2022/08/07 ハガキに銅鐸を貼って
7時50分起床のつもりが8時15分の、毎日朝から息子2におはようを言うためのアラームで起きた。5時台にものすごく降っていたのに、過剰に朝日がキラキラしていて、それが暑さを助長しているようで嫌になる。
どうしても家族が起きてくる前にお礼状を仕上げたくて、取り組む。文面はすぐ出来る。上等の絵葉書で出そうと自分のデスクのところから持ってきた「すぐにいるもの箱」を漁るも、無い。どこにあるのか考えて、いまオットと息子1が寝ている部屋の棚の中、しかもガサ入れしないと出ないと気づく。がっくりしつつ切り替えてnote日記を仕上げて上げる。
息子1起きてきて、昨日洗ってオーバル型の器に入れてラップしておいたシャインマスカットを引っ張り出してもりもり食べる。いただきものを遠慮なく食べるのは子の特権だな、と思う。健やかで良い。そこに信頼がある気もする。信頼がないわけではないけれど、オットは私の貰い物と理解しているので理性的に食べる。
結局、やはり、寝室の棚に上等な絵葉書の袋はあった。文面を書いて宛名を書き、切手。ここは特別な切手の出番だと私一押しの銅鐸の切手を貼った。とても良く出来たつもりで見ると、ものすごく圧が強い。いかんなー。
午後郵便局と買物へ。お礼状は投函した。えらい、わたし、ちゃんとおとなだ、と思う。心から思う。こういうことをちゃんと出来る人になりたかったんだよ、と誰に言うでもなく思う。
夕方、息子1の学校の部活の検索。エゴサのようなもの。コンクール客席で後ろの席から「トロンボーンうまいなあ」と声が聞こえたのを思い出したので。人の声がほしいと思った。しかしなかなかそういうものはテキストになってない。絶対的プレーヤーの部長先輩のことと、女子の制服のことが多い。まあこんなものやろなあと思う。
エゴサはサッとやめて、未読のONEPIECE106巻を読む。期間があくと設定とか全部忘れているお年頃。思い出すのにしばしかかる。
いつもは夕方する掃除機を午前中に済ませたからもう完全に勝利者気分。というか、勝利者。日々の生活を制圧した者としての勝利。
夜、クラシック音楽館を視聴。往年の名演奏特集。ものすごく古い映像でロンドン響だった。どうもこの人たち、よーく見たことあるぞ…ということでガン見してから気づく。デニス・ウィックやんか!
デニス・ウィックにはお世話になっている。特に金管楽器の人は全く無関係で演奏なんて出来ない。私もミュートやマウスピースを持っている。あまりに有名でフルネームで金管楽器アイテムのブランド名で、人名ということを忘れてしまうほど有名。彼自身がトロンボーン奏者であることや存命の神仏であることが置き去りになっているほど。
しばらく前に80年代のロンドン響の演奏をYou Tubeで聞きまくっている時にデニス・ウィックを発見しておおーっと思った折に面子の顔を覚えていたみたい。オットも息子1もデニス・ウィックに関係がある…というか、そもそも元トロンボーン奏者だし子は現役じゃないか。ということでデニスだぞと騒ぐもいまいちな反応。あの、デニス・ウィックなのに、なんて罰当たりな、と憤慨する。73年のロンドン響のマーラー「復活」。指揮はバーンスタインで、古い演奏ながらバーンスタインらしくエモーショナルだと思った。金管楽器は非常に素晴らしかった。デニス・ウィックは自らの名を冠したデニスウィックのマウスピースを使っていて感慨深かった。
デニス・ウィックで騒ぎすぎてテンションがおかしくなったのか寝付けず、1時過ぎまで目がさえて困ってしまう。
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