床材の表面仕上げに注目! ~防滑仕上げ編~
突然ですが、仕上げ材を選定する際、何に注目しますか?
色柄やサイズも重要ですが、実は表面仕上げも快適な空間づくりの大切なポイントです。
今回は街中でもよく見られる床材である塗り床材とセラミックタイルを例に、表面仕上げについて解説します。
表面仕上げの種類について
表面仕上げは大きく分けて2種類あります。
ひとくちにセラミックタイル、塗り床材と言っても実は条件によって使い分けられています。
※素材や仕上げ材、メーカーによって表面仕上げの分類は異なります。ここではエービーシー商会での分類を基準にご紹介します。
防滑仕上げ~表面仕上げの施し方~
防滑仕上げの施し方は、素材やメーカーによって異なります。今回は塗り床材とセラミックタイルを例に、代表的な防滑仕上げの施し方をご紹介します。
けい砂を使う方法
仕上げ材表面にけい砂(けいしゃ)を散布して凹凸をつける方法です。けい砂とは主に石英や酸化アルミニウムからなる骨材のことです。けい砂の大きさを変えることで、防滑の程度を調整できます。
表面自体に凹凸をつける方法
ローラー刷毛や型を使って仕上げ材そのものに型を押しあて、防滑性を持たせる方法です。
防滑仕上げ~使用場所を見てみよう~
防滑仕上げは水を頻繁に流す飲食店の厨房や、雨天時に滑りやすくなる外構床・駐車場などでその効果を発揮します。そのほか、住宅の玄関まわりや浴室でも多く使用されています。