パパ・ママ休暇のススメ
先週、2年ぶりに会社のサマーパーティーに参加してきた。4歳の女の子のママである同僚と育児よもやま話に花が咲いた。特に盛り上がった話題が、「ママ休暇」についてである。
彼女は、この夏4日間女友達と三人でプラハにママ休暇で旅行に行ってきたそう。ママ休暇という名前通り、娘さんはベルリンにいる夫に託して。
4日間、スケジュールは緩めに組んで、朝ゆっくり起床し、夜にも出歩いたり、と幼児持ちの母親が普段できない時間の過ごし方を楽しんできたと言っていた。
ママ休暇を取るという考えが新鮮で、うらやましくて、衝撃的で。どうやってママ休暇を夫婦間で勝ち取ったのか、突っ込んで質問してみた。
私「どうやって夫を説得したの?」
ママ休暇を取りたいと全世界のママを代表し、聞いてみた。
同僚「あ、彼もスペインに4日間友達と旅行に行ってきたの。パパ休暇ね。その間娘は私とベルリンで過ごしたから、その次に私がママ休暇を取らせてもらったんだ。」
ほう。パパもママも順番に休暇を取ったのなら納得だ。順番に休暇を取れば、不公平感もない。
同僚「夫はスペインでのパパ休暇後、心底リフレッシュして帰ってきたの。親としてのせわしない休暇ではなく、ときには親だって自分の休暇の時間を持つことって大事だと思ったわ。」
確かに、子供と一緒に休暇で出かけると、リフレッシュするというよりは、疲れが増すことの方が多い。きっと、多くの親たちの頭には、何をするにも、子供が楽しめるかが念頭にあるはず。親が楽しめるか、二の次だ。
特に、この夏は私たちは息子を連れて、ありとあらゆる場所に遊びに出かけた。とても楽しかったし、息子の笑顔を見れるのは何よりの喜びでもあった。
でも、自分たちの時間は、ほぼ皆無だった。毎日疲れ果てていた。夫婦どもども体調も崩してしまったほど。同僚のママ休暇体験談が、私たちにも、パパ休暇とママ休暇が必要だと気付かせてくれた。
近々、夫にパパ休暇・ママ休暇の提案をしようと思っている。この文章を読んでくれたパパ・ママさんも、自分たちの休暇について考えてみてはいかが?