最近の若い子って”お金を稼ぐ”のが上手い。
というか、最近の若い子にとって”お金を稼ぐこと”って難しいものではなくなってきているんだろうなぁって感じる。
例えば、プログラムを書いたり、システムを作ったり、動画を制作したり、大規模に仕入れをしてフリマサイトを使って売買したり。などなど。
最近の若い子たちにとって、お金を稼ぐ行為は、昔と比較すると非常に簡単なことになったように感じる。
昔は会社や何かの団体に所属しないとお金を稼ぐことは難しかった。
しかし最近は、インターネットやSNSを通して、情報を収集したり、仕事の依頼をもらったりする事で、稼ぐ口や稼ぐ方法はいくらでもあるんだろうなぁって。
なので、会社に所属する意味って、昔に比べると、その意味はどんどん薄くなってきている。また変わってきてるんだろうなぁって思う。
だって、会社に所属しなくても“食べていける”んですから。
その昔は、会社やそれに類する団体に所属することで、稼ぎやすくなったし、また生活も安定した。
だから、会社という存在が重宝されたし、会社で働くというビジネスシステムが当たり前になった。
何が言いたいか?を少し解説する。
例えば農家。
その昔、農家の人たちは、朝早く起きて畑に出て夕方遅くまで畑を耕して働く。そしてその畑から獲れた農作物を販売して生計を立てていた。
想像するに容易いと思うが、作った農作物が全て売れるわけでもなければ、そもそも安定的に収穫できる約束もない。もちろん気候や天候にも左右される。農作物の価格が乱高下する不安定な生活が普通だった。
農家で働くこと、農業を続けるということは、朝から晩まで働くと共に収入は不安定な環境。
つまり、
今から見ると過酷そのものだった。
そこに会社というモノが現れた。
農村の近くに工場(会社)ができ、8時〜17時まで勤務できる人を募集して雇用した。
工場で勤務することで、
8時〜17時まで働けばよくなり、日の出と共に起きて夕方遅くまで働かなくてよくなった。
毎月決まった時期に給与が支払われるので、農作物の収穫や売れ行きを気にしなくてもよくなった。
つまり、会社というところで働くことで、その過酷な労働や生活の不安定さを解消してくれた。
なので、農業から会社勤務へ人が流れた。
これが会社で働く価値だったように感じている。
しかし今はこの価値や構図が崩れてきていると感じる。
会社で働かなくても稼ぐ方法はある。またメディアで報道されているような過重労働が話題に上がる会社という環境は避けたい。
最近の若い子たちにとって、今の会社という環境は、“昔の農家のようなモノ”であり、会社で働く意味は薄くなってるんだろうなぁと思う。
じゃあ会社勤務は無くなるのか?というと、そうは思わない。
今、会社に求められてることは、会社に勤務する意図や目的を、時代と共に見直すことなんだと思う。
つまり、
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会社に勤務しなくても稼げる人たちが、会社という環境で働く意図や目的を再定義をすること。
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こんなことがどこの会社にも求められていると感じる。
じゃあどのような内容に再定義するのか?
その糸口はいくつか見えてきている気もしている。
それは、ひとりでは出来ないことや、大きな社会課題にインパクトできるようなこと。など。
例えば、最近のSDGs/ESGといった取り組みに対して、最近ではかなり理解が浸透したものの、古い世代は“どうやって儲けと繋げる?”“ボランティアと何が違う?”と疑問符を付けてた一方で、最近の若い子たちは関心を強く示すのも、こういう背景があるのかも知れない。
「最近の若者は分かってない」と古い世代は言うが、本当にわかってないのは古い世代であり、その世代がビジネスシーンではマイノリティになりつつある事実も理解しないといけない。
そのうち「最近のおっさん」って言われる日も、そんなに遠くない気がする(笑)
最近の若い子たちからこそ、学ぶことが非常に多いと思う。
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