「漫研に美少女」12話、面白すぎてハゲた
おはようございます。
「[第12話]漫研に美少女」が更新されました。
先日、紹介noteを書かせていただいたのですが、最新話がめちゃくちゃ面白くてハゲたので感想書いちゃおうと思います!!
1.[12話]のあらすじ
アーティストパーティなる、コミケやコミティアみたいなイベントに部誌を出展する事にした漫研。
イベントに出展するならという事で、学部長と文紗がコスプレする事になりました。
イベント当日、中華風コスプレで現れた学部長はそれはもう美少女の権化のような姿をしておりました。
チャイナドレスに、普段は短髪の学部長がウィッグで長髪の御姿を披露しており、周囲にキラキラエフェクトをばら撒きまくっています。
文紗も長身で、三白眼で、地毛の長髪を太い一本の三つ編みに束ねた功夫スタイルのコスプレで、正に宝塚の男役にふさわしい出立です。
そんなお似合いの二人ですが、イベント中に学部長が文紗の元から離れ迷子になってしまいます。
「このままだと美少女すぎる先輩が、何者かに誘拐されてしまう!!!!」と文紗がめちゃくちゃ心配して学先輩を探すと、すぐ見つかりました。
その理由は簡単で、あまりの美少女ぶりに学部長が通った/通る場所だけ、人混みが二つに分断されるからでした。その光景を目にした文紗の心科白がこちらです。
モーゼが海を割るが如く 学先輩の"美"が人波を割ってる!!!!
このままだと学部長が危ない!と察知した文紗は反射的に学部長を抱きかかえ、
「浮かれてしまってすいません学先輩」「今日はもう」「こころも からだも 学先輩から放しません!!!」
とマジ顔でいいます。
その言葉を聞いた学部長は、恋に落ちました。
イベントは学部長のコスプレ効果によってあっという間に完売し、漫研最初のイベント活動は無事終わったかと思われました。が、
イベント後、学部長の文紗に対する態度が一変します。
文紗と話している時の表情は他の人よりも砕けていて、誰か他の女と話そうものなら嫉妬丸出し。
初恋の乙女そのものですね。
文紗が大好きでバレー部と漫研を兼部しているちひろくんは、そんな見たことのない学先輩の姿を見てヤバいと思います。これは文紗の「落とし神」が発動したのではないかと!!
文紗は元からの人誑し体質であり、これまで何人もの人間をおとしてきました。
そんな彼女は美少女が大好きで、その美少女が文紗におとされてしまった。ということは、、、
ちひろくんの入る隙がなくなります。
その結果彼がとった行動は、学先輩の恋は文紗本人に対するものではなく、コスプレした文紗に対する感情であり、それは三次元的な恋ではなく、二次元的なものである!!!!というめちゃくちゃな論理による説得でした。
学先輩はそれに納得し、ちひろくんは強力なライバルを増やさずにすみましたとさ。
2.感想
学部長はあまりの美少女ぶりに、他の人から一歩引かれるレベルのため、おそらく面と向かってばちくそ100%の好意を向けられた事がなかったのでしょうね。
というわけで、文紗に対して恋心を抱いてしまったけど、そんな気持ち初めてで、戸惑ってる所をちひろくんに見抜かれてめちゃくちゃな論理で説得されちゃったんでしょうね。
12話本当にすごくて、イベント一個終わらせただけじゃなくて、その後の後日談までワンセットでやり切ってるのがすごい。
1話の満足度がすごく高いです。
それは展開の早さだけではなくて、隙を与えぬ二段構えな所。それから、ついに部長が本格的にラブコメの相関図に関わってきた所です。
モーセのように人波が割れた所については、まだ予想できたんですよ。学部長の属性的にそうなる事はもう先週の落ちでわかってたから。
それをさらに超えてきたのがちひろ君の暴走です。あの怒涛のセリフは引用するの憚られましたね。是非本誌読んでほしいなぁと思いました。