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【ベルリンの保育園】親が15時に子供を迎えに行く理由

1歳の息子がベルリンの保育園に通い始めて、もうすぐ半年になります。感染症のための保育園休園に、息子の体調不良によるお休み期間もありましたが、保育園に楽しく通ってくれるようになりました。

私は、ワーママ事情に興味があるので、日本とドイツの働くお母さんのポッドキャストを聞いたり、YouTube動画をよく見たりしています。

最初は、日本の保育園のお迎え時間にびっくりしました。フルタイムで働くママは、18時や19時にお迎えに行くんですよね。

何故なら、ベルリンの保育園は0歳〜3歳未満が通う保育園(Kinderkrippe)では、親は15時台ににお迎えに行くから。どうしてお迎え時間が早いのか、理由をあげてみます。

16時前に、ほとんどの子供が帰ってしまうから

逆説的ではありますが、ほとんどの保育園児は親が16時前に迎えにきてしまうので、16時以降は園児がほぼいなくなります。

一度だけ、用事が長引き16時半に息子を迎えに行ったことがあったのですが、プレイルームには息子ともう一人の男の子しか残っていませんでした。早番の先生も、もう帰ってしまっているので、先生の数も少なく、なんとなく寂しい雰囲気が・・。

16時以降には、園児が基本帰ってしまうので、親たちは16時前に迎えにいこうとするわけです。

フルタイムで働かなくても金銭負担が少ないから

でも、16時前にお迎えに行くということは、9時始業18時終業の仕事で働くのは難しいですよね。今は、在宅勤務が主流になりつつあるので、通勤時間の分時間を取られなくなったのはよいですが。

私を含め、小さな子供がいる家庭では両親のどちらかが時短勤務をしている場合が多いです。時短勤務にすると、その分給料が少なくなってしまいますよね。

ベルリンの保育園は、現在基本的に保育料が無料(食費だけ実費徴収、保育園により他に施設料などかかるところも有り)なのです。そのため、保育料の負担が家計にのし掛からないため、時短勤務でもやっていけるというわけ。

また、子供がいる家庭は、子なし夫婦や独身者より税負担も少なくなります。そのため、子育てしている親は、働く時間を短くしても、金銭的な負担がのしかかりにくいのもあります。

以前、アメリカの保育園は、高額な保育料がかかるため、働いた給料のほとんどが保育料に飛んでしまうという記事を読みました。ベルリンでは、その心配がないので、時短勤務で働き、仕事の後は子供と過ごす時間に充てる人が多いのです。

もちろん、時短勤務で働くということはキャリア的な面から見ると好ましくないでしょう。そのため、子育てしながら、両親ともフルタイムで働く人ももちろんいます。その場合は、祖父母を頼ったりベビーシッターを雇ったりして、早めのお迎え時間に対応しているようです。

保育園お迎えの後の過ごし方

さて、話はそれますが、15時にお迎えしたあとはみんなどうやって過ごしているのでしょう。冬の間は、お迎えの後、みんなそそくさと家に帰ります。日照時間が短いため、すぐ暗くなるし、寒いので。

春以降は、日照時間が長くなると、保育園後は近くの公園で遊ばせてから自宅に帰ることがほとんど。お友達とお約束をして、プレイデートをすることもしばしば。

私は、15時まで集中して働き、その後は子供と過ごす時間を持てる、ベルリン保育スタイルが気に入っています。

ではではー。


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