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今更聞けない『内定辞退』

就活を進める中で、内定をいただけるのはやはり嬉しいものです。
一方で、就活の努力が実り複数社からの内定を獲得したとしても、入社できるのは一社のみです。入社しない企業様の内定は断らなければいけません。

触れにくい内容とされている『内定辞退』の話題ですが、避けては通れない道だと思います。

この記事では、内定辞退についての悩みや疑問を抱える就活生の皆様に向けて、相手企業に失礼がない様な内定辞退の方法やタイミング、内定辞退を申し入れる際のビジネスマナーについて解説します。

内定辞退は違法!?

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『内定は法的拘束力がないから辞退しても大丈夫。』という話を就活生界隈でよく聞きますが、その言葉通り 内定辞退が違法とされるケースは限定的であり、損害賠償を請求される可能性も低いようです。

前提、入社何日前であっても、内定を辞退することは労働者の自由です。
一般的には、内定承諾書にサインをした段階で「労働契約を締結した」ものとして扱われます。そのため、内定辞退をすることは、「労働契約を解約する」ということになります。労働契約の解約については、民法において、いつでも解約の申し入れができることになっており、会社に対して解約の意思を伝えてから2週間後に契約が解消されると定められています。

しかし、あまりにも常識に反するような態様で内定を辞退した場合、例外的に会社から損害賠償を請求される可能性は残ります。
企業の方々も採用計画や入社準備等様々な事情があるはずですので、内定辞退をすると決めたら、できるだけ早く、誠意をもって会社にその旨を伝えるべきだと思います🚫

“承諾後”の辞退は?

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一方で、『内定承諾後』となると話は変わってきます。上記で内定を辞退すること自体問題はないと説明しましたが、それは承諾期限内の話であり、基本的に一旦承諾した後の辞退はNGです✘

内定を承諾したことによって企業側は受け入れの準備を始めています。辞退により新たに求人を行う必要も出てくるため、トラブルに発展する可能性もあります。
法的には内定承諾の拘束力はないため、内定承諾後の辞退は、止むを得ない場合のみ可能です。責任を持った行動を取るのは社会人として当然のマナーですので、承諾後辞退を安易に考えずに、内定の承諾は慎重に行いましょう⚠️

1.   内定辞退のマナー

内定辞退の連絡は『電話』で行うのが基本です。先方の担当者が不在だった場合はメールで伝えましょう。エージェントサービスを利用した場合は、内定の通知も返事もエージェント経由で行うのが一般的ですが、求人サイト経由など自分で応募した際は自分で連絡します。

加えて、連絡する時間帯にも注意が必要です🚨

▼避けるべき時間帯

始業直後や終業直前は、繁忙時間帯
・離席の可能性が高い昼食の時間帯

+企業の状況に合わせて配慮することが必要です。 また、担当者に電話がつながった場合には、「ただいまのお時間よろしいでしょうか?」などと電話が可能であるかどうかを確認の上、用件に入ります。


内定辞退を伝えるのは気が引けるものですが、連絡をしないというのは絶対にNG。企業はあなたの入社に向けて採用をストップしている場合が多いので、必ず、連絡しましょう❗️



また、企業への直接訪問や自筆の手紙は不要です!!
ひと昔前は、内定辞退を電話やメールだけで済ませるのは失礼である、という考え方があったそうですが、現在そのような企業はほとんど無い様です。

内定辞退を伝えるために、企業へ訪問したり、自筆の手紙を書いたりする必要はありません。誠意のこもった電話等で思いを伝えることが適切でしょう。

2.いつまでに連絡すべき?


内定通知(あるいは労働条件の提示)から遅くとも1週間以内には連絡すべきと言われています。採用選考で相手に負担をかけたことに配慮し、おわびの言葉も忘れずに伝えましょう🌿

それ以上になる場合には、企業に内定承諾の期限延長を依頼する必要があります。ただし、企業側はできるだけ早い承諾を望んでいる場合が多いので、承諾保留を申し出た場合、内定そのものが取り消される可能性も出てくるため注意が必要です。承諾保留に応じてくれるかどうかはその企業次第ですので、誠意を持って依頼するようにしましょう。

3.内定辞退の伝え方のポイント

内定通知に対するお礼を述べたうえで「内定を辞退させていただきたい」とはっきり伝えましょう👊🏻

ビジネスマナーでは、要件は最初に伝えるのが基本です。「大変申し上げにくいのですが、この度は内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました」と伝えましょう。ぼかした表現にせず、「内定辞退」をはっきり伝えることが肝心です。

辞退の理由は具体的に述べず「検討の結果」辞退する、という程度のぼかした要件でも構いません。「他社の内定を受けることにした」と伝えてもいいですが、社名までは示さないほうが無難です。
それでもなお入社先の企業名や家族が反対する事情などを掘り下げて聞かれた場合は、答えられる範囲で回答すれば大丈夫です。

答えづらいなら「申し訳ございませんが、お答えできません」と伝えてかまいません。いずれの場合も「御社には魅力を感じていたのですが…」と一言添えておくのが、穏便に済ませる最適解でしょう。

そして最後に、謝罪の意を伝えましょう。「本来ならば、直接お詫びに伺うべきところですが、このようにお電話でのご連絡になり、申し訳ありません」「御社には多大なご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません」など、謝罪の言葉を述べます。

まとめ

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今回は、複数内定を得た場合の内定辞退の方法についてご説明しました。就職活動中は、同時に複数の企業に応募するのが一般的です。ゆえに、納得内定を得る為には、内定辞退は致し方ないでしょう💭
しかし、企業の方々も本当に沢山の労力や時間をかけて採用をしてくださっているということを、忘れてはいけないと思います。

企業の方の思いも考慮しつつ、自分の人生が最も良いものになる様、後悔の無い選択をしてください。心から応援しております!💡

【参考】内定辞退してイチから就活やり直したい…なんて場合はどうすればいい!?


内定辞退をする際、他に納得内定出来る企業がみつかればいいですが、全員がやはりそのように成就するなんてことは難しいです。

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