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変化になぜきっかけを求めるのか


大人になると、変化をするために、
変化する"きっかけ"を待つようになってしまう。


結婚したら、
子どもが生まれたら、
新しい年になったら、
転職したら、
引っ越したら、


そんな節目を待たなくても、習慣や思考性を変えることはできるのに、何かのきっかけを機に、変わろう!と意気込む。


赤ちゃんや子どもたちは日々変化(成長)するのに。自分だって大人になるまではそうだった。自分の意思に関わらず、新しいことを学び、新しいことに飛び込み、入学卒業と繰り返す中で、いつも新しい場所に自分を置いてきた。


でも今は、「何かを変えること」が自分の選択肢になってしまって、日常や慣れ親しんだこと、自分の思考性を変えるのに、きっかけを求めてしまう。


私たち夫婦にとっては、「子どもが生まれたら」がそのきっかけの1つだった。


子どもが生まれたら、仕事優先の人生観を変えよう。
子どもが生まれたら、家庭のための時間を増やそう。
子どもが生まれたら、もっと広い世界を見に行こう。


生まれる前からそんな責任や負荷を負わせるなよ!
と、言われてしまいそうだが…

「社会に良いことをしたい」
「社会にとって良い存在でありたい」
そんな価値観が一致して一緒になった相方だからこそ、子どもが産まれるまではキャリアに専念しようと、仕事もライフの一部のように働くことをお互いに許し合ってきた。


でも、子どもが出来なかったら、私たちはこのままずっと仕事優先で生きていくの?
最近そんな不安が、私に襲いかかってきている。


子どもの成長とともに親も成長するというし、
子どもを通して新しい世界に出会うという。


そういう大人ふたりだけでは知り得ない世界に出会えず、
大きく人生観を変えるきっかけもなく、
このまま せっせと働き、自分や相手の昇進や成長を生き甲斐として生きていく?



妊娠出産を機に変わるはずだった。

そんな都合のいいことはないだろうけど、人生観を変えるきっかけとして考えていたのは間違いない。


それがなかったらどうする?
いつ変わる?どう変わる?


最近自分に問いかけている。
まだまだ30代前半。
きっかけに頼ってたってしょうがない。



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