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選択の自由

近年嘆かれている、少子化問題。
そのために、国がいろいろな政策を考えていますよね。

・子ども手当(第3子以降)の増額
・多子世帯の子どもの進学の援助
・出産一時金の増額 
・育児休業の改革
・不妊治療の助成  …等々
他にもいろいろあるとは思いますが、偉い人たちが頭を働かせて考えた政策なのでしょう。

政策が出ると、SNSでさまざまな議論がされますよね。
なんと言っても、私は現在3人の子がいて4人目妊娠中なので、こういった政策は気になります。
なので、SNSでもそういった議論が目に入りやすくなります。

そこで、出てくるのがお子さんが2人までの家庭と、3人以上いる家庭での分断・論争。
子どもを産まない選択をした女性の論争。
不妊治療をして子どもを授かった人の投稿。
私が興味のある話なので、私だけかもしれないけど、よく目に止まります。

私は4人きょうだいで、昔から「赤ちゃん=可愛い」といった印象もあり、自然と「いつか結婚して子どもを持ちたい」と思うようになりました。
その後、成長するにつれ動機は不純になっていくのですが、その話は過去の投稿やらに書いていると思うので、ここでは割愛します。

なので、高校を中退して働き出してから付き合った人とは自然と結婚を視野に入れて交際していたし、特に仕事に対して熱い思いを持っている訳ではなかったので(というかやめたかった)、早く結婚して子どもを持ちたいと思うようになりました。

そして、当時付き合っていた元夫と子どもを授かり結婚。
その後はいろいろありまして、その人とは離婚という結果になりましたが、現在はありがたいことに再婚をし、その後3人の子を授かり今に至ります。

自分と夫の希望もあったので、3子産むことは私たちの中では自然な流れでした。
なので、子育て政策に納得がいかなくても、多子世帯に自然となっていたことでしょう。
大体の3人以上いる家庭では、そんな感じなのではないでしょうか。
「特に政策には期待はしていないけど、産みたいので産みます」と言った具合に。

なんでこんな話をしたかというと、「産んだら1千万円や、子ども3人以上の家庭は学費無料と言った発言は、女性を産む機械としてしか見ていない」というSNSの投稿が目に入ったからです。

そこで私は考えた。
「私は自分のことを『子ども産む機械』だなんて思ったことはないけど…」

だって、私は子どもを望んでいたし、今の医療の現状では子どもを望むなら私が産むしかないし…。
確かに、妊娠中や出産・産後はしんどいけど、それを乗り越えても子どもを望んだのは自分。
こう思ったんですよね。

確かに、男性が産めるようになったり、人が産まずに何かに頼ることができればいいのかもしれないけど、現状は女性が産むしかない。
1家庭に3人以上子どもが居ないと人口は増えない。
こう言った現状や社会構造上、多少仕方ないことはあるのかなと思います。

そんな私も、産みたくないや産まない選択をした人のこと、子どもを持たない選択をした人のことをとやかく言うつもりは毛頭ありません。
だって、妊娠・出産なんて命懸けだし、産んで終了!とはいかないし、自分が苦しいと思う選択をしてしまっては、子どもも本人も苦しいし誰も幸せにならないと思うから。

なので外野から「女性は子どもをたくさん産んでください!!!」とか無責任に言ったり「産まない女性は云々…」みたいに言う人は、少し、というか結構苦手。と言うか嫌い。

子どもは1人。とか2人っていう人にも特に何も思わない。
その人たちの家族計画や人生設計があるだろうし。

「子どもが3人いて、4人目妊娠中で‥」なんて話すと「えー!すごい!私は1人が限界で、でも4人目なんてすごいです!」と言われることもあるけど、その人と私のキャパは違うし、そもそも子どもが1人、2人、3人での忙しさの質や悩みの質が比べられないと思う。
逆に私は1人っ子家庭とかだと尊敬する。

とにかく、産まないも産むも、何人産むも、その人の選択で、どれも全部大切にしたらいいと私は思う。

ただ、もう少し、産みたい人を支援する政策が増えたらいいなとは思うけど。

みんながもっと、選択をしやすくて、その選択を大切にできるような社会になればよりいいと思うんだけどなあ。

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