自家用車の貸借りに学ぶ責任分限。安易な貸借は連帯保証人に通じる。自分の人生に能うか?を考える。
この記事は2023年12月に書いています。もうすぐ新年と言うこともあって、実家の車を運転する機会もありますので、自己確認の意味を込めて情報を整理しています。
自動車のリスクと保険での対応策
自動車の保険は下記のものがあります。
自賠責保険
車両保険
対人.対物保険
運転者 同乗者への保険
自賠責保険は、法律により加入が義務付けられている保険です。
加入者 車両の所有者
目的 車事故で被害者保護のため
内容 契約対象の車両が、他者へ事
故等により「身体的な被害」
を追わせた場合に使用する保
険。
任意保険
法律で定められていない。自賠責は保証の範囲や金額に限度があるため、カバーするために加入を推奨されます。任意保険の内容に上記の「車両保険」「対人.対物保険」「運転者 同乗者への保険」があり、加入者はメニューを選ぶことになります。
加入者 車の所有者
それぞれのメニューを見てみましょう。
「車両保険」
対象 事故による車両等の修理費用を対象とした保険。
「対人.対物保険」
対象 事故により他人の身体や財物を破損させてしまったときに支払われる保険。限度額なしが推奨です。
「運転者 同乗者への保険」
対象 事故により、運転者や同乗者の身体的な損害へ対応する保険です。
このように前提として、車両の運転には運転者の責任によらなくとも一度発生すると多大な影響があり、生活を破綻させる恐れがあるため、各種保険への加入が有功です。
自家用車を借りるフリーライダー
基本的に上記の保険では、運転者に制限がある事が多く、対象外の人が運転者し事故になった場合、車両の持ち主が全責任を負う事になってしまいます。
通常、自家用車を保有しこうしたコストを支払っている方からすると、容易に車を貸してくれというのは、途方もないリスクを相手に追わせている事に気がつくはずです。
事故後、賠償額を運転者が賄えなければ、「車を貸した責任」も問われ、代わりに支払う必要が出てくるかもしれませんので、慎重に判断が必要です。