2020年度入社の新卒社員に向けた訓示
訓示
ご入社おめでとうございます。
星の数ほどある会社の中から、AACまたAAC-Gを選んでくれたことを心から感謝します。本当にありがとうございます。
今日入社された10人に、社会人として成長していく上で必要なことを4つ伝えます。
この4つのことは、毎年、新入社員として入社する皆さんに伝えていることで、私が成長していく上で、最も必要と感じている4つのことです。
この4つは内定式の時にもお伝えした内容ですが、何歳になっても、どんな役職になっても、またどんな職種を担うことになっても、そして、どんな会社でどんなキャリアを描いていくにしても、10人が成長していく上で必要な事柄です。
一生に一度しかない、学生から社会人になるタイミングに聞いたこととして、心に留めておいてください。
1)常に能動的・積極的であること
どのような事柄にも常に能動的・積極的でいてください。
会社に入ると新しいこと、初めてのことばかりです。しかし新入社員のみなさんが受け身でいると、新しいこと、初めてのことを吸収することができません。常に能動的に仕事を受け入れる姿勢、周りとかかわっていく姿勢をもってください。
仕事というものは掛け算で成り立っています。皆さんと仕事が掛け合って、初めて1とか2とかになります。
つまり、みなさんがゼロだと、どのような数字を掛け合わせてもゼロにしかなりません。つまり、みなさんが1以上の状態、常に能動的・積極的でいてください。
2)常に当事者意識を持つこと
どのような事柄にも、常に当事者意識をもってください。
入社してから目の前で起こる出来事は、すべて皆さんを含んだ現実の出来事です。新聞の中の出来事でもなければ、テレビの中の出来事、インターネットの中の出来事でもありません。みなさんを含んだ現実であり、事実の出来事です。
それらの出来事を、良い出来事にするのにも、残念な出来事にするのにも、みなさんが関わっています。
テレビやインターネットの中の、客観的な出来事ではなく、自分自身を含んだ現実の出来事であることを忘れないで、常に当事者意識をもって取り組んでください。
もうひとついうと、当事者意識を持ち、主体的に活動をすれば、自分たちの取り組みや行動が、世の中を変えることにも繋がるということです。
人生限られた時間の中で、どうせ仕事をするなら、どうせ食べるために働くのであれば、当事者意識をもって物事に接して、世の中を変えるひとりになって欲しいと考えています。
3)常に素直で謙虚であること
どんな時も、常に素直で謙虚でいてください。
人はある一定の経験をすると、モノゴトに対して勝手に「こういうものだ」「あいうものだ」と決めつけて判断してしまいます。
このように決めつけて判断することで、せっかくの新しい学びの機会や成長の機会を失ってしまいます。
学びや成長の機会は、周りのいたるところに有ります。その学びや成長の機会を、「ああ、知っている、知っている、あの面倒なやつでしょ」とか、「これは出来ないよ」と決めつけてしまうと、学びも成長もありません。
つまり、その学びや成長の機会を感じられるかどうか、そのチャンスに気づくかどうかは、素直な気持ち、謙虚な気持ちがあるかどうかにかかっています。どんな時も常に素直で謙虚でいてください。
4)常に可能性を信じること
常に可能性を信じることです。
世の中、世界、会社を変えることができる人は、有名人でも、すごい人でも、単に経験が長い人でもありません。
どのような出来事にも“できる”と可能性を信じて、世の中、世界、会社が変わるまでやり切った人です。そして、それをやり切った人が、有名人やすごい人、会社の核となる人物になっていくのです。
私は、皆さんに、そのやり切った人になって欲しい。
そして有名人、すごい人、会社の核になる人になって欲しいと考えています。
社会にでると、モノゴトの不可能さを自信満々と話をする大人がいます。みなさんにはそのような大人になって欲しくない。
みなさんには、困難や課題に対して、その不可能さを提唱する側ではなく、それらを乗り越え、可能にする側にいて欲しい。
どのような課題や困難でも、常に可能性を信じて取り組んで欲しい。その可能性を信じて行動することで、必ず不可能は可能になります。可能性を信じて果敢に挑戦している人には、人が寄ってきますし、周りから助けられます。
不可能さ、不服さ、自身の要求だけを提唱する人には、人は寄ってきませんし、誰にも助けられません。
以上、今日伝えた4つ
「常に能動的であること」
「常に当事者意識を持つこと」
「常に素直で謙虚であること」
「常に可能性を信じること」
を忘れないで心に留めておいてください。
みなさん今日から社会人です。
みなさんのこれからの活躍を心から期待し、応援しています。
株式会社アクティブアンドカンパニー
代表取締役社長 兼 CEO 大野 順也
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