アバダナ@本の紹介

経営、経済、政治、社会系の本を主に読んでます。 noteの内容は本の紹介と感想です。 …

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経営、経済、政治、社会系の本を主に読んでます。 noteの内容は本の紹介と感想です。 本を読むのが好きな方はぜひ繋がりましょう~ X(旧twitter)→https://twitter.com/100nohon

最近の記事

029【新しい国境 新しい地政学】を読んで

書籍情報 書籍名:新しい国境 新しい地政学 著:クラウス・ドッズ 訳:町田敦夫 発行日:2021年12月 内容判定 ●読みにくさレベル……【2】全体的に読みやすい ●参考文献……文中に注は無し。巻末に章ごとに参考にした文献の一覧はある。 ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……370P 概要  国境に関する書籍。主には国境とは何なのか?国境紛争や国境がどのような影響を受けているのか?といったことが章ごとにまとめられ説明されている。内容として描かれている事例をい

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    • 028【世界の取扱説明書 理解する 予測する 行動する 保護する】を読んで

      書籍情報 書籍名:世界の取扱説明書 理解する 予測する 行動する 保護する 著:ジャック・アタリ 訳:林昌宏 発行日:2023年10月 内容判定 ●読みにくさレベル……【2.5】一般的な知識があればすんなり読める ●参考文献……注なし、後ろに原注(参考文献?一覧有り) ●内容の偏り……未来に対する警告 ●内容ページ数……約250P 概要  第1章は経済学的な説明、第2章は世界の中心がどう動いてきたかを歴史から説明し、第3章は現在について、第4章は歴史と現在から導き

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      • 027【実力も運のうち 能力主義は正義か?】を読んで

        書籍情報 書籍名:実力も運のうち 能力主義は正義か? 著:マイケル・サンデル 訳:鬼澤忍 発行日:2021年4月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3.5】少し言い回しが難しい ●参考文献……注付き、巻末に40P程度の参考文献一覧あり ●内容の偏り……現行のアメリカの在り方に対する提言 ●内容ページ数……約330P 概要  マイケル・サンデルが能力主義という視点によって生み出された現代の勝者と敗者を格差や不平等の拡大という点から整理している。欧米における能力主義と

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        • 026【中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?】を読んで

          書籍情報 書籍名:中国経済の謎 著:トーマス・オーリック 訳:藤原朝子 発行日:2022年3月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】ある程度中国の近代に関して理解があれば ●参考文献……注付き、巻末に参考文献リスト有り ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約330P 概要  中国の経済成長は凄まじい…と聞いたときには2010年頃に日本を追い抜き世界2位のGDPとなったことを思い出すかもしれない。もちろん近い将来アメリカを追い抜くだろうとも言われていた。し

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        029【新しい国境 新しい地政学】を読んで

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          025【気候危機とグローバル・グリーンニューディール】を読んで

          書籍情報 書籍名:気候危機とグローバル・グリーンニューディール 著:ノーム・チョムスキー/ロバート・ポーリン 訳:早川健治 発行日:2021年12月 内容判定 ●読みにくさレベル……【2.5】一般向け~解説書レベル ●参考文献……注付き、巻末に10Pほどの一覧 ●内容の偏り……気候危機に対応を求める側から ●内容ページ数……約300P 概要  まずはよくわからない団体の日本語版へのまえがきが20Pほど、本書の内容とはあまり関係なかったのでスルーでも可(自分としては

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          025【気候危機とグローバル・グリーンニューディール】を読んで

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          024【身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質】を読んで

          書籍情報 書籍名:身銭を切れ 著:ナシーム・ニコラス・タレブ 訳:千葉敏生 監訳:望月衛 発行日:2019年11月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】読みやすいが文意を汲むのは難しい ●参考文献……文中に訳注と解説はあるが注は無し、巻末に4Pの参考文献一覧、索引、用語集あり ●内容の偏り……皮肉的 ●内容ページ数……約400P 概要  身銭を切る、というテーマに対して、非対称性、顕示選好、不確実性、格差、倫理、反脆弱性、善、宗教、合理性、意思決定を含む様々な観

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          024【身銭を切れ――「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質】を読んで

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          023【年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学】を読んで

          書籍情報 書籍名:年収は「住むところ」で決まる 著:エンリコ・モレッティ 訳:池村千秋 解説:安田洋祐 発行日:2014年4月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】簡単とは言わないが説明は丁寧 ●参考文献……注付き、巻末に参考文献一覧有り ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約330P 概要  第1章では製造業と都市の凋落を説明し、第2章でイノベーション産業がどのような影響をその地域に与えるかを事例とともに紹介している。第3章ではアメリカにおける格差の問

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          023【年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学】を読んで

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          022【強欲資本主義は死んだ: 個人主義からコミュニティの時代へ】を読んで

          書籍情報 書籍名:強欲資本主義は死んだ: 個人主義からコミュニティの時代へ 著:ポール・コリアー、ジョン・ケイ 訳:池本幸生、栗林寛幸 発行日:2023年2月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】多少の経済学の知識は必要 ●参考文献……注付き、巻末に参考文献一覧が20Pほど ●内容の偏り……資本主義への批判 ●内容ページ数……約220P、訳者解説が約40P 概要  本書は現行の経済の在り方に対して批判的な内容の本である。それは1970年代の終わり頃から始まる新自

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          022【強欲資本主義は死んだ: 個人主義からコミュニティの時代へ】を読んで

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          021【世界をダメにした10の経済学 ケインズからピケティまで】を読んで

          書籍情報 書籍名:世界をダメにした10の経済学 ケインズからピケティまで 著:ビョルン・ヴァフルロース 訳:関美和 発行日:2019年4月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3.5】経済学の基本的な知識は必要 ●参考文献……注付き、巻末に30Pほどの参考文献一覧あり ●内容の偏り……自由放任主義の視点から ●内容ページ数……約360P 概要  タイトルの通りに受け取ると、経済を悪くしている10の理論に対して解説している…かのように思うかもしれないが、著者の言うとこ

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          021【世界をダメにした10の経済学 ケインズからピケティまで】を読んで

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          020【デマの影響力――なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?】を読んで

          書籍情報 書籍名:デマの影響力――なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか? 著:シナン・アラル 訳:夏目大 発行日:2022年6月 内容判定 ●読みにくさレベル……【2.5】基本的には読みやすいがページ数は多い ●参考文献……注付き、巻末に40Pの参考文献一覧有り ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約540P 概要  シナン・アラルが現代の、つまりはネットを介した情報の拡散に関して「ハイプ・マシン」という独自の観点から解説している。インターネッ

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          020【デマの影響力――なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?】を読んで

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          019【なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学】を読んで

          書籍情報 書籍名:なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学 著:クラウディア・ゴールディン 訳:鹿田昌美 発行日:2023年4月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】内容は難しくないが、いかにも学術書的で考えて読む必要がある ●参考文献……注付き、約60Pの参考文献一覧と原注一覧有り、資料付録付き ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約310P 概要  主にアメリカでの「男女における賃金の格差」に関して歴史的な背景とデータから検証している。女

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          019【なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学】を読んで

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          018【MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威】を読んで

          書籍情報 書籍名:MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威 著:ヌリエル・ルービニ 訳:村井章子 発行日:2022年11月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3.5】やや難しい ●参考文献……巻末に約16Pの参考文献の一覧有り ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約400P 概要  表紙に書かれている通り、世界経済に対する10の巨大な脅威を解説している。そのジャンルは経済、金融、政治、地政学、貿易、技術、健康、気候といった幅広い分野と、

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          018【MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威】を読んで

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          017【政府は巨大化する 小さな政府の終焉】を読んで

          書籍情報 書籍名:政府は巨大化する 著:マーク・ロビンソン 訳: 月谷真紀 発行日:2022年1月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】解説書レベル ●参考文献……注有り、巻末に70Pの参考文献一覧有り ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約340P 概要  多くの先進国において喫緊の課題となっている気候変動や年金、インフラ、介護、医療などの政府の支出に関して、今後30年間(つまりは2050年頃まで)というスパンで考えられる未来を展望している…そういった

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          017【政府は巨大化する 小さな政府の終焉】を読んで

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          016【新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る】を読んで

          書籍情報 書籍名:新しい階級闘争 著:マイケル・リンド 訳:寺下滝郎 監訳:施光恒 解説:中野剛志 発行日:2022年12月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3】 ●参考文献……文中に注付き、巻末に20Pほどの参考文献リスト有り ●内容の偏り……特になし ●内容ページ数……約270P 概要  世界が資本主義や新自由主義の中でグローバル化を進めながら発展していく現代においては様々な問題が起こりつつある。例えば格差であったり、ポピュリズムの台頭であったり、右派と左派

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          016【新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る】を読んで

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          015【地球の未来のため僕が決断したこと】を読んで

          書籍情報 書籍名:地球の未来のため僕が決断したこと 著:ビル・ゲイツ 訳:山田文 発行日:2021年8月 内容判定 ●読みにくさレベル……【2】一般向け ●参考文献……巻末に10Pほどの一覧 ●内容の偏り……技術者として温暖化にどう対処するか ●内容ページ数……約300P 概要  まず、この本はビル・ゲイツが書いたものであるということ。おそらくこういう本を手に取る人でビル・ゲイツを知らない人はいないだろう。有象無象の気候変動関連書籍の中でもかなり読みやすそうに思え

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          015【地球の未来のため僕が決断したこと】を読んで

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          014【ミンスキーと〈不安定性〉の経済学:MMTの源流へ】を読んで

          書籍情報 書籍名:ミンスキーと〈不安定性〉の経済学:MMTの源流へ 著:L・ランダル・レイ 訳:横川太郎、鈴木正徳 発行日:2021年3月 内容判定 ●読みにくさレベル……【3.5】解説書ではあるがある程度の知識を求められる ●参考文献……注付き、巻末に35P程度の参考文献一覧有り ●内容の偏り……新自由主義に疑いの目を向けながら ●内容ページ数……約250P 概要  この本はハイマン・P・ミンスキーをわかりやすく説明するという趣旨で書かれている。  銀行の役割、政

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          014【ミンスキーと〈不安定性〉の経済学:MMTの源流へ】を読んで

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