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ベートーヴェンにとっての英雄になれなかったナポレオン。フランス革命の複雑さ~ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』

ベートーヴェンにとっての英雄になれなかったナポレオン。フランス革命の複雑さ~ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』


ナポレオンが皇帝に即位したという知らせをいた、

ベートーヴェンが「彼もまた俗人に過ぎなかった。これから、人々の人権を踏みにじって自分の野心のためだけに奔走し、誰よりも自分が優れていると誇示する暴君になるのだろう」と激怒し、献辞が書いてある表紙を破り取ったという、弟子フェルディナント・リースの回想に基づく有名なエピソードが伝えられています。 1803から翌年までにかけて作曲されたこの作品ですが、この時代に起きたフランス革命のスローガン”自由・平等・博愛”に共鳴し、その理想を推進させていた共和主義の象徴であったナポレオンを、同じ時を生きた芸術家や知識人達は高く評価していました。もちろんベートーベンも例外ではありません。 それが結局自分が皇帝なる前時代的シロモノになるための方便だったのか! と怒ったのかもしれませんね。







          

はじめまして ナニモノでも人になりたい! 五カ年計画中 ナニモノでもない 自称、自由遊民クリエイター 永井荷風がんもどき 私、Crazy龍と申します! サポート!よろしくお願い致します! 新しくて珍しい面白いことを、 ご一緒に構築出来ましたら幸いです!