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from 3200GT to 3200GT
一見しただけでは分からないこちらの2台のマセラティ3200GTたち
右が前の1999年式3200GT
左が新しい2000年式3200GT
分かりづらいですね
苦い経験を素晴らしい経験に上書きするためにあえて同じ3200GTを手に入れました
前の3200GTは、今回詳しく見てもらい、パワーステアリング、オルタネーター、プロペラシャフト、スロットルボディ、サスペンション、ライト、運転席シートのリクライニング、室内時計など、ありとあらゆるところがいかれていることが分かりました
これを直すお金と時間をいくらかけても左の新しい3200GTの程度まではならないことから、このまま手を掛けるよりも手離す判断をしました
新しい3200GTについて
2000年式で走行距離29,000km程の非常に程度の良い個体です
何より内装が新車のようにキレイです
新しい3200GTに乗って1分もたたず、アクセルひと踏みで頭だけでなく五感で前との違いが分かりました
見た目は同じようでも中身は全く違うのです
エンジンの始動はセル一発で
アクセルのつきは緻密かつ敏感で
足はしなやか
エンジンの回転はスムーズ
室内は静か
ハンドルもパワーステアリングが効いていて
トランクの閉まりもスムーズ
リクライニングもします
内装もとてもキレイ
ただ、それでも完璧ではなくて、ミラーの調整が接触不良だったり
前のはアセットコルサ用の軽量な鍛造ホイールかつ新しい年式のタイヤを装着していたり、フロントグリルのパーツのメッキもキレイだったり、トランクのダンパーが生きていたりと微妙に違いはありました
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左←が新しい3200GT
さっそくの不具合
新しい一台で東京へ自走して帰ってきました
翌日走り出すとガソリン臭がするようになりました
さっそくの洗礼です
長距離を走ったことで経年劣化していた燃料ポンプのプラパーツに亀裂が入ってガソリン漏れを起こしているのではないかと想像します
純正部品はもう出ないですが補修は出来そうです
これに限らず3200GT純正パーツはもうほぼ出ないようです
新しいグランカブリオとか好きではあるのですが、いかんせんサイズが大きくてうちのガレージには入りません
3200GTは横幅182cmで立体駐車場にも入ります
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アセットコルサ用のホイールを前の3200GTから移して装着しました
前の3200GTの今後について
さて、どうしたものか
第二の自分を作ることは一番避けたい事態です
クルマ屋さんのご提案は、クレームが無いことが確実な業者さんに引き取っていただくことでした
とはいえ、不具合があってもこの2ヶ月で2500km以上走れてもいましたし、来年春まで車検があるのでその期間まで乗るだけならばクレームは絶対しないとご誓約いただける方にお譲りすることは、ありかもしれません
実際、クルマ自体は素晴らしいフォルムの美しいマセラティです
内装もビトゥルボ系程ではないにしても革で包まれたステキなしつらえ
このあたりでやめておきましょう
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