彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?/森博嗣 自宅の書架から その19
硬い話題が続いたので、少し柔らかなものをということで、またしても森博嗣さんのWシリーズである。
『ウォーカロン』という、人工細胞で作られた生命体が人間と共に暮らす未来の世界を描いたシリーズ10話。
Wシリーズの「W」は、ウォーカロンの頭文字から取ったとされています。森博嗣さんが先に発表された『百年シリーズ』とも関連しているが、それもまだ未読…ちょほほ。つまりシリーズの逆から読んでいます…著頬。
相変わらず最後の種明かしは驚くし、意外な事実が披露されるのは、いつものお約束だが、これがたまらなくて次を読みたくなる。実にキャッチハート…。そして主人公二人の思春期の恋愛関係のような、ドキドキやり取りもまた魅力なのである。
Wシリーズのタイトルと発表日
出来れば発表順に読みたいが、順不同でも差し支え無い
タイトル 発売日(文庫版)
彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? 2015/10/20
魔法の色を知っているか? What Color is the Magic? 2016/1/18
風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? 2016/6/20
デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping? 2016/10/18
私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? 2017/2/20
青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? 2017/6/20
ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity? 2017/10/18
血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? 2018/2/20
天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow? 2018/6/20
人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly? 2018/10/22
昨日一話目を読み終えた。相変わらず面白い。
で、先週源氏物語の話をしていたのに、それはどうしたのか?という無粋な質問への回答は横に置いて行きたいと思う。単に時期が悪かったということにしたい…ちょほほ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?