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初めてのゲーミングPCについて思うこと

私はRyzen教。

もしこれからゲーミングPCを買うことを考えている人は、是非参考にしてもらいたい。

私は少し性能厨な面があるので、記事を書く際に少し悩んだ。
しかし、もっと多くの人にRyzenCPUを知ってもらいたいので記事を書くことにした。


ロースペック、ミドルスペックのPCの構成・大体の値段帯・コスパモデルと、今後を見据えた最新型モデルで、それぞれおすすめしようと思う。
なおRyzenのみである。

コスパモデルで共通して存在する注意事項

CPUの世代が古いので、マザーボードの規格も古くなり、
今後のアップデートがしづらい点と、最新世代にアップデートする際に、大幅なパーツ交換が必要になる点があげられる。

最新型モデルの注意事項

なるべく最新世代を採用することで、アップデートする際の負担を減らし、数年間使うことを考えた構成になっている。
CPUのアップグレードは比較的簡単なので、その都度アップグレードしていけると思う。


ロースペックのコスパモデル

CPU Ryzen5 4500(6コア/12スレッド)
だろう。値段1万でBMスコア15944はコスパに優れている。
BTO各社もエントリークラスとして採用されている場合が多い。
GPUはRTX3050(VRAM8GB)3万5千円
か、RTX4060(VRAM8GB)4万3千円がいいだろう。
性能面はRTX4060のほうが1.4倍いいので8千円が惜しくないのであればそちらを購入してもらいたい。グラボは最新の世代の方がレイトレーシング能力に長けているので、数値以上の性能差がある。
※実際、RTX4070はDLSSが稼働できるゲームであれば、前世代の最高位GPU RTX3090に匹敵するシーンもあるといわれているので、数値より世代を優先した方が得をするだろう。

メモリはお好みだが最低16GBは欲しい。32GBあると安心。
SSDは1TBで良いだろう。

まとめると、
ロースペックPCコスパモデル
CPU Ryzen5 4500
GPU RTX3050orRTX4060
MEM 16GBor32GB
SSD 1TB

となる。この構成であればBTOメーカーで11万~13万で購入できる。

性能不足に感じた際は、
CPUのアップデート選択先として、Ryzen7 5700Xが無難だろう。
5800Xより上は消費電力と発熱が増加し、電源ユニットとクーラーを交換しなければいけなくなるため初心者にはきびしい。


続いて、

ロースペックの最新型モデル

CPUはRyzen5 7500F(6コア/12スレッド)か、
Ryzen5 7600(6コア/12スレッド)をお勧めしたい。

7500Fは単体販売されていないモデルで、BTOメーカーでは採用率が高い。
BMスコアも26912と自作PCの王者Ryzen7 を超えるスコアをたたき出している。
7600は単体販売されているモデルで、価格は3万円前後、自作PC勢ならこちらがおすすめ。BMスコアも28001となり、5700Xを超える。
無論5700Xの方がコア数が多いので、マルチタスクはあちらが上だが、シングルスレッド性能を見れば最新世代のこちらに分がある。

GPUは、CPUの性能向上に伴い、RTX4060(4万3千円)かRTX4060Ti(5万8千円)が無難だろう。
特に重量系のゲームを視野に入れないのであれば、4060でも問題ない。

メモリは変わらず16GBないし32GBが無難。
SSDは1TB。

まとめると、
ロースペックPC最新型モデル
CPU Ryzen5 7500F or Ryzen5 7600
GPU RTX4060 or RTX4060Ti
MEM 16GB or 32GB
SSD 1TB

となる。この構成であれば、BTOメーカーで16万~18万程度で購入できる。

この構成の最大の特徴は採用CPUがRyzenの最新世代なので、今後CPUの交換がたやすくなるという点だ。
CPUの選択先は多岐に渡るが、特に電源ユニットや、クーラーを交換しないのであれば、同じTDP(65W)のRyzen7 7700(BMスコア 35620)(4万6千円)や、Ryzen9 7900(BMスコア 49343)(6万円)などがある。

今後のRyzen9000シリーズの中にも選択肢はあるので、息の長いPCになるだろう。


続いては

ミドルスペックのコスパモデル

CPUはRyzen7 5700X(8コア/16スレッド)(BMスコア26817)(2.3万円)
これ以外に選択肢があるのか?というくらいコスパに優れたミドルCPU。
2世代前のCPUなのに、未だに大手BTOメーカーでも採用されている。
低いTDP(65w)に加えて、安定のBMスコア。
8コア/16スレッドという安心感。
性能的にも、今後2~3年は安定して使用できる。

GPUはRTX4060orRTX4060Tiが欲しいところ。
さすがにRTX3050ではGPUがボトルネックになって、せっかくの性能を生かせないだろう。

MEMは変わらず16~32GB
SSDは1TBでよい。

まとめると、
ミドルスペックPCコスパモデル
CPU Ryzen7 5700X
GPU RTX4060orRTX4060ti
MEM 16GBor32GB
SSD 1TB

となる。この構成であればBTOメーカーで16万~19万円で購入可能だ。

Ryzen5000シリーズにおいて、この5700X以上にTDPに優れているものがないので、CPUを交換するなら、自ずと電源とクーラーも変える必要が出てくると思う。
それでもあえて上げるのであれば、Ryzen9 5900Xか、Ryzen9 5900XTとなる。
電源や、クーラーを選択可能なBTOメーカーの場合、あらかじめ大きな電源と水冷クーラーを採用しておくことで、CPUの交換がスムーズに行えるが、その分本体価格が高くなってしまうことに留意したい。

最後になるが、

ミドルスペックの今後を最新型モデル

少し特殊になるので、事前にCPU以外の部分を決めてしまう。
GPUはRTX4060TiorRTX4070SUPER
MEMは16GBor32GB
SSDは1TBor2TB
が無難だろう。最新のソケットAM5のRyzen7を使用するので少し求めるものも大きくなってしまう。

続いてCPUだが、
①Ryzen7 7700(8コア/16スレッド)(BMスコア 35620)(TDP65w)(4万6千円)
②Ryzen7 7800X3D(8コア/16スレッド)(BMスコア 35152)(TDP120w)(6万円)
の以上の2つから選んでほしい。
※①と同価格帯にRyzen7 7700Xが存在するが、TDPが105wになる割には、性能は2~3%しか違わないので、Ryzen7 7700で問題ない。

それぞれ最新プラットフォームであるAM5のRyzen7でBMスコア35000オーバーというのは同じだが、消費電力やここでは記載していないが定格クロック、L3キャッシュ等に大きな違いがある。

特にこだわりがない場合は、
Ryzen7 7700をお勧めする。
ゲーム性能にこだわる場合は、
Ryzen7 7800X3Dをお勧めする。

Ryzen7 7700は優れたワットパフォーマンスを誇り、BMスコアとブーストクロック。値段。において7800X3Dを上回る。
マルチに使いたい場合はこちらの方がコスパがいいだろう。

逆に7800X3Dは定格クロック、L3キャッシュにおいて7700を上回る
詳しくは、下記の記事を読んでほしいのだが、L3キャッシュの増加=3DVcashはゲーム性能の大幅な向上に寄与する。

なので、ゲーム性能が必要な人はこちらを使用してもらいたい。
その代わり、クリエイティブな能力は同クラスより劣ってしまうが、
それでも最新ソケットのRyzen7000シリーズということもあり、前述したRyzen7 5700Xよりもクリエイティブ性能は高い。
あくまで、Ryzen7000シリーズの中では。という話に過ぎない。

また、難しい話は省くが、このCPUのゲーミング性能は最上位CPUであるRyzen9 7950X3D(16コア/32スレッド)(BMスコア 62421)(TDP120w)(9万3千円)と同等ということも知ってもらいたい。
※3DVcashの恩恵を受けられるゲームに限定される
3DVcashの影響を受けないゲームだったり、マルチタスクの性能においてはあちらが上だが、それを除いてもこの値段で、最上位CPUと同じゲーミング性能が発揮できるのはゲーマーにとってありがたいことだ。
※7800X3Dを購入するのならGPUは予算が許す限り上位の物を買うことをお勧めする。GPUがボトルネックになってしまう場合がある。

上記を踏まえたうえで、自身の使用状況に合わせて選んでもらいたい。

Ryzen7 7700搭載PCはBTOメーカーで大体 20万~27万
Ryzen7 7800X3D搭載PCはBTOメーカーで大体25万~35万

となる。

使用するGPUクラス次第で値段が大きく変動する。
私はRTXを好んで使用しているが、Radeonの特性を理解し、活用できるのであれば、VRAM容量に対して、コスパのいいRadeonも選択肢に入るだろ

やはりRyzen。

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