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NHK交響楽団 白鳥の湖@NHKホール

放送予定 NHKFM N響演奏会
「第2018回 定期公演 Cプログラム」
2024年10月5日(土曜日)午後4時~午後5時50分
曲目
チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲 作品33(フィッツェンハーゲン版)
パブロ・カザルス 鳥の歌 
チャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」

9月27日金曜日午後3時ごろ、自民党総裁に初の女性と期待していたのだが、さにあらず、日経平均先物は急落となった。サナエノミクスを期待していて日本株を買ってしまったのだが、取らぬ狸の皮算用に終わったようです。
今日7時からはN響の演奏会だ。
外に出ると雨降り。仕事が終わった長女と原宿の珈琲店で待ち合わせをしていたのだが、なんと革靴の裏底がベロンと外れてしまった。最悪。
慶弔用にも使っていた黒いバンプスでデパートブランドなのだが酷い。
私が歩けない様子を見て、娘が待っていてと脱兎のように走り出してユニクロで5000円のスニーカーを買ってきた。靴も売っているのか、素晴らしい。
これを履いて、NHKホールまでたどり着けました。やれやれ。
 チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲 作品33
チェロ 辻本玲
9月5日にウェルカムコンサートという、さびだけ聞かせる試食会のような
コンサートがあり、その中で辻本さんがチェロを弾いてくれた。
ですので本編を聞きに来たというところです。
  パブロ・カザルス 鳥の歌
昔、カザルスホールってお茶の水にありましたよね。
これは室内楽用の小さいホールで聞いたらものすごく良かったろう。
私は天井桟敷で聞いていたので。2200円。若い人なら1000円で聞ける。
癒しがあるというか、リラックスして聞けました。心の温泉。
カザルスは世界国際平和デーに国連でこの曲を弾いたそうですが、
27日はイスラエルがレバノンに空爆を始めたので、流石にNHK交響楽団、
次節に応じて平和を願って演奏したかと、深く思える。
 そして想定外に素晴らしかったのが白鳥の湖。これはびっくり仰天
バレエ音楽ってオーケストラピットで演奏されて、観客は踊り手を見るので
邪魔にならない程度というか、結構こじんまりした感じなのですが、これは凄かったです。え、こんな曲でしたかね。華麗でスケールが大きい。
バイオリンのソロ、ハープ、ラッパ、タイコそれぞれツボはあると思いますが、本当にどこを取っても欠点がないのではないかと思う。華やか。
指揮は尾高忠明さんで、放送では子供の頃から何度も聞いているはずですが
本物は初めてで、なんだろう、終盤にかけてオーケストラの盛り上がり方が尋常ではない。バランスがとても良かったし、同僚のソリストを盛り上げる気づかいというか阿吽の呼吸が心温まる。
終わった時の拍手とブラボーの嵐。尾高さんはオーケストラが引けた後もあいさつに舞台に出られた。なんか控えめなのだが実がありすぎる。
「明日も行きたい」と娘は言っていたのでやはり相当良かったのだろう。
素晴らしい。帰る道すがらは、外国人が多かった。どや、という感じ。
日本の国に良いオーケストラがあって、気軽に聞けるのはありがたいです。
いくら技術が発達してもデジタルの音とそこで人間が紡ぐ音は違いますよ。
生々しい権力の争いを見た後だったので、なんか一丸となった芸術で心が洗われました。次はくるみ割り人形、金平糖の踊り、花のワルツ、とか聞いてみたい。以外に敷居が低いところでお勧めです。
あとホールに岡本太郎の壁画があるのでこれも必見です。。
※FMで放送があるようなので追記しました!

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