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【祝!設立4周年】山あり谷ありABABAのこれまで

ABABA広報の尾上です。
株式会社ABABAは明日10月19日で設立4周年を迎えます。めでたい!
ということで今回はこれまでの4年間の歩みを振り返り、改めて株式会社ABABAはどんな会社かということを皆さまにお届けしたいと思います。


2020年

弊社は2020年10月19日に法人としての歩みをスタートさせました。
各メディアでもお話していますが、そもそもの創業のきっかけは、代表2人の共通の友人が第一志望企業の最終面接で不採用になり「就活うつ」状態になってしまったことです。

就活においては、例え最終面接に進んだとしてもそこで落ちてしまえば書類面接や一次面接で落ちてしまった人と同じ。そこまでにかけた手間や時間が無駄になるのはもちろん、「最終面接に進むほど能力を評価された」という事実すら無かったことになってしまいます。

そりゃ落ち込むよねということは推測できるかと思いますが、実際に調査をしてみると「就活中に"死にたい"とまで思ったことがある」と回答した就活生の割合が3割にのぼりました。

また、警察庁の統計※によると「就職失敗」を理由に自ら命を絶ってしまった20代は年間で約80人にのぼります。本来命を落とすようなものではないはずの就活で亡くなっている人が、この世に1人でもいることが問題だと我々は考えています。
※警察庁「自殺の状況」(令和元年〜令和5年分)

そんな現行の就活に一石を投じるために生まれたのが「就活の過程を評価する」スカウトサービス『ABABA』です。

創業当初は開発まで自分で担っていた久保。
「気合いがあれば知識ゼロからでも開発はできる。が、無限に湧き出てくるバグの修正などに追い詰められて当時は全身に蕁麻疹ができたこともある」と言っています。(ちなみにこのとき彼は卒論の執筆も並行で行なっていました。)

上京して約半年間はカプセルホテルのサブスクサービスを活用して寝床を確保していた代表の2人。
食べ放題だった白米とふりかけと生卵、そしてちょっと頑張った日のペヤングでお腹を満たす極貧生活が続きました。(中井は生卵を食べすぎてアレルギー気味になったらしい。)

カプセルホテルの食べ放題ご飯コーナー

そこから新宿のこれまた格安で借りられる家、通称ABABAハウスを借り、若手起業家仲間やインターン生とともに過ごす日々を過ごしたそうです。(周りの部屋はホストの寮だったらしい)

部屋に机がなかったため致し方なく床でご飯を食べる久保

こんな極貧生活を続けながらとにかく多くの人に会いまくり、『ABABA』というサービスを広めるとともにブラッシュアップを続けました。


2021年

地方の学生が興したひよっこスタートアップABABAをより多くの人に知ってもらい、プロダクトの有用性を伝えるにはどうすれば良いのか。

たどり着いた答えは「コンテストに出まくる」ということでした。

結果、上記のように多くの大会で入賞し、第三者からのお墨付きと賞金約500万円を獲得。この賞金を元手にサービス開発を前進させました。


2022年

初めての調達を行ったのがこの年。6,000万円を調達し、経営陣はそれまでの無賃労働に終止符を打つことができました。(もちろん経営陣以外にはきちんと賃金をお支払いしてましたが、経営陣は約1年半にわたって無給で頑張っていました。)

また、メディアでの露出が増えてきたのもこの頃です。
TBSテレビの「Nスタ」「News23」で『ABABA』を取り上げていただいたことを機に、日本経済新聞や読売新聞などの全国紙でも掲載いただくなど、一気に知名度が上がるきっかけができました。


2023年

2023年にはプレシリーズAで1.2億円の資金調達を実施。

初めての新卒採用も行いました。
(「まだこの規模感だったスタートアップに新卒カードを捧げたメンバーが一番すごい」とたまに話題になる)

シェアオフィスの一角で開かれたささやかな入社式

このとき入社した新卒メンバーは今やリーダーに昇格したり、半期最優秀社員に選ばれたりするなど大活躍しています。

上半期最優秀社員の1人に輝いた小泉さん(2024年9月)

また、年末には念願の自社オフィスへの移転も果たしました。


2024年

そして今年はメンバーが大増員し(まだまだ増やしていきますよ!)

オフィスも拡大移転し

新サービス『REALME』もリリース。
『ABABA』で対象としていた就活後半期の学生だけではなく、前半期の学生にも弊社のサービスを届けられるようになりました。

森香澄さんをお招きした『ABABA』のPRイベントも行い

定期的な調査リリースを発信する「ABABA総研」も発足し

ブランドムービーも作りましたね。

経団連への最年少入会まで実現しました。

数字的な部分を見ると
学生ユーザー数は現在前年比で2倍以上の数を獲得。多くの就活生の間で「最終面接まで進んだらABABA」という認知が広がりつつあります。

資金調達についても3月にシリーズA2ndクローズで3.7億円を調達したほか、9月には私募社債の発行を行い融資を含めた累計調達額は約7億円に。

手前味噌で恐縮ですが大躍進の一年と言わざるを得ません。


代表からのコメント

久保駿貴

この4年間を振り返れば大変だったことも嬉しかったこともたくさんありました。一番大変だったのは超初期のユーザー獲得です。広告も使えない、人も採用できないという中で、創業メンバー一人一人が何役も担当し、学生さんと企業さん双方を集めるという難しい仕事を達成することができました。
当時はまだ何の実績もなかった弊社、そして『ABABA』というサービスを信じてお使いいただいた皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。初めてABABAを通して内定者が出た瞬間の気持ちを忘れることはありません。
また、学生さまから寄せられる声も我々の大きな糧になっています。どれだけサービスが成長しても、『ABABA』を通して獲得した内定を承諾し退会する学生さんが寄せてくださる感謝の声の一つひとつが宝物です。


改めて、日頃からABABAを支えてくださっている皆さま、いつも本当にありがとうございます。
これからも就活生・採用担当者のみなさま、そしてこの社会のためになるサービスを"チームABABA"一丸となって届けてきます。
5年目のABABAもどうぞよろしくお願いいたします。