Kindle for PC Ver 2の情報を利用した本棚アプリの自作・公開
Kindle for PCがver2にアップデートされたのを機に、前々から作っていた自分のKindle本棚アプリを改修しました。
アプリのソースコード・実行ファイルはMITライセンスで公開しているので、ぜひ使ってみてください。
概要
2種類の方法で購入した書籍の一覧表示、閲覧ができます。
エクセル:単純にリスト化するだけで十分な人向け
ブラウザ:購入した書籍をずらっと並べて眺めたい人向け
主な特徴
書籍リストのエクセル出力・ブラウザ表示
Kindle for PC、Webブラウザ、2つの方法で書籍を開ける
Webブラウザ表示
書籍のグルーピング表示
漫画シリーズ
著者
コレクション
表示方法の調整
画像のサイズ変更
グルーピングによるグリッド表示
グルーピングなしのシリアル表示購入日や出版日、購入数などによるソート
準備
Kindle for PCをインストールします
下記サイトから、最も新しい
kindle_bookshelf.zipファイルをダウンロードし、
適当なフォルダに解凍します
https://github.com/abay-qkt/kindle-bookshelf/releasesmain/kindle_bookshelf.exeをダブルクリックします
(ショートカットを作成しておくと便利です)
エクセルだけで十分な方
exeファイルを実行するとmainフォルダと同じ階層に、excel_shelf.xlsxが出力されます。これが確認出来たら、kindle_bookshelf.exeは閉じて大丈夫です。
ブラウザで表示させたい方
kindle_bookshelf.exeを起動したままの状態で、http://127.0.0.1:5000/にアクセスします
基本的な使い方
エクセル
kindle_bookshelf.exeを起動することで、kindle_bookshelfフォルダ直下にexcel_shelf.xlsxが出力されます
ブラウザ
kindle_bookshelf.exeを起動後、http://127.0.0.1:5000/にアクセスすることで表示されます。(外部サイトにアクセスしているわけではなく、ご自身のPCで起動しているこのアプリにアクセスしている形になります)
ブラウザはChromeのみ利用可能です。
表示方法のオプション
左上の高さ30pxの空白のスペースをクリックで表示非表示切り替え
書籍の開き方
クリックでブラウザで本を開く
事前にAmazonにログインしておく
固定レイアウトの書籍のみ閲覧可能
Ctrl+Shift+クリックで、Kindle for PCで本を開く
未ダウンロードの書籍はダウンロード完了まで待つことになる
全ての書籍が閲覧可能
選択したグループのみの本棚の開き方
グリッド表示時、棚グループの右端に幅50pxの
見えないボタンがあるのでクリックShow allのチェックを外した状態で表紙をクリック
その他操作
Shelf Config
表示設定の保存・読み出しができます
Rating mode, Queryに関して
注意事項
購入冊数とPCのスペックによっては、ブラウザの表示が重くなるかも
ブラウザで開くことのできる書籍
主に漫画。ただし、漫画に限らず固定レイアウトの書籍は開くことが可能。
固定レイアウトではない書籍(小説など)をブラウザから開こうとすると、しばらく待ったのち閲覧不可能な旨の表示がでるので、最初からKindle for PCで開く操作をするのが良い
漫画シリーズのグルーピングは推定したものであるため、必ずしも正確ではない。特にインディーズ漫画はグルーピングできない場合が多い
出版日不明の書籍は2200-01-01に置き換えているため、出版日によるソートはその影響を受ける
書籍リスト更新のタイミング
大元の情報:Kindle for PCを閉じることで更新
エクセル:kindle_bookshelf.exeを起動した時点の大本の情報を取得
ブラウザ:リロードすることで大本の情報を取得
所感
自分用に作っていたこともあり、ぱっと見でわからない仕様が多くあまりユーザフレンドリな設計にはなってないですね。
ひとまず、エクセル出力の機能だけでも使っていただければと思います。
中でどういう処理が行われるているか気になる方は、以下のマガジンで解説しているのでぜひご覧ください。