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夏至が過ぎ、今年も夏がきた。
自分は結構夏が好きだ。夏の、頭がぼーっとするような暑さや汗ばむ感じを良いなと思う。何かに集中しようと思った場合、夏の暑さの中では集中することが難しいからクーラーの効いた部屋で過ごすが、そうでない時は、あの蒸されたような中でダラダラと過ごしたいと思っている。そして、暑い時の扇風機や冷たい飲み物やアイスクリームもすごくいい。素麺もすごくいい。

自分にとって、聴くと夏を感じられるような曲は、みきとPの『夏の半券』とJUDY AND MARYの『ラッキープール』だ。
『夏の半券』は、夏の午前3時に別れた恋人のことについて考えている人の歌で、夏の朝の涼しくて静かな空気感が醸し出されている。
『ラッキープール』は、夏の午後に未来や過去について想いを巡らす人の歌で、夏の夕暮れ時の、蝉の音と相まって物悲しくなるような雰囲気がある。

このような夏の過ごし方っていいなと思う描写をしている漫画は、眉月じゅん作の『九龍ジェネリックロマンス』だ。主人公の女の人は、朝起きてタバコを吸いながらスイカを食べたり、汗だくになりながらペンキを塗ったり、屋台のような店で美味しそうなご飯を食べている。そういう過ごし方ってお洒落でいいなと思う。

こんな風に今年の夏のことを考えたら、すごくワクワクするわけでは無いが気分が晴れやかになる。


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