時のスコアは1546です)
U76NER選手は「俺が叙情だー」と叫んでおり、U76NER選手は叙情だと心の底から思っていました。
又、U76NER選手は『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』の選手の中で1番 [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]をやり込んだこともあり、個人的に今回の試合は4か月間の集大成といえる試合だと思っていたので、自選曲を勝利する姿に感動していました。
<先鋒戦 出場選手のツイート>
# VELVET選手 自選曲 「era (nostalmix)」
<楽曲について>
beatmania IIDX 3rd Styleの楽曲です。(2000年AC稼働開始作品)
NOTES数;786
スコア理論値;1572
BPM;90~180
<試合結果について>
U76NER vs. VELVET
1534 - 1544 ☆
「era (nostalmix)」はU76NER選手がROUND1戦で自選曲でプレイしています。その時のU76NER選手のスコアは1524でかなり高いスコアなのですが、その試合を見た上で「era (nostalmix)」を選ぶVELVET選手が凄い。
ROUND1戦でU76NER選手は安定をとってMIRRORでプレイしていますが、この試合ではRANDOMでプレイしています。その理由は、VELVELT選手が相手ということで、RANDOM当たり譜面を引かないと勝利するのが厳しいためです。
又、「era (nostalmix)」のメインBPMは180で、中盤とラストにBPMが90になる楽曲です。中盤のBPM90地帯を遅い速度のままやるか、適正な速度になるようにハイスピードを調整するか人によって分かれます。
BPM90地帯を遅い速度のままやるとfastが出やすくスコアを出すのが難しく、ハイスピードを調整した場合はBPM90から180に戻る箇所で調整が必要となり失点が出るため一長一短です。
VELVET選手は遅い速度のままプレイしていますが、バチバチに光っており、流石のプレイでした。
一方、U76NER選手の低速地帯の配置は当たっていたのですが、BPM90から180に戻る直前の鍵盤が左側に寄っており、速度変更のために左手でスタートボタンを押す必要があるため、そこで失点が出てしまいました。
U76NER選手はROUND1戦のスコアより10点伸ばしていますが、VELVET選手が仕上がっており、敗北となりました。
VELVET選手が仕上がりが凄かったので、ここでの敗北は仕方ないと思っています。
又、前述の通り この試合は引き分け以上になればセミファイナル進出確定となるので、1巡目のVELVET選手相手に自選曲を取った時点で十分すぎる結果です。
U76NER選手の [テーマ: SOF-LAN LEVEL8-10]での対戦相手は3巡目・3巡目・3巡目・1巡目と全てドラフト指名順位が上の相手でしたが、4勝4敗と素晴らしい成績を収めました。
先鋒戦は引き分けとなり、良いムードで中堅戦にいくことになりました。
<先鋒戦 出場選手のツイート>
4. 中堅戦 DINASO vs. FRIP [テーマ: PEAK LEVEL10]
<試合結果>
DINASO選手が2タテしました。
#自選曲、他選曲予想など
<DINASO選手 自選曲について>
DINASO選手はズレ譜面が非常に上手な選手なので、「水上の提督(Short mix from "幻想水滸伝V")」ですぐに決定しました。
「水上の提督(Short mix from "幻想水滸伝V")」のオプションはRANDOM一択で、同じオプションであれば勝てると判断しました。
ちなみに、DINASO選手は幻想水滸伝のゲームは未プレイとのことです。
又、DINASO選手の選曲はFRIP選手から読まれており、試合前に「別のゲームの曲でしょ?」とDINASO選手に話をしていました。
<FRIP選手 選曲予想について>
FRIP選手はどの楽曲も非常に高いスコアばかりだったので、選曲予想が難しかったです。
昨シーズンでFRIP選手が選曲している「Narcissus At Oasis」や、FRIP選手の自己ベストが高い「BREATH」「Musik LoverZ」辺りがくると思いつつ、何がきてもいいようにDINASO選手は満遍なく練習していました。
# DINASO選手 自選曲 「水上の提督(Short mix from "幻想水滸伝V")」
<楽曲について>
beatmania IIDX 17 SIRIUSの楽曲です。(2009年AC稼働開始作品)
NOTES数;1073
スコア理論値;2146
BPM;140
<試合結果について>
DINASO vs. FRIP
☆2098 - 2070
想定では中盤までにリードできると思っていたので、中盤までに点差がほとんどつかない試合展開でヒヤヒヤしながら見守っていました。
この楽曲で難しいトリル地帯が終わったタイミングでリードを広げることができ、その後からはズレ譜面で点差を広げていき、圧巻のプレイでした。
他選曲の「BREATH」はRANDOMの配置によって負けることもあると思っていたので、自選曲をきっちり取ることができてレジャーランド一同、喜んでいました。
試合直後、DINASO選手はその場にうずくまり泣いていましたが、選手一同「うまかった!うまかった!全然大丈夫だったよ!」と声を出していました。
この試合はTAITO STATION Tradz戦からほとんど日数が空いておらず、TAITO STATION Tradz戦で1番悔しい思いをし、責任を感じている中、本当に素晴らしいプレイだったと思います。自選曲を勝っていく姿が本当にカッコよかったです。
DINASO選手も以下の通り、この試合について語っています。
# FRIP選手 自選曲 「BREATH」
<楽曲について>
beatmania IIDX 11 IIDX RED の楽曲です。(2004年AC稼働開始作品)
NOTES数;875
スコア理論値;1750
BPM;160
<試合結果について>
DINASO vs. FRIP
☆1744 - 1713
DINASO選手はRANDOM、FRIP選手は固定オプションでプレイしています。
BREATHは中盤の二重トリルが非常に難しい譜面で、固定オプションの配置もそこまで当たっていないのですが、RANDOMで譜面が外れるとかなり厳しいので、FRIP選手は安定をとった形です。
「BREATH」は候補曲だったこともあり、選曲されたらRANDOMで勝負することに決めていました。
試合が始まり、BREATHのRANDOM配置ですが、序盤の配置で、DINASO選手含めて、レジャーランド全員外れていると勘違いしていました。
中盤に進み、一番難所である二重トリル地帯が左右に割れており、左と右でとりやすい配置で大当たりでした!
RANDOMの配置が大当たりだったのもありますが、DINASO選手がMAX-6という尋常じゃないスコアを出して勝利することができました。
又、DINASO選手が2タテしたことで、大将戦で自選曲を守れば勝利できる状態になりました。
大将戦相手の8S.選手は非常に強いプレイヤーですが、エースの1-PIN選手を信じて見守るだけでした
<中堅戦 関連選手のツイート>
5. 大将戦 1-PIN vs. 8S. [テーマ: NOTES LEVEL11]
<試合結果>
両選手自選曲を守り、引き分けとなりました。
#自選曲、他選曲予想など
<1-PIN選手 自選曲について>
1-PIN選手が課題曲の中で一番自信のある楽曲「Be a Hero!」となりました。
1-PIN選手は固定オプションで「Be a Hero!」の自己ベストを出しており、相手がRANDOMを選んだら絶対に勝てる!と言っていました。(試合前の時点で8S.選手がRANDOMで自己ベストを出していることは確認済み)
「Be a Hero!」はThe 7th KAC 共通課題曲ですが、The 8th KAC 共通課題曲である「Catch Our Fire!」を直前練習の最後にプレイしていました。
理由は「曲調が似ている」、「BPMが同じ」、「Catch Our Fire!」の方が「Be a Hero!」より難しく練習になると考えたためです。
個人的には「Catch Our Fire!」をプレイしたことで、自選曲が関連性のある「Be a Hero!」だとSUPER NOVA Tohokuに気が付かれないかドキドキしていました。
<8S.選手 選曲予想について>
全国TOPの付近のスコアである「Danza Aestas」「Arabian Rave Night」「Change Yourself」「ハイテックトキオ」、第2回べあー杯で選曲していた「Battle Train -IIDX Edition-」、全国TOPのスコアである「うさ☆かめ 大戦争!」等を予想していました。
このテーマで8S.選手は非常に高いスコアが多く、1-PIN選手と勝敗が5分5分だったので、選曲を絞ることが困難でした。「Crazy Jackpot」については完全に想定外でした。
# 1-PIN選手 自選曲 「Be a Hero!」
<楽曲について>
beatmania IIDX 25 CANNON BALLERSの楽曲です。(2017年AC稼働開始作品)
NOTES数;1592
スコア理論値;3184
BPM;190
<試合結果について>
1-PIN vs. 8S.
☆ 3131 - 3104
1-PIN選手が自選曲を勝利できれば、チームとして勝ちとなる状況です。
エースである1-PIN選手を信じて皆で送りだしました。
1-PIN選手は「相手がRANDOMを選んだら絶対に勝てる!」と言っていたこともあり、1-PIN選手がMIRROR、8S.選手がRANDOMでプレイしており、まずはオプションが違うことに喜びました。
1-PIN選手が中盤までに大きくリードを広げ、最後まで油断はできない状態なのですが、試合を見守りながら、去シーズンからこの試合までのことがフラッシュバックして自然と涙がこぼれていました。
1-PIN選手が勝利した瞬間、感情が爆発してヒーロー!ってめちゃくちゃ叫びました。
絶対に負けられないプレッシャーがある中、自選曲で決めていく1-PIN選手がカッコよかったです。
1-PIN選手が自選曲を勝利したことで、レジャーランドの勝利・セミフイナル進出が確定となりました。この時の喜びは忘れられません。
# 8S.選手 自選曲 「Crazy Jackpot」
<楽曲について>
beatmania IIDX 28 BISTROVERで収録された楽曲です。(2020年AC稼働開始作品)
NOTES数;1429
スコア理論値;2858
BPM;170
<試合結果について>
1-PIN vs. 8S.
2830 - 2842 ☆
1-PIN選手 , 8S.選手ともにRANDOMでプレイしています。
RANDOMで難しい配置となりましたが、中盤まで拮抗した試合展開となりました。
終盤のSCRATCHが絡む所で8S.選手がリードを取り、8S.選手の勝利となりました。8S.選手、本当に強かった!
SUPERNOVA Tohokuはこの大将戦で獲得ポイント3を更に獲得したことで、QF進出にかなり近い状態となり、8S.選手の喜んでいる姿にも心に打たれるものがありました。
最終的に8-4でレジャーランドは勝利となり、レギュラーステージ最後の試合を勝利で終えることができました!
<大将戦 出場選手のツイート>
6.最終試合結果
レジャーランドは8-4で勝利となりました。
レジャーランドは5勝で暫定1位かつ、2位以上が確定し、自力でセミファイナル進出を決定することができました。
レギュラーステージですがレジャーランド全選手の勝率が50%以上で、セミファイナル進出の切符をみんなでつかみ取ったと思っています。みんなヒーロー。
<レギュラーステージ結果>
1-PIN選手:12試合中9勝3敗
DINASO選手:12試合中9勝2敗1引き分け
G*選手: 10試合中5勝5敗
U76NER選手: 8試合中4勝4敗
レギュラーステージで負けた試合についても、ROUND1戦では5-7、TAITO STATION Tradz戦は 7-8と圧倒的に負けた試合がないので、レジャーランドは本当に強いチームだと思います。
又、レジャーランドは昨シーズンの『BEMANI PRO LEAGUE 2021』では勝利数1と悔しい結果に終わり、レギュラーステージ敗退で次のステージに進出することができませんでした。
昨シーズンの悔しさをリベンジするべく、チームレジャーランドは全員継続で『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』に臨んだこともあり、昨シーズンと同じメンバーでセミファイナル進出をすることができて、心の底から嬉しかったです。
セミファイル進出を決めて喜んでいる様子は、試合後の映像からも伝わると思います。
試合の放送を繰り返し見ながらこの記事を書いていますが、見るたびに目頭が熱くなります。選手みんなのこれまでの努力が報われて、本当に良かった。
又、去年から引き続きチームレジャーランドを応援してくださっているファンの方々、今年からファンになって頂いた方々、全員継続して頂いたチームレジャーランドのオーナーである山崎屋様に「セミファイナル進出」という結果をお届けできて嬉しく思います。
レジャーランドはセミファイナル進出確定となりましたが、セミファイル進出がゴールではありません!
セミファイル進出を自力で決めて勢いがありますし、セミファイナル・ファイナル残り2試合も勝利して、優勝したいと思っています!
これからもチームレジャーランドの応援をよろしくお願いいたします!!!!
勝利チームインタビューも是非ご覧ください!
選手達のインタビューを様子を見ながら、自分も泣きしました。
<レジャーランド選手のツイート>
7. チームの振り返り配信や、記事等
第25試合 SUPERNOVA Tohoku戦について、チームレジャーランドで振り返り配信も行っています。選手自身が感じたことを話していますので、良かったらご覧ください!
レジャーランド公式のYoutubeアカウントのチャンネル登録をすると配信開始の通知もいくので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします!!!
又、SUPERNOVA Tohoku戦の様子は、チームサポーターのSYU Xさんが四コマ漫画で書いてくれています!
8. 最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました!
レジャーランドの試合について今後もこういった記事を書いていきます!
レジャーランドの次の試合は10/12(水)のセミファイナルとなります!
来週でレギュラーステージが終了し、レジャーランドの順位も決まりますし、どのチームがクォーターファイナル以上に進出決定となるのか注目です。
繰り返しになりますが、チームレジャーランドは優勝を目指して引き続き頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!!
9. オフショット写真
ここでは、試合前に撮影したオフショット写真をのせていきます。
オフショット掲載の許可を頂いたオフショット掲載の許可を頂いた「株式会社コナミアミューズメント様」、「SUPER NOVA Tohokuのオーナーである株式会社ワイ・ケーコーポレーション様」、「レジャーランドのオーナーである株式会社 山崎屋様 」には、この場をお借りしてお礼申し上げます。
<U76NER選手 & VELVET選手>
<FRIP選手 & DINASO選手>
<8S.選手 & 1-PIN選手>
<WELLOW選手 & G*選手>
<最高の瞬間>
10. 関連記事
<BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2- レギュラーステージ これまでの記事>
<昨シーズンのSUPER NOVA Tohoku戦の記事>