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写真展 『再生』が終わりました。


ついに「再生」展の幕が閉じ、緊張の紐がするりと抜けほっとしている。
無事2日間終えた今、展示に足を運んでくれた人、これまで支えてくれた沢山の人たち、一緒に展示をしただいちゃんに感謝でいっぱい。

正直言うと、最後の最後まで不安と焦りに押しつぶされそうだった。だけど、それよりも走りきった達成感を味わいつつ、頂いた言葉に本当に救われた。

単なる写真の展示ではなく、形にしてその時その時に大切にしたい、伝えたい、誰かと共有したいと心動かされたことを残す大切さを教えて貰った気がする。(p.1)



高校・大学の友だち、恩師やアルバイト先でご縁のあった方々、家族や親戚、大好きな写真を通じてできた仲間たち、恐れ多いほどの錚々たるフォトグラファーのみなさん、DMや誰かのストーリーを見て訪れてくれた人。写真に興味がある人もそうでない人も、熱心に写真を見てくれて、感じた何かを言葉にして伝えてくれる、なんとも素晴らしい機会だった。行動に移すことって意外と腰が重くて、難しいからこそ、直接会場まで写真を見に来てくれて、言葉をかけてもらえることがとても嬉しかった。
結局のところ写真でもなんでも、形にして残すこと、感じたことや考えを書きだしたり、面と向かって伝えたりすることに意味があると思う。改めてそう考える時間を与えてくれたこの機会に感謝である。(p.2)


この展示は、だいちゃんが発した「千歌さん20歳になったら展示せん?」というひょんな一言をきっかけに始まった。いつかははっきりと覚えてないけど、それからテーマ決めが始まり、約一年この展示の準備を進めてきた。特に直近の3,4ヵ月は毎日電話を繋げ、いろんな人の力を借りながら、なんとか形にすべく完成に近づけていったのである。

まずは、共通項を見つけるところから始めた。ただ、感性や価値観、身を置く環境、各々が思い描く展示の方向性、その他諸々の違いは当然ながらあった。二人で展示をするわけだから、一番この展示で苦労したのはお互いの違いを受け入れ、すり合わせるをすることだったかもしれない。思いやりを持ちながら、互いのできる範囲で歩み寄ること。時には感情をむき出しにして本音をぶつけること。譲れない部分は意見を根拠立てて、なぜそうしたいのかを言うこと。まだまだ未熟者の私にはたくさん悩まされた。だけど、向き不向きは必ずあって、進んでやれることを見分けて、伝えるべきことはしっかりと言葉にして伝える。

書きながら、逃げ恥新春SPの、みくりと平匡の姿が頭をよぎる。(p.3,4)



展示の方向性を考えていた時、こんなことを話した。「みんな仕事や勉強、自分のこと、目の前にあるもの、将来に向けて、何かと向き合っていて、同時に不安や悩みと格闘することがあるよね。」と。展示を振り返って、一言でまとめていいのか不安だが本当にその通りかも、と感じた。来てくれた友達との近況報告、DMやその場で直接受け取った言葉から、一見楽しそうに見えて笑顔の人たちも、何か不安を抱えて生きているんだろうと心なしか感じ取った。
だからこそ、「心が温まった」「心地よい時間だった」「写真を撮ることが楽しみになった」「刺激を受けて頑張ろうと思えた」という言葉を受け取ったとき、この展示は十分に意味を成すものになったなと確信できた。二人で意見が一致した「心地いい」空間を、見に来てくれた人を含め一緒に作り上げることができて、本当にうれしい。

再び記憶のなかで、明日の活力になるような「心地いい」空間が再生されますように。(p.5,6)



本当にいろんな人が手を貸してくれたおかげでこの展示は無事終えることができました。以下、感謝の言葉を少し綴っています。


まずは、ご来場頂いたみなさん。仕事や用事の合間を縫って駆けつけてくれた方もいて、本当に感謝でいっぱいです。写真に興味がある人もそうでない人も、私たちの写真をみて感じたことを言葉にして伝えてくださりました。たくさんの愛がこもった差し入れも凄く嬉しかったです!私たちにと選んでくれた花束やブーケも心があったかくなりました。
至らない点も山ほどあったと思いますが、20歳の節目に素晴らしい展示をできて本当によかったです。ありがとうございました!!!

会場をお借りしたgluee.の松原さん。
私たちの細かい要望にも耳を傾けてくれて、採寸やイメージを広げるためにわがまま言って何度もお邪魔しました。ありがとうございました。


展示のアドバイスをくれた方々。
特に私からは、アンナさんやたくみさん、デザインを担当してくれた愛理さんにお世話になりました。右も左もわからない私たちに優しく手を差し伸べてくれて本当に助かりました。心から感謝しています。
愛理さんには電話で相談したりと頼りになるお姉さんでした。いつもお世話になってるさくらさんとたくみさんには搬入と設営とお手伝いをお願いしました。2人の力なしでは完成は到底考えられなかったので、とても感謝しています。
これまでに展示をした方の展示後のメッセージはより重みがあり、展示には相当な労力がかかることを身にしみて感じた今、改めて尊敬とかっこよさを感じるものがありました。ありがとうございました!


展示をすることをこれまで見守ってくれた家族
。母親は展示当日ふたりのお弁当も作ってくれました。一人では持ち上がらないスーツケースと荷物たちを迎えに来てくれて、片付けもしてくれた父親。数か月毎晩遅くまで電話をしていた私に、文句ひとつ言わずにいてくれた妹。直接言ったけど、ここでも、ありがとう。

この展示を応援してくれたり、展示の前後に連絡をくれたりした友達や先輩、後輩たち。展示のテーマに沿って一緒に撮影をしてくれたまなたん。展示に駆けつけてくれて顔を見た時、ホッとしたし予定を立ててきてくれたこと、本当にうれしかった!!!本当にみんなありがとう。これからも千歌をよろしくです。


最後に。一緒に一年間走り抜けただいちゃん ここには少しだけ!
怒涛のスケジュールのなか、一緒に頑張ってくれました。同い年でこんなに頑張っているのか、、という人の傍にいたから、私もたくさん刺激を受けたよ。毎日電話を繋げて、思い通り進まないことも多かったし、疲れで寝てしまうし、意見がぶつかることもあったけど、一緒に作り上げることができて本当によかった!心を込めて、ありがとう。



また、展示のヒントをもらった「マヨイガ」について、「再生」をテーマにした経緯も少し深堀して綴れたらな~と思います。ご精読ありがとうございました。

Chika

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