ヤンデレの概念
ここ最近、タイムラインに流れてきた
「ヤンデレ」の概念にどっぷりと
浸かってしまい、
dlsiteの購入履歴がヤンデレに染まっている。
自分のこの趣味はあくまで二次元、もしくは妄想の中限定であって、三次元、
または現実にいると途端に受け付けなくなるものである。
どうしてこの、「ヤンデレ」または「ヤンデレ創作」とやらのジャンルに浸かることになったのかを少し考えてみることにした。
『あなたは病んでいる人が好きなの?』
と言われると、首を横に振ってしまうのは、
ヤンデレは別に病んでいるだけではないからだと思う。
『メンヘラが好きなの?』
も少しズレている。
例外として、好きな人(わたしの場合は好きなキャラになる)が、メンヘラでした、というパターンは好きである。しかし最初から
メンヘラを求めているわけではない。
そして、ヤンデレと一言でいっても様々なのだが、わたしが特に刺さるのは
『年上の』『世話をする側の』
ヤンデレである。
購入履歴を見てみた。
『お兄ちゃん』ヤンデレが9割を占めていたのである。ヤンデレには後輩ヤンデレだの弟ヤンデレなども豊富にあるがこんなにも偏っているのはもう言い逃れができない。
私がいわゆるお兄ちゃんヤンデレを好きな
理由ははっきりしている。
兄がいなくて、妹はいるからだ。
一家の長女である。
兄がいないから幻想を見ている。
妹しかいないから基本誰にも甘やかされないし、可愛がられることもない。
これは偏見だが、ヤンデレ好きで兄系が好きな人は、大体長女じゃないか?
ここまで書いておくと、「世話を焼かれたいなら執事でも良くないか?」と頭に浮かんだが、ここでヤンデレでなければならない理由はなんなのか。
これは仮説だが、
ヤンデレで世話やき、兄系であることで、
「世話を焼かれつつも精神的な支えになることができる」のでは、と考えた。
一方的に何かされつづけると、長女のクセで
申し訳無さ、が限界突破し世話やきを拒否してしまいかねないからである。
また、世話を焼く理由が義理ではなく
「執着」「歪んだ愛情」等の「自らの意思、自らのエゴ」から来ているのも大きい。
世話やきヤンデレは、
僕/私/俺がやりたいんだやらせてくれとも言わんばかりの圧を持っている。
ただただ優しさだけだと、姉妹の長女特有の
「あっ、大丈夫!私がやる!」
が発動し、やろうとする側が長女の圧に負けるが、ヤンデレ世話やきお兄ちゃんの圧はそれを遥かに上回るのである。
もう一つ、ヤンデレが好きな理由としては、
「他の人を見てない/あの子だけ見てる」だと思われる。
私が知っている限り長女はなんか、
まじめである。
別に優等生だとかちゃんと校則守るよとか
の話ではなく、人間関係において白黒ハッキリつけたがるひと、礼儀を気にするひと、など様々であるが、どれも対人に関してである。
真ん中っ子や末っ子が
「そんなにキッチリしなくても!
いちいち疲れるじゃん!」と肩をたたいてもどうしても気にしてしまうのだ。
なので(行動の制限のヤバさに目を瞑れば)
一途(すぎる)ヤンデレが好きなのではないだろうか。
ちなみに私が最近買ったヤンデレものは彼氏の友達が〜系でNTR要素付きである。あれ?さっき言ったことと矛盾していないだろうか。ヤンデレだし少なくとも彼は一途だしヤンデレである彼からすれば彼氏がお邪魔だったからどかしただけなので問題はない、ヨシ!!!!!!!!
最後になるが、というかこれはあらゆる創作あるあるだが、大抵のヤンデレだのメンヘラだのは顔が橋本環奈か山田涼介だかの話である。韓国のヤンデレ〜ブサイクverとイケメンverを比べてみた〜みたいな動画が流れてきた時に改めて私はイケメンを想像していたんだなと現実を突きつけられた。
セリフは全く同じなのに印象がぜんぜん違ったので気になった人は探してみるといい。
蛇足だが、現実で会ったことがあるイケメンは大抵メンタルが鋼かアスリートだったので
メンヘラもヤンデレもいなかった。
イケメンでヤンデレは現実だとかなり希少か、もしくは存在しないものと捉えてもいいのではないだろうか。