MMT(現代貨幣理論)は政策論ではありません!〜貨幣の説明であって政策は別で考えましょう〜
noteでMMT、現代貨幣理論の新着記事で調べるとMMTに納得いっていない方や間違っているといった方はどうもMMTに対して、間違った認識で発信しているように見えます。どの程度の間違いかというと、かなり初歩的なレベルで間違えてます。例えるなら林檎と梨を同じものと見てしまっているレベルです。そして、そういう人は政策論とごっちゃにしてます。今一度ハッキリしておかないといけないのは…
MMT(現代貨幣理論)は貨幣の説明であって政策論では無い!ゆえに政治に対してはほぼ中立である!
という事です。ほぼと書いたのは一部JGPのような政策論もあるからですが、内容のほとんどがただ単に…
貨幣に対する事実を述べている!
だけに過ぎません。だから、MMTをやる事で景気が良くなるかという疑問そのものが…
非常にナンセンス!
であると言わざるを得ません。MMTを唱える人に積極財政派が多いのはなぜだ?と聞かれたらただ単に…
MMTが示した事実に基づいて日本の経済政策を考えた結果、積極財政が良い方向に導く!
と分析しただけに過ぎません。景気が加熱し過ぎれば当然ですが、逆の事を言います。
そして、政治に対して中立である以上…
MMTの視点に立って、あえて不公正な取引をしたり、景気を悪化させることは出来ます!
例えば税は財源では無いから、通貨を発行して特定の団体、人物に不正に渡すとかも出来ますし、MMTの視点に立てば税の役割は政策実行の手段なので、景気悪化を目的にした税を取ることも出来ます。さらに、MMTをやる事で景気が良くなるか疑問という意見は…
現在の主流派の経済理論…いわゆる財政均衡主義でも同じことが言えます!
こちらに関しては30年近く、景気を低迷させた実証があります。すなわち…
MMTが正しいとは限らない!と唱えたところで現状の理論が正しい!とはなりません!
なんなら、現在主流の理論に立って経済を良くしようとした結果が…
現在の姿です!
つまり、どちらの視点で立とうが、扱う者が…
しっかりしていない限り無理!
という事になります。その上、現在主流の理論の場合はその理論構造から…
間違った方向に流れやすい!
まであります。
いかがでしょうか?とにかく、MMTは貨幣の説明で政策論ではありません。ただ、MMTの視点に立って政策論を考えると比較的正しい方向に導けるのでは無いか?と言える程度です。結局、扱う人間…つまり…
政治家選びをしっかりしないといけない!
という事になります。
以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。