2022/06/21 ゾンビは一度死なないとなれない
未明から大雨。子が課外なので5時40分に起きると結構な暗さ。今、うちのあたりの日の出は5時10分ぐらいなのでもうすでに明るくなりきっている時間なのに。暗さは厚い雨雲が作り出しているよう。
弁当。
起きて弁当出来るまで、もう本当にゾンビ。リビングデッド。まだ低学年の頃、週末に図書館に連れて行くと鬼とゾンビについてありったけの本を読んでいた息子2に諭すように「ゾンビは一度死なないとなれない」と教えられたことを思い出す。私はさしずめゾンビもどきだ。
ニュースを見ていて気になるのは「特定妊婦」という言葉。北海道でパチンコをするために乳幼児を放っておいて死なせちゃった夫婦の女の方が10代での妊娠で、そのために「特定妊婦」として保健所にマークされていたらしい。特定妊婦は以前からある言葉なのだけど、ニュースや報道の中で特異なものを煽って晒し上げるために使われているように感じて嫌な気分になる。こんな悪いことをするやつは特定妊婦だった、ってな使われ方で。特定妊婦という言葉の定義を見てもまさにそういう意味なのだけど。保護すべき案件だから保護するって感じではなくて危険だから注意する、みたいなニュアンス。かつてあった人権無視の法律に似た、穏やかならざるにおいを感じる。親身なようで全然そうではない感じ。本人のためというより全体のため、って感じがして嫌な言葉に感じる。
このところワイドショーっぽい番組とか、もう侵攻のことはそんなにやっていない。長引いているということもあるけれど、コンテンツとして消費しきったのだろうな、と思う。でもこの動きは多くの人の意識を左右する。やってないから、意識から遠くなってしまう。日本での侵攻の報道、テレビのニュース番組もネット記事も煽り報道ばかりで見る気を失う。欲しいのはお前らが煽り風味をつける前の何があったかということなんだよ、と毒つきつつ、我が家の1日つけっぱなしのテレビは海外ドラマや再放送にチャンネルを合わせている。本当はどこにあるのか、海外のものを見ている。専門用語ばかりでわからんので翻訳にぶち込むと余計意味がわからなくなって、原文と見比べながらになるので疲れる。
ゴミ捨てに、見出し画像のフェイクみかんを出す。ここ7年分の鏡餅についてきたもの。とてもかわいくて取っていたけれど、取っていて何になるのか、と気づいてしまった。午後から晴れてきたのでまた洗濯をする。相変わらず出不精をキメているので、なるべく家から出たくない。どうしてもの用でしか出たくない。家から165歩のランドリーに行くのも嫌。だから晴れ間を見てはちょこっとずつ洗って干す。こんなことでも馬鹿にならない。行かないで済む。
晩飯、蒸し鶏と生野菜、鮭のオリーブオイル漬。家族にはご飯。
この鮭のオリーブオイル漬は鮭のルイベ漬で有名な、あの佐藤水産のもの。信じられなくうまくて驚いた。子供の頃初めてスモークサーモンを食べた時の衝撃と並ぶ。もったいなくて、昔食べたもののようにこんもりと半円にしたレタスに乗せて食べる。
雨ばかりとしか思えない天気予報がその日になるとごろっと変わることが続いている。早寝して夜中にしとしとと雨の音を聞いて、大雨でなくてよかった、と思ったようなおぼろげな記憶があるけれど、いつの記憶だろう。数日前のかもしれない。
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