夏休みの効果的な学習と過ごし方③ 「そろそろ”本格的”な「英語長文読解」の練習をやりましょう!」
さて、8月上旬も既に終わろうとしておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?暑さにやられそうになる気持ちはよーくわかりますが、休憩がてら私の記事にお付き合いいただければ幸いです!^^
今日は「特定のテーマ」と「参考書・問題集一冊」をセットでお伝えする小企画の第三弾。
「今後の人生を豊かにする」ためにも、是非ともやっておいた方が良い、というか「やらねばならい」というのが正確ではないか、と最近より強く思う「英語長文読解」についてのお話です!
(今回、特に読んで欲しい対象者は、高2生を想定しています。)
導入 ―「英語長文読解」ってなんだ?―
第三回目は、英語の勉強法から「英語長文読解」についてお話します!
夏休みになると、「英単語の復習をしっかりしたハズなのに英語の長文読解問題が解けません!」とか「英語長文、なんとなく字面を追っていくだけなんで、どんどん意味がわからなくなっちゃうんですよ…」とかって相談してくる人が多い。
そんな皆さんは、まず大前提として「英語長文読解」のときにどんな力が必要になるかをきちんと理解していますか?💦
英語長文読解=今までの要素別学習の”総合戦”
さて、「英語長文」を読むことは、簡単に言うと「総合戦」です。
つまり、今までみんながコツコツ勉強してきた「英単語」の勉強とか「英文法」の勉強とか言ったような「要素別」の学習を「総合・統合」することで、はじめて「読めたぞー!」という実感を伴う成果をもたらすことが出来る、「ハイレベル」な取り組みと思って下さい。
ということで、「とにかく多読すればいい!」とかっていう根性論だけで自分をいろんな意味で疲弊させるのは得策ではありません!!
(※ もちろん、各要素を「完璧」にした後で取り組むんだ、ということも極端です。そうすると、「英語長文の中身の面白さ」などを体感して相乗的に高まる「学習意欲」を感じる前に「英語嫌い」になってしまうという、とても悲しい事態に陥ってしまう可能性が高いです…。)
英語長文読解に必要な要素とは?
分かりやすくするため、話を単純化してお話しますが、少なくとも=最低限として、
① 語彙力(英単語&英熟語)
② 英文法力
③ (②を前提として長文読解をより意識した)英文読解力
の3つのチカラを6~7割程度身につけたうえで、”本格的”に長文読解練習に取り組むのがおススメであり、とても大事です。
ココがポイントで、当然高1(特に公立)だと、特に②について「まだ学校でやっていない分野」がいっぱいあると思うんです。だからこそ、「焦る必要はないよ!」ということをお伝えしたいんですよね。
「物事には順序がある」ので、まずは高1の方は、英文法をきちんと復習し、余裕があればその先の分野も予習(自学自習)して、同時並行で単語力をつけることをこの夏でやって欲しいと思います。
では、高2の方はって言うと、「英文読解」の勉強を意識的にしたことはありますか?って言うことを聞きたいです!
あえてここで、「それがどんなものか」を詳述することを控えますが、もしも、「え、何それ!?」ってなっているならば、まずは「英文読解」の勉強を意識的にやる事をおススメします。
(本件については、また後日、別の機会にお話しましょう!)
おススメ問題集を具体的にご紹介!
ということで今日は、先に示した
・3つのチカラを6~7割程度身につけたうえで、”本格的”に長文読解練習に取り組みたいと思っている高2生
そんなキミに勧めたい問題集があるのです!!!
それが、こちらの駿台予備学校・三浦淳一先生による『入門英語長文問題精講』(旺文社)です!!
こちら、「入門的な英語長文問題集」としては必携の一冊です。僕自身、目標とする達成度レベルによらず、全ての生徒さんにこちらの一冊をやってもらっています。
本書では、
① 著作がどれも秀逸で尊敬してやまない駿台の三浦淳一先生が執筆され、
② 24題という充実した演習量を確保して「易」から順々に導き、
③ その全文に文構造を施すことで「英文解釈」の前提となる
④ 「構造把握」から「内容理解」への接続と前者の復習・反復を実現し、
⑤ 語句解説や設問解説の細部に至るまで丁寧であり分かりやすくて、
⑥ 精講部分で英文法・英文読解の重要項目まで文脈を絡めて復習できる。
というやらないなんてもったいないというべき一冊です!!
特に③・④が注目。「文構造の正確な把握」は、正確な英文読解の基本の一つであり、見過ごせないポイントです。入門期には、それを長文という「長めの文章」の中でもできるよう練習し、意識を定着させることが大事です。
「英文読解で構造把握をしっかり練習してきたから、長文になっても内容が正確に理解できるじゃん」という「学習の積み重ねの成果」を体験してもらいながら、「構造把握が無意識にできるようにする」ための「接着剤的な一冊」としてなくてはならない一冊と言えますね。
その上で、今後に向けて「構造を正確に取り続けないと安心できない」という「構造把握中毒」のような状況に陥ってしまわぬよう、「構造把握」を「英文を正しく理解する手段にすぎない」から細かいところを気にしすぎてはいけないと、「はじめに」で断ってくださっていることもステキです。
また、⑥なんかは、対象者の設定に深くかかわるんですが、「6~7割」ってしたのは、「長文を学びながら、文脈の中で改めて知識を身につけていけばいい」という考え方からです!
すなわち、「長文を読んでいたらまた出会えるよ!」ということ。「なんか見たことある!」の感覚が大事で、それを本書のような文法事項などの説明も丁寧な問題集などで「実戦の中で身につける」ってことも大事なんです。
じゃないと、いつまでたっても「長文を読む」っていう面白いところに入っていけないですからね。でも、そのためには、「一定程度の基礎力」がないと「全然読めない=つまらない」ってなっちゃうことを危惧しての対応だったのです。
結び
「さあ次は英語長文を勉強しよう!」と思っている皆さん。こちらの『入門英語長文問題精講』はホントにおススメです!!
さっきは触れませんでしたが、これも美点である「音声データ」と「講義動画」というコンテンツもフルに活用して、目から耳から「活きた英語力」を高めてくださいね~!^^
応援してます!!!
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僕が教えている名古屋市守山区のミュジークガラージュもよろしくです!!
教科を問わずあれこれ私と一緒に勉強しましょう!!!(遠隔授業可)
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