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GoogleタイムラインからエクスポートしたデータをPCで可視化する

Googleタイムラインからエクスポートしたデータを可視化する方法を紹介します。

2024年からGoogleタイムラインの情報は端末のみに保存されるようになったので、PCでは見られなくなりました。
そこで、PCの大きな画面で訪問地を可視化したく、タイムラインのエクスポートデータを処理してPC上で可視化できるようにしました。

Pythonというプログラミング言語を使って処理していますが、
Pythonがわからない方向けにも手順を書いているのでぜひご覧ください。

アウトプットのイメージは次のような形です

アウトプットイメージ
  • 訪問地の可視化(図左上)

  • 選択した日の経路を可視化(図右上)

  • 訪問地をファイル出力してGoogleマイマップへインポートし表示(図下)


準備

エクスポート方法

エクスポートデータの内容に関しては以下の記事で解説しています。

上記の記事の再掲になりますが、エクスポート方法はこちらです。

jsonエクスポート手順

location-history.jsonというファイルがエクスポートされます。
保存場所はどこでもよいですが、Pythonのことがよくわからない方は、Googleドライブを選択して、ドライブの一番上の階層にエクスポートするようにしてください。

可視化実行手順

Google Colaboratoryという、Googleが提供しているクラウドのPython実行環境を使ってGoogleタイムラインの情報を読み込み、可視化します。

こちらにPythonのコード(notebookファイル)を置いています。
まずは、リンクを開いてください。

ページ内で「Open in Colab」というボタンがあるのでクリックします

「Open in Colab」をクリック

次に、「ドライブにコピー」をクリックします。
これにより、このnotebookファイル(拡張子ipynb)があなたのGoogle Driveにコピーされます。

「ドライブにコピー」をクリック

notebookをコピーしたら、
「ランタイム」→「すべてのセルを実行」をクリックします。

「ランタイム」→「すべてのセルを実行」

すると、次のような画面が表示されるので、「Googleドライブに接続」をクリックします。

「Googleドライブに接続」をクリック

すると次のような画面が出てくるので、アカウントを選択し、次へ進み、最後は「すべて選択」をクリックして「続行」をクリックしてください。
Googleドライブに置いたlocation-history.jsonを読み込むために必要な操作になります。

全て選択し続行

これで実行が完了するまで待ちます。実行が完了すると地図が表示されているはずです。

可視化

左側のタブに、可視化内容の目次があるので、クリックするとそこまでジャンプできます。

「可視化」をクリックしてジャンプ

訪問地の可視化

訪問地のプロット

ログをとっていた期間のすべての訪問地がプロットされます。
ドラッグでパン操作、ホイールスクロールでズーム操作ができます。

日ごとの経路の可視化

Select Dateと書いてあるよこのカレンダーマークをクリックすると、カレンダーが表示されます。日付をクリックするとその日の経路が表示されます

日ごとの経路

訪問地のkml出力

左側のタブからファイルマークをクリックすると、visit.kmlというファイルが生成されているので、これをダウンロードします。

ファイルマークをクリック→visit.kmlにマウスオーバー
→「…」をクリック→「ダウンロード」をクリック

Googleマイマップを開きます

Googleマイマップで新しい地図を作成し、インポートを選択して、先ほどダウンロードしたkmlファイルを選択します。

マイマップを開き、「インポート」をクリック

するとマイマップ上に訪問地を表示させることができました。

読み込んだ結果

なお、このkmlファイルはGoogle Earthでも取り込むことができます。

今回やらなかったこと

今回、訪問地をマウスオーバーしても緯度経度が表示されるだけで、具体的な訪問地の名前がわからないです。
しかし、エクスポートデータにはplaceIDというものが含まれており、この情報を使うと訪問地の名前などを取得することができます。

また、今回は単純に訪問地をプロットしただけですが、都道府県ごとに訪問回数を集計したり、日ごとの移動距離を集計して可視化したりもできます。

今後余力があればこれらのやり方も紹介していきたいと思います。


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