若手の面談や新卒の面接をする中で、「事業を任せてもらえるチャンスはありますか?」と言われることが、最近ちょこちょこ増えた。
弊社は、老若男女問わず、仕事を任せるスタンスで接するようにしているので、上記の問いに対する答えは「YES」となると思う。
ただ、「事業を任せてもらえるチャンスはありますか?」という、この問い。
多面的に捉えた上で、この問いを立てている人は、極めて少ないように思う。
”事業を任せて欲しいという人の目線”としては、
▼本人の目線
・いろいろな経験ができキャリアに繋がる可能性がある
・事業の責任者になれる可能性がある
・自分の裁量で事業を推進することができる可能性がある
・同世代よりも高い収入を得られる可能性がある
およそこんなところだと思う。
ただ、”事業を任せる側の目線”がごっそり落ちているケースが多い。
事業を任せる側の目線でいうと、
▼経営者や株主の目線
・自分よりもその領域に見識がある(増やしていく気概がある)かどうか
・指示がなくとも自らで事業を推進し市場に沿って変化もさせられるかどうか
・どのような状況になっても事業を推進しきれるか
・成果を出すことを第一に考えられるかどうか
・投資した分のリターンが得られるか
・ずるいこと(コンプラ違反)しないか
・逃げないか
事業を任せる側の目線も踏まえて「事業を任せてもらえるチャンスはありますか?」という問いだったら、恐らく「No」という経営者はいないんじゃないかな。って思う。
事業を任せる側の目線を持った人が、たくさん増えると、成功する人も増えると思う。
そうなると、毎日の仕事も楽しくなりますね。