Romanian Quarry #9. Andrei Ciobanu
不完全燃焼に終わった東京五輪の10番
メンバーが揃わずグループステージで敗退した東京オリンピックでは、ハジやクンパヌの不在によりエースナンバーを背負って出場。ホンジュラス戦ではルーマニア人選手の十八番になりつつある直接コーナーキックを叩き込んだが、大会全体で見ると大きなインパクトを残すことができなかった。雪辱に燃える黄金世代の23歳だ。
PROFILE
名前:アンドレイ・チオバヌ
国籍:ルーマニア🇷🇴
生年月日:1998/1/18 (23歳)
身長:176cm
ポジション:CMF、OMF、RMF
所属クラブ:FCファルル・コンスタンツァ
CAREER
ゲオルゲ・ハジ・アカデミー
↓
FCヴィートルル→FCファルル・コンスタンツァ
PLAY STYLE
右足一本で局面を切り開こうとする天才肌のプレーメーカー。東京五輪でも垣間見えたように、右足のキック精度ならヤニス・ハジにも引けを取らないものを持っており、スルーパスから次々とチャンスを演出する。また、リーグにおいてはボールテクニックもトップレベルで、チームの中心に据えるに持ってこいのタイプ。そのアイデア溢れるプレーは見ていて気持ちがいい。ただ右足偏重が過ぎるため、よりレベルの高いリーグで、となると容易に止められるのではないかという懸念がある。
守備意識に関しても悪くはないが、小柄で細身のため強度には期待ができない。ボランチで起用されることが多いが、隣に守備的な選手がいないと全くもって機能しないということも、東京で露呈してしまった欠点の一つだ。
MARKET VALUE
推定150万€。東京五輪で価値を見せつけることができず、思ったほど上がっていない。今シーズンはクラブでの地位も安泰ではなく、ベンチスタートも多い。契約は2023年までとなっているが、ステップアップはまだ先か。
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