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入院2日目 ゆづきを出産(死産)した日②

ついに1分間隔まで陣痛間隔が狭まり痛みも強くなって来たのでナースコールを旦那にしてもらいました。私はもうほぼ話す余裕もなかったです

とにかくちゃんと息をすることに必死でした笑

ついに看護師さんと助産師さん2人体制になりました

内診するから旦那さん一度外に出ていてねと旦那が外に出され内診…触った感じ赤ちゃんが少しづつ降りて来ていると思われるとのことで痛みに合わせていきむことに。痛すぎていきむとかなんだ?!ってなりましたが踏ん張る感じで!と言われその通りに。ちなみに看護師さんがお尻の穴は抑えててくれてました笑

上手上手!それで良いよーーと助産師さんが常に声を掛けて下さってました

1分間隔でやってくる激痛。旦那が外に出されているため握ることが出来ない手。右手にはゆづき用のガーゼを握りしめ続け

ゆづき頑張ってる?!(頑張ってるよ!と看護師さん)じゃあ私も頑張る!とか

もう無理やめて!とか

ゆづーー早く会いたいよおおおとか口走ってました笑

痛すぎてこのころには悲鳴に近い叫び声をあげていたため喉がカラカラで喉の奥がくっついたような感覚に陥りました(もっと飲んどきゃよかったとここで後悔)

喉がくっついて息が出来ない!と半泣きで訴え何故水分を取れないのか!と看護師さんに絡む始末…この後麻酔を使うかもしれないからその時に水分が戻ってきてしまうと窒息の恐れがあるからだと丁寧に説明してくれた看護師さん優しい…そして素直に納得して一瞬大人しくなる私。数秒で痛みで現実に引戻される

看護師さんの手を握り寒さと痛さで足がガクガクに震える中

なかなか赤ちゃんが降りてこない…いたい…

すると看護師さんから部屋が暑い分点滴の速度を上げていたため尿がたまっているから管を通して膀胱を空にします。そうすれば圧迫がなくなって赤ちゃんも出て来やすくなるから!と言われ痛みで平常心を失っていた私は早く早く!!とひたすら急かしていました(もはやキレ気味だった笑

先生が来て小さなエコーの機械でお腹の様子を確認したところまだ赤ちゃんの頭は子宮の中だということがわかりあと3〜4時間は確実に生まれないと言われ私は頭の中が真っ白に

こんな痛みをあと3.4時間?!もはやいっそ殺してくれ!!もはや発狂レベルの痛みが私を襲っていました

このままでは母体が危ないので和痛麻酔を入れますが良いですね?と先生が少し焦った様子で聞いてくださり

どれぐらいで効きますか?と冷静に聞く私

15分くらいで麻酔は効き始めるよとのことで早くお願いします!と先生に伝え先生が和痛麻酔を打つ用意をしに一旦部屋を出て行きました

和痛の麻酔入れ始めたら旦那さんに戻ってもらおうね!と看護師さん。旦那の手が恋しかった私はお願いします!と。

その途端今までで一番痛い陣痛がやってきて叫びながらいきんだ瞬間破水!Σ

パシャン!!と本当に風船が割れたような音と共に大量の水が!助産師さんにぶっかかりましたすみません本当に…

え?!破水?!と思っていると再び痛みがピークにそしてそのままズルン!

っとゆづきが出てきたのがわかりました

え??産まれたよね?今出てきたのゆづきだよね?と思っていると


産まれましたよーー!お母さん本当によく頑張りましたね!すごく綺麗な姿ですよ。ゆづきちゃん綺麗に体を拭いてからお母さんに会おうね!

と助産師さん(私には見せてくれませんでした)

そして看護師さんが先生に連絡を入れようとすると先生が戻ってきて

え?!でてきた?!ほんとに?!

と驚く先生((´∀`*))ヶラヶラ 

放心状態のわたし。なぜか旦那のご飯が気になりだし看護師さんに旦那にご飯食べてきてって伝えてくださいと言い出す始末笑

そして私は胎盤を出すためにストレッチャーに移り手術室へ移動することに(私個室のまんま産みました)

外で待っていた旦那に笑顔で産まれたよ〜(*´ω`*)と報告して今のうちにご飯食べといてね!と冷静に伝えるわたし笑

臍の緒も途中でちぎれ胎盤が剥がれそうもないということで全身麻酔して取りますね。ということになりました。先生から終わったら起こすのでと言われ

え??起きれるんですか?って聞いてしまいました笑

起きれますよー笑と先生が笑いながらおっしゃる中私はすぐ眠ってしまいました。

結局手術が終わってどのくらいだったのかわからないですが私起こされた記憶ないんです

おしっこ行きたい!と突然思って言葉にしながら目が覚めました笑

起きたら旦那が隣で手を握ってました。看護師さん1人だけ残って一緒にいてくれてました笑

恥ずかしい笑

起きなかったのか起こさなかったのかは謎です…

そしてゆづきと対面…のはずが桐箱の高さが高くてまだ体が動かない私は見えず…

旦那のみ初対面!俺にそっくり!!と顔を綻ばせている姿を見て苦しかったし辛かったけどゆづきを産むことが出来てよかったと心から思いました




今回の記事はここまでです。

ゆづきを出産できて私は本当に幸せです。

ゆづきの心臓が止まってしまった日は死んでしまおうかと思うほど悲しかったし苦しかったですが今は違います。

どんな形であれお腹を痛めて産むことが出来て本当に良かったと思います

だからもし今この記事を読まれている死産や流産で心が折れそうなお母さんお父さんがいらっしゃいましたらどうか希望を捨てないでください。

産声も聞けない母乳もあげられないそんな我が子でも産める幸せはあります。


死産を経験した方の少しでも支えになりますように。 23週で死産を経験した私の経験談を書いています