古きをあたためMac Pro Late2013にBlackmagic eGPU RX580導入記
2022年8月、Mac Pro Late2013の発売から約10年後に買ったらどうなのか?についての記録の2つ目です。
M1、M1Pro、M2のアップルシリコンのMac購入記の中で、1周どころか10周遅れのこの記事に価値を見出す方がいるとしたら、それはジャンク好きか、それともガラクタ集めの趣味があるかのどちらかいやどちらも同じ意味しれませんね。
8月はじめにMac Pro Late2013の中古が届きました。それだけで良かったのですが、4K(3840x2160)60Hz表示を実現させたいこと。物欲も手伝って、同時にBlackmagic eGPU RX580という2つのバケツを手に入れました。
2年ほど前からメインのモニタとして使っていたPhilipsの31インチモニタ328P6VUVREB/11へ4K(3840x2160)@60Hz(HDR600)で表示させられるようになり、ようやく本領発揮出来るようになるに至った紆余曲折を書かせていただきます。
仕事であったらこれは苦労でしかないのかもしれませんが、趣味として考えると、いきなり答えしかないのではなく、回り道をして別の道を得ることに喜んでいるのかもしれません。とはいえ、
よい環境です。
Mac Pro Late2013そしてPhilipsモニタの4K表示にとても満足しています。引用させていただいた黒沢ダイスケさんのNote記事の文中の中で語られた「結論あくまで延命措置。コスト抑えて少しだけアップグレードする、という意味では価格相応」と言われていた意味が少しだけ分かった気がします。(私は最強スペックにした訳ではありませんが・・・)
M1以降のMacBookを手に入れれば何の苦労もしないで同等以上のスペックと結果が得られるのですから、数万円を節約するためにこの苦労の意味は「この記事を書けたこと」ぐらいなものかもしれません。
サウンドの出力は384kHzのDACをUSB接続し、FX-AUDIO DAC-SQ4Jと、入力は、192kHz Thunderbolt2接続のオーディオインターフェースZOOM TAC-2Rを接続していますが、このあたりはまたいつか触れられたらと思います。
これまでのPC環境について
USB-Cインターフェースだけを使っていたノートPC環境から、eGPU経由で4K(3840x2160)@60Hz出力をする際、これまで全然考えていなかったインターフェースの規格についてようやく知りました。HDMIの1.4と2.0、Thunderbolt2と3、4さらにUSB-CだけでなくUSB3.1Gen1、Gen2、DisplayPort1.4の規格など、この10年間の規格の変化を一気に体験していてこんがらがっていた頭がようやく整理できた気がします。そのかわり、パソコンの裏は一昔前の電脳世界のイメージそのもののケーブルだらけです。いったい何本あることか・・・。
さらにオーディオ関係も1ヶ所にまとめた関係で、ステンレスパイプの棚の2棚分の棚板を1つの棚にまとめて使っています。電源ケーブルもタップ1つでは足りず、2ヶ所から12本引いていますがそれでも足りず3ヶ所目から2本借りてきています。
10年近い時間と規格の変化に戸惑う
Mac Pro Late2013にはUSB-Cコネクタがありません。
USB-A(3)と書かれたコネクタが4つ、Thunderbolt2のインターフェースが6つ、HDMI1.4コネクタが1つ。
Thunderbolt2は3つのBusでうち1つはHDMI1.4コネクタともつながっていること。HDMI1.4と2.0の違い、USB-Cには無印の他にGen1、Gen2、そして、同じUSB-C端子を使っていながらThunderbolt3とThunderbolt4が共存していることについて、さらに4K規格でもHDRには400、600、1000といったレンジがあることなど、これまで全く考えずに来ていたことに気付かされました。
最初、Apple社のホームページにあるMac Pro Late2013のディスプレイ仕様の情報を見たので、モニタ関係で問題が出ることは無いだろうと思っていました。
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