僕は文章がかけない2
村上春樹はこう語ったあと、8年間という長い間、口を閉ざし何も語れなかった期間があったことを告白する。そして、その期間を経たあと不安を残しつつ語りはじめる。なぜ自分は語れないという所から始めなくてはならなかったのだろうか?僕なりの解釈を話すと、村上春樹の文章を書く上での倫理ではないのだろうかと思う。
僕は、SNS上に書かれている文章を読む度に困惑してしまうことがある。なぜ、皆あんなにも饒舌に文章を書けるのであろうか?たとえば戦争について語ることにしても、ある種の困難さつきまとう