#002 卒制まわりで感じることー速さと深さの話
早速、月刊aaploitの第二回目の配信があった。やはり月一回には納まらないのでしょう。月刊aaploitと連動する企画としてアートライティング実践ドリルの打ち合わせを行い、そのまま話し込んでしまった。#002は、そこで話題になった卒業制作の話から、速さと深さの話へ展開していく。
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速さと深さの話はポッドキャストに譲るとして、タイトルの速さを見て、早さの方だと感じていた。でも、どちらも有りだな、と思い始めた。恐らく、このトピックは、これからも話続けていくのでしょう。
卒業制作は、2022年の東京造形大学博士展が皮切りだった。それから東京藝術大学の博士展を回り、1月には東京藝術大学の進級展、同油画の卒制内覧会、武蔵野美術大学、多摩美術大学、東京造形大学、武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス、東京藝術大学、嵯峨美術大学、京都市立芸術大学(沓掛と京セラ美術館)、京都芸術大学、佐賀大学、IAMAS、愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、ダブルアニュアル、五美大展、東北芸術工科大学の東京選抜展と卒業制作展を回った。恐らく、今までの人生で一番の作品点数を見た3か月間だった。(あと関西で高校の芸術コースの卒業制作展も見ていた)そのうち、北さんと一緒に回ったのは、東京造形大学博士展、東京藝術大学博士展、多摩美術大学、東京造形大学、京都市立芸術大学(京セラ美術館)、京都芸術大学であり、京都で展覧会を見たタイミングでは、飲まず食わずで、開場の10時から16時過ぎまで、ずっと展示を見て、話をしていた。。。
大学院在学中は、研究のために展示を巡っていた。その際もかなりの数の作品を見たけれど、この3か月ほどで、2年間の鑑賞作品数を上回ったと思う。数を見ればいいというものではないけれど、数を見ることによる学びがある。鑑賞から展開するのは、コレクターとしての視点とギャラリストとしての視点であり、話をすることができた学生とは作品について、制作について質問をするし、考えを聞く。こうした鑑賞、対話、思考、メモへのアウトプット、これらの反芻が明らかに、自身をレベルアップさせたと思う。
これからaaploitで展示を引き受けてくれた学生(もう卒業しているから学生ではないけれど)の展覧会が始まる。楽しみでしかない。