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3.(キャリア形成)理学療法士と転職

みなさんこんにちは
PTスキルアップのともです。

あと1ヶ月ほどで新生活が始まりますね!
"立場(役職など)の変化や昇給、病院の方針転換"など
様々な事が起こりやすいこの季節ですね。

そこで今回は誰もが一度は考えるであろう転職について
僕自身の転職経験をもとに話していこうと思います。

〜自分の経験〜

僕の経歴にも触れるのですが、僕は新卒で4年クリニックで勤めたあと、現在の急性期に移動しました。
僕自身が転職を考えた理由が3つありました。
・拘束時間
・ノルマ
・収入
です。

これらを一つずつ話していきます。

✅拘束時間

クリニックでは仕方のない部分でもありますが 
一日8時間勤務でも昼休みが長く病院での滞在時間は
約12時間に上りました。
また、休みの取り方も『半休が2日で1日休み』の扱いになるなど自分の時間の確保が難しい事が一つ目の理由
でした。

✅ノルマ

ノルマも嫌な点の一つでした。
計画書毎月100枚以上や単位数などノルマがいくつか
ありました。
どこの会社にもノルマはあると思います。
しかし、前職ではノルマに対しての報酬がなく、
上司との交渉を行わないと給与があまり変化しない状態でした。
そのため、ノルマに対してのモチベーションが上がら
なくなった事が二つ目の理由でした。

✅収入

ノルマの話とも繋がりますが、自社で収入を上げるには成果を出すではなく、上司との交渉をするのが前提と
なっていた前職。交渉って『周囲の反応』もあり中々
しにくいですよね…

そうなると他の副業で稼がなければなりません。
しかし、前職は副業完全禁止と就業規則で決まっていました。
そうなると副業も厳しく、収入増加を時間経過で
待つことしか出来ず不満が溜まったのが三つ目の理由
でした。


〜転職への準備〜

転職を決めた時にいくつか準備しないといけない事が
あります。
・何がしたいのかを明確にする
・退職を伝える
・次の転職先を探す
です。

✅何がしたいのかを明確にする

まずは何がしたいのかを明確にしましょう!
前職の不満から1番改善したい部分でもいいですし、
キャリアを考えてもいいです。
転職をするにあたって現状と1番変化をつけたい所を
明確にしましょう!
僕の場合は時間が欲しいというのが1番でした。
なので、休みや勤務時間にこだわって転職先を選定していきました。

✅退職を伝える

これは職場によっても何ヶ月前かは異なっていきます。
しかしおおよそ2-3ヶ月前に伝えると退職時に円満に
退職する事が出来ると思います。
僕は2ヶ月前に伝えましたが、残留交渉を何度も受けてから退職が確定したため期間が少し先延ばしになりました。
なので早めから動く事がおすすめです!

✅次の転職先を探す

転職先も並行して探さなければなりません。
基本的にはpt.ot.stネットなどの大手のサイトから
探す事が多いと思います。
そこで入ってくるのがエージェントです。
僕は転職時エージェントを使いましたが、メリット、
デメリットを感じたため参考にして頂けると幸いです。

メリット

自分の好みに合う求人を探してくれる
求職先への連絡は全て行ってくれる
断りの連絡などもしてくれる
面接対策や履歴書の確認などをしてくれる
⬆️
これらの事を全て無料でやってくれます。
僕もエージェントに課金などは一切せずに出来ました!

デメリット

交渉ができない
細かい事はエージェントを通さないと連絡されない
⬆️
この辺りがデメリットと感じました。
例えば給与条件などは転職の面接時には伝えられると
思いますがエージェントを通すと交渉をするタイミングなく合否が出てしまいます。そのため勤務条件などは
相談しにくい環境かなと感じました。


〜転職のメリット・デメリット〜


最後に転職をする際のメリット・デメリットを話していきたいと思います。

メリット

✅理想の条件で働けるようになる

転職をするのに理由なく転職する人はいません。
そのため、その時の自分にあった環境で働けるように
なる事が転職の最大のメリットだと思います。

✅新しい知識が身につく

転職する事で院内の勉強会や新しい症例を見る際など
必要な知識が変化すると思います。
そのため今までの自分の知識にプラスして更なる知識の幅を広げる事ができます。
僕自身の経験では整形の術後の症例を見る機会が格段に増加しました。
その結果、痛みのメカニズムなどをより勉強したり、
血液データの見方や退院までのゴール設定の立て方などの知識をより勉強できました。
そして、副業のクリニックでは周りのセラピストとの
差別化が図れるためさらに可能性が広がっていきます。
例)むくみの考え方、痛みの状態の説明など

デメリット

✅積み重ねてきた福利厚生がなくなる

有給や退職金などは勤務年数に応じて大抵の会社は
増えていきます。
しかし、転職をするとそれらは全て0に戻ってしまう ため、また1から増やしていかないといけないのが
デメリットな一つ目です。

✅職場環境に慣れるのが大変

電子カルテの操作や、関連業務、人によっては人間関係に慣れるまでが大変だという事です。
僕自身はサマリーの記載などをした事が無かったのですが、転職をきっかけにサマリーの作成を初めて行い
ました。
また、電子カルテの会社が違う場合使い方を覚えるのにも時間を要してしまいます。


まとめ

理学療法士の強みとして、
他職種と比べて転職がしやすい点が挙げられます。
人生設計においてもタイミングによって
必要なものは変化していきます。
そのため、一つの場所にこだわり不満を貯めるのであれば、転職をして『楽しく』『患者さんファースト』で知識を高めて日々の臨床に臨んでいけるようになると日常が豊かになっていくと思います。

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