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母から父へ、育休を引き継ぐ。

夫が2ヶ月間のフルタイム育休に入りました。ついに、やってきましたこの日が!

フルタイムで仕事をしながらだと、育児の大変さや醍醐味が感じられないと常々思っており、私が育休復帰する際に、入れ替わりで夫には絶対にがっつり育休を取ってもらおうと思っていました。

ドイツの育休制度を少しばかり

幸いにも、ドイツは両親双方が育休を取るように、育児休業手当が配分されるようになっています。

片親だけ育休をとる場合、育児休場手当は最大12ヶ月支給。両親共に育休をとる場合は、最大14ヶ月まで延長される。

私の育休からの復帰、夫の育休入りに当たって、育児の引き継ぎでやってよかったことをまとめておきます。

ちなみに、夫の育休取得事の息子の月齢は1歳0ヶ月。日中の授乳はかなり減っており、離乳食/幼児食中心の生活中。母親じゃないとできない授乳がないので、父親のみで育休取得しました。

父親が育休を取る場合、猫の手も借りたい新生児期に母親と同時に取得するか、乳児から幼児に移行する1歳前後に母親からバトンタッチするのがベストタイミングな気がします。

育休引継ぎ週間を設ける

私の育休最終週、夫が有給を使って休んでくれました。夫はそのまま育休に入るので、育休の2ヶ月に追加で1週間、仕事から離れることになります。

この1週間を、育休の引き継ぎ週間とし、母子分離と育児の引き継ぎアレコレを行いました。

この追加の1週間は、本当にあってよかったです。私にとっては、育休の終了前に親子3人でゆっくり過ごす、必要な時間だったとも思います。

1日のスケジュールの可視化

育休引き継ぎ週間が始まる前に、1日のスケジュールをGoogleDocsにまとめておきました。

ドキュメントには、何時に起きて、何時に食べさせるのか。何を食べるのか、を細々と書き連ねておきます。

育休引き継ぎ週間の開始時に、二人でこのドキュメントを見ながら、1日のスケジュールの確認をしました。そして、引き継ぎ週間中には夫がメイン、私がサブで、息子の1日スケジュールをこなしていきます。

1日のスケジュールをドキュメント上に可視化したことで、育休引き継ぎ期間終了後も夫はこの1日スケジュールを参考に育児をしていました。

我が家の息子は、食べムラがある子なのですが、夫はこの1日スケジュールに、息子がよく食べる食事レシピを追加。最終的にはただの1日スケジュール表だけではなく、息子の1日スケジュール+食事レシピのドキュメントと進化を遂げていきました。

病院やら習い事やらの情報共有

育休中は、検診やら予防接種やらには、育休中の人が息子を連れて行きます。私が育休中、基本的には病院やら習い事に連れて行っていたので、その引継ぎも、引継ぎ期間中にやりました。

コロナ禍のため、病院は子供の付き添いは片親しか認められません。そのため、散歩ついでに、かかりつけ医の場所を外から確認しに行きました。

あと、病院に行く時の必要書類の情報共有も。(ドイツでは、母子手帳の代わりに子どもの発育を記録していく子ども手帳のようなものがあります。それとは別に、予防接種パスポートも有り。)

夫に育休取ってもらってよかった!

このような感じで、引き継ぎを行い、夫はスムーズに育休に入り、私はすんなりと仕事に復帰することができました。

育休引き継ぎ期間のおかげで、恐れていた母子分離も、案外問題なく進みましたし。これは、育休に入る前から、夫と息子がたっぷり遊んでいて懐いていたから、というのもあると思います。保育園入園時にある、本格的な母子分離、父子分離はまた違ってくるのでしょう・・。

夫が育休に入る前、夫の育児への関心が私より低めに感じていて、そこに不安を感じていました。だからこそ、どうしても夫にも育休を取って欲しかったのですが、やっぱり2ヶ月間だけとはいえ、育休を取ってもらってよかったです。

週7で育児をがっつりすることで、夫の育児への関心度が俄然上がりました。夫は私とは別の人間。育児のやり方も、また違います。夫の育休中に、夫がメインで育児をすることで、私が育児であまりうまくできていなかったことが改善することができたりもしました。

では、最後にもう一回。夫に育休取ってもらって、本当によかったー!


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