ハーフの子供だから可愛いの?
現在、ドイツで0歳児の息子を絶賛子育て中です。息子は、スペイン人と日本人のハーフ。
最近は、国籍の違う親を持つ子をミックスと呼んだりしますね。私もハーフという呼称はあまり好きではないですが、まだまだハーフの方が通じやすいのが現状なので、ここではハーフという呼称を利用します。
ハーフの子は、よく可愛いと言われますね。
私も妊娠中によく、ハーフの子供だから絶対可愛いね!とよく言われたものです。内心では、「ハーフじゃなくても、可愛いに決まってるし!」と思ってましたが。
ちなみに、こう言われたのは日本にいる日本人の友達だけでした。
ベルリンには、色んなバックグラウンドを持った人がおり、ハーフの子供も大人も、いまの日本とは比べ物にならない数で存在しています。そのため、ハーフだから可愛いという概念がないのだと思われます。
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いわゆる、私たち日本人が考える可愛いハーフの子供というのは、欧米人と日本人のハーフで、欧米人の顔立ちをしている場合が多いかと思います。眼が大きかったり色が違ったり、鼻が高かったり、等々。
でも、欧米人と日本人のハーフの子供だって、全員がこういった上記のような「可愛い」特徴を持って生まれてくるわけではありません。
親が欧米人と日本人でも、子供は和風で醤油顔の子もいます。こういった場合、残念ながら、多くの場合「ハーフだから可愛い」には当てはまりません。
ハーフだからこういった外見であるべき、という目で見てしまうと、その子の魅力を見失ってしまう可能性があります。
まだまだ、「ハーフの子は可愛い」という風潮があるのは事実ですが、出来るだけ多くの人にハーフの子達を安易に「ハーフだから〜」という色眼鏡で見ないようにしてほしいと思うのです。