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ダウナーモードの時に聴く正解の音楽

今月の前半はいろんなことが立て込んでいて、余裕がなくなんとなく落ち込みがちだった。疲れて帰る時に何か元気になる曲を聴きたいなーとSpotifyを開いた

学生時代から10-FEETやハイスタ、エルレ、サンボマスター、ホルモンなんかを爆音で聴くと無条件でテンションが上がっていたが、なんか気持ちが弱っているせいか今はなんとなく疲れてしまいそう

そこで一時期異常なまでにハマっていたモーモールルギャバンをふと思い出した

(アルバム曲はやらないかと思いきやまさかのライブの鉄板曲で驚いた「細胞9」)

メッセージ性のある歌詞、なわけでもなく(なんなら変態っぽい謎な歌詞)脳に響き過ぎないけど、踊りたくなる曲。ああ、今求めてたのは彼らだ(以下、モールル)

今から10年ほど前、私はモールルに異様にハマっていた。出会ったタイミングがライブ活動休止前最後のライブで、なんて楽しいバンドなんだ!と思った途端しばらくライブがない状態になってしまったため、もっとライブが観たい!!!!という爆発寸前な気持ちを抱えたまま1年半ほど過ごした

そして迎えたライブ再開後のツアー。今まで抱えていた気持ちを一気に発散させるようにツアー中何度もライブハウスへ足を運んだ。インストアライブも最前列で臨んだし、サイン会も参加したし、ライブTシャツも普段着にしていた。モールルのライブはとにかく楽しくて、仕事等の諸々の嫌なことを忘れて踊れた。ずっとずっと頭を空っぽにして踊っていられるのだ

ライブの終盤で歌う「サイケな恋人」という曲ではドラムボーカルのゲイリーがもう最後の体力を振り絞ってドラムを叩きながら歌ってくれて、曲の最後の方のコール&レスポンスでは異様な一体感を見せるのだ。その後パンツを投げる、というお決まりの謎なパフォーマンスを行うのだが、それを観ると何故か私は達成感に包まれ、こんなに全力で頑張ってる人がいるんだから明日から頑張ろ!と思って心から笑って、足取軽く帰路に着いていた

久々にイヤホンから爆音で流れるモールルの曲を聴いてたら、そんなライブ三昧だった日々の記憶が蘇ってなんだかテンションが上がった。モールルでしか満たせない感情が私にはある。そうして心から笑って帰宅し、ぐっすり寝て回復した。少し離れていた、大好きだった音楽を久々に聴くのはダウナーな時の最良の薬なのかもしれないな。またいつか体力がまだある内にモールルのライブをライブハウスで観て全力で踊りたい。

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