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GoogleタイムラインからエクスポートしたデータをPCで可視化する
Googleタイムラインからエクスポートしたデータを可視化する方法を紹介します。
2024年からGoogleタイムラインの情報は端末のみに保存されるようになったので、PCでは見られなくなりました。
そこで、PCの大きな画面で訪問地を可視化したく、タイムラインのエクスポートデータを処理してPC上で可視化できるようにしました。
Pythonというプログラミング言語を使って処理していますが、
Pythonがわからない方向けにも手順を書いているのでぜひご覧ください。
アウトプットのイメージは次のような形です
![](https://assets.st-note.com/img/1734913330-f7SUsRTDvnlJp9G2KeINrgwt.png?width=1200)
訪問地の可視化(図左上)
選択した日の経路を可視化(図右上)
訪問地をファイル出力してGoogleマイマップへインポートし表示(図下)
準備
エクスポート方法
エクスポートデータの内容に関しては以下の記事で解説しています。
上記の記事の再掲になりますが、エクスポート方法はこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1734241240-Q2M16DEO4ozHtdpPKCA5j7mN.png?width=1200)
location-history.jsonというファイルがエクスポートされます。
保存場所はどこでもよいですが、Pythonのことがよくわからない方は、Googleドライブを選択して、ドライブの一番上の階層にエクスポートするようにしてください。
可視化実行手順
Google Colaboratoryという、Googleが提供しているクラウドのPython実行環境を使ってGoogleタイムラインの情報を読み込み、可視化します。
こちらにPythonのコード(notebookファイル)を置いています。
まずは、リンクを開いてください。
ページ内で「Open in Colab」というボタンがあるのでクリックします
![](https://assets.st-note.com/img/1734850139-OE3KgGoQlAN1hVDa8dmfuHI5.png?width=1200)
次に、「ドライブにコピー」をクリックします。
これにより、このnotebookファイル(拡張子ipynb)があなたのGoogle Driveにコピーされます。
![](https://assets.st-note.com/img/1734850174-RaZ4r7DNu0i3YCFGhbItAM86.png?width=1200)
notebookをコピーしたら、
「ランタイム」→「すべてのセルを実行」をクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1734850790-lFA59eMbpJxmn8czR6w2vXPL.png?width=1200)
すると、次のような画面が表示されるので、「Googleドライブに接続」をクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1734850373-SIfVx7vTCNBQmFHqhcG8tKpa.png?width=1200)
すると次のような画面が出てくるので、アカウントを選択し、次へ進み、最後は「すべて選択」をクリックして「続行」をクリックしてください。
Googleドライブに置いたlocation-history.jsonを読み込むために必要な操作になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1735265353-xtXaw9YKbQHn2ZMCRglsuzkB.png?width=1200)
これで実行が完了するまで待ちます。実行が完了すると地図が表示されているはずです。
可視化
左側のタブに、可視化内容の目次があるので、クリックするとそこまでジャンプできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1734962036-nztM1xEDYZ54AfU8cWm6CPe0.png)
訪問地の可視化
![](https://assets.st-note.com/img/1734241302-gQxRoPwjJfGYaM8F1thksT0u.png?width=1200)
ログをとっていた期間のすべての訪問地がプロットされます。
ドラッグでパン操作、ホイールスクロールでズーム操作ができます。
日ごとの経路の可視化
Select Dateと書いてあるよこのカレンダーマークをクリックすると、カレンダーが表示されます。日付をクリックするとその日の経路が表示されます
![](https://assets.st-note.com/img/1734241407-PRZ5bOLmCB7oXhK4tqVuxHek.png?width=1200)
訪問地のkml出力
左側のタブからファイルマークをクリックすると、visit.kmlというファイルが生成されているので、これをダウンロードします。
![](https://assets.st-note.com/img/1734241623-5T3VbUClJ6xcfkD8PM04yB7u.png?width=1200)
→「…」をクリック→「ダウンロード」をクリック
Googleマイマップを開きます
Googleマイマップで新しい地図を作成し、インポートを選択して、先ほどダウンロードしたkmlファイルを選択します。
![](https://assets.st-note.com/img/1734241918-wZ1aE5KnX9i0UkosjqRzCOhm.png?width=1200)
するとマイマップ上に訪問地を表示させることができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1734242024-xcOdCjVhifutKP4wM1BpI8nU.png?width=1200)
なお、このkmlファイルはGoogle Earthでも取り込むことができます。
今回やらなかったこと
今回、訪問地をマウスオーバーしても緯度経度が表示されるだけで、具体的な訪問地の名前がわからないです。
しかし、エクスポートデータにはplaceIDというものが含まれており、この情報を使うと訪問地の名前などを取得することができます。
また、今回は単純に訪問地をプロットしただけですが、都道府県ごとに訪問回数を集計したり、日ごとの移動距離を集計して可視化したりもできます。
今後余力があればこれらのやり方も紹介していきたいと思います。