Is Laufey jazz?
このところボーカルジャズばかり聴いています。特にLaufeyのBewichedは非常によく出来ていて思わず涙を誘われます。
彼女のA Very Laufey Day Live From LAは30分もの間彼女のワンマンライブを聴くことが出来ました。
Laufeyはジャズの部門に所属しているが、観客はジャズというよりも普通のアイドルを見るファンのように見えるし、一緒に合唱している場面でびっくりしてしまった。なんというか、ディズニーの音楽のようです。
Adam Neelyの映像は実に鮮烈に彼女のジャズに対するモヤモヤを説明してくれていました。
特に、スィング、ブルース、即興の3点のジャズの定義に当てはめるとたしかにLaufeyの音楽はジャズではないと思いました。
とはいえ、私はLaufeyののびやかな歌声が好きでとても良く聴いているので、これはこれで厳しいな。というか、これがアメリカなのかもしれませんね。
そして、その意識を助長するかのように、Amazon MusicのLaufeyプレイリストのシャッフルでこれでもかと流れるのがサマラジョイです。
彼女のジャズは、ララランドでライアン・ゴズリングの「ジャズは死につつある」と言うセリフにあるジャズの流れを感じさせます。
Laufeyがジャズのジャンルで売っているからこその議論なのだと思われます。これまでジャズとは無関係だった多くのZ世代の若者のファンたちをジャズの世界に連れてきたとすれば彼女はジャンヌダルクなはずですが、そうはなっていない議論があることを知りました。
国内でのジャズの本場といえば、ジャズ喫茶ですが、新しいミュージシャンの演奏を聴かせるお店もあれば、全くもって他人を受け入れないような敷居の高いジャズ喫茶もあります。そんじょそこらのジャズ喫茶では太刀打ちできない機材を入れながら「うちはジャズ喫茶じゃない」というお店もあります。
さまざまなお店があってそれらの違いを楽しむことが出来るのがお客の醍醐味とも言えます。
少なくともララランドで盛り上がったジャズの熱がまた盛り上がったこと、しかもZ世代の若者たちがジャズに触れまた新しい解釈を始めるきっかけをLaufeyが導いたことは間違いなさそうです。