第6の大絶滅は起こるのか―生物大絶滅の科学と人類の未来/ピーター・ブラネン 自宅の書架から その3
以前この本を図書館から借りだし延長もしたが、読み終えず、途中で止めるのもなんなのでamazonで中古を購入し、読了しました。
結論から言うと、現在のCCPOやパリ協定などの国際環境協定が守られたとしても、CO2排出や人間の現在の経済活動がこのまま続く限り、2100年には全世界の平均気温は2℃以上上昇し、極地やグリーンランドの氷床は無くなり!海面は15m以上上昇し、海岸にある都市は水没する。というのは、予測されるというより、確実という。
同じようなことは、古世紀には有ったので、地球史的には驚くことでも無いし、原因は大規模噴火による温暖化だったが。
でも、誰も真剣に考えていないのは、1個人の人生はそんな先まで長くないからだということ。
それに加え、1個人の努力が有ったとしても、それが地球温暖化を防ぐ効果として見えないこともあると思う。
やはりというか、そんな本読まなくても分かりきったことだろうと、言われると何も言えないが、実に残念な読了感だった。それが、何に対してかというと、自分も含めて、日々真綿で首を絞めるような行いをする、人間の馬鹿さ加減に対してかもしれない。